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PC関連スレ
917
:
荷主研究者
:2011/02/27(日) 12:20:40
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110216t12012.htm
2011年02月16日水曜日 河北新報
次世代スパコン用ケーブル全量受注 イワサキ通信、生産着々
急ピッチで生産が進む次世代スーパーコンピューターの通信用ケーブル=イワサキ通信工業栗駒工場
理化学研究所(理研)などが神戸市で開発を進めている次世代スーパーコンピューターの通信用ケーブルの製造を、宮城県栗原市のイワサキ通信工業が全量受注し、急ピッチで生産を進めている。同社は工場を増設、世界最高レベルの性能に寄与できるよう万全の体制で臨んでいる。
理研のスパコンは、2012年完成予定。09年の事業仕分けで事実上の凍結判定を受けたが、科学者や産業界からの強い懸念を受け計画が継続された。
計算性能は毎秒1京(1兆の1万倍)回という世界最速、最高レベルを目指して、富士通と共同で製造。演算方式は「スカラー型」と呼ばれるタイプで、データを細かい単位で順次処理する中央演算処理装置(CPU)チップ約8万個をつなぐシステムを採用している。
同社が担うのはCPUチップ間や、チップ約100個が入ったコンピューター800台をつなぐ通信用同軸ケーブル。「スパコンが正常に動くか動かないかを左右する重要な部品」(同社)で、大手コネクターメーカーを経由して20万本を受注した。医療用同軸ケーブルでの加工技術が高く評価され、2008年12月に生産の打診があったという。
受注後には、栗原市の栗駒工場の隣接地を購入し、生産設備と合わせて約3億円で新工場(床面積約360平方メートル)を建設。人員も約80人から約180人に増強した。10年5月から量産を開始し、ことし5月中には納品が完了する。受注額は約13億円の見込み。
受注した製品は毎秒10ギガビット(ギガは10億)という高周波信号に対応するため高い加工精度、誤差のない電気特性が求められる。個々の製品に認識番号を付け、製造日時、検査データなどの履歴が自社のサーバーに記憶され、トラブルにも迅速に対応できる体制を取る。
菅原新一社長(59)は「万が一、欠陥があったらスパコンの命取りになる。責任の重さに怖さを感じているが、成功の喜びは何ものにも代え難いはず。最高の製品を提供したい」と話している。
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