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PC関連スレ
2565
:
とはずがたり
:2021/09/04(土) 17:32:07
Winny開発者、金子勇逝去42歳
2013-07-09 21:03:22
https://ameblo.jp/str-mn/entry-11569561278.html
弁護士ドットコム 7月9日(火)20時40分配信
2011年12月、無罪確定後に記者会見したときの金子勇さん
ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇さんが7月6日、急性心筋梗塞で死去した。42歳。ネットではその早すぎる死を惜しむ声が沸き起こっているが、ここでは、金子さんと深い関わりのあった弁護士の追悼の言葉を紹介したい。
金子さんは卓越したソフトウェアの開発力によって高く評価されたが、2004年5月、Winnyの開発をめぐり著作権法違反幇助の疑いで逮捕された。一審の京都地裁で有罪判決を受けたが、二審の大阪高裁は逆転無罪の判決。2011年12月に最高裁が検察の上告を棄却し、無罪が確定した。
…
金子勇氏とWinnyとともに日本が失ったもの
7月6日、ファイル共有ソフトWinnyの作者、金子勇氏が急性心筋梗塞で死去した。享年42歳。あまりにも早い死だった。警察が彼を逮捕し、Winnyを葬り去ったことによって日本が失ったものは限りなく大きく、もう取り戻すことはできない。
Winnyは、2002年に開発されたP2Pソフトウェアである。P2Pというのは、インターネットでサーバを介さずにパソコン同士で直接ファイルをコピーするシステムで、1999年にアメリカで開発されたナップスターが最初である。これは著作権法違反として禁止されたが、その後も世界各国でP2Pソフトが開発された。
Winnyもその一つだが、著作権法違反に問われるおそれがあるため、金子氏(当時は東大助手)は2ちゃんねるに「47」という匿名でプログラムを投稿した。これは大量のデータをコピーするために多くの中継点に部分的なキャッシュ(一時コピー)を残し、次にコピーするときはそのキャッシュを集めて速度を上げるなど、当時としても先進的な技術を使っていた。
しかしWinnyを使って映画をまるごとコピーするなどの事件が頻発し、一時はネット上の通信量の半分以上をWinnyが占めた。ウイルスができてパソコンのデータを流出させる事件も起こり、京都府警のパソコンもWinnyのウイルスに感染して容疑者の名前などのデータが流出した。これはWinnyそのものの問題ではないが、次第にWinnyを問題視する風潮が広がり、政府はWinnyの使用をやめるよう呼びかけた。
京都府警は2004年、著作権法違反「幇助」の容疑で金子氏を逮捕した。P2Pソフトの利用者を違法とする判決は世界に多いが、開発者が逮捕されたのはこの事件が初めてだった。これは世界的な反響を呼び、ちょうどアメリカでは銃規制が問題になっていたため、ローレンス・レッシグ(ハーバード大学教授)は「違法コピーの道具の開発者が逮捕されるなら、銃の製造・販売業者はすべて殺人の幇助で逮捕すべきだ」と主張した。
一審の京都地裁は金子氏を有罪としたが、二審では逆転無罪となり、2011年に最高裁が検察側の上告を棄却して無罪が確定したが、このときはもう遅かった。金子氏の逮捕で「P2Pは違法だ」というイメージが広がり、日本ではP2Pシステムの開発が止まってしまったのだ。それどころか検索サーバにキャッシュを置くのも違法だといわれ、検索エンジンの開発も止まった。
その間に世界では、P2P技術を利用したIP電話、スカイプが普及し、今では国際通話のほとんどはスカイプで行なわれるようになった。これで使われたのが、金子氏の開発したキャッシュ技術だった。他にもこの技術はサーバ間の転送などに使われており、もしWinnyが合法的に改良されていれば、日本から革新的なビジネスが出たかもしれない。
しかし金子氏が逮捕されてから無罪が確定するまでの7年間に、日本のP2P技術は壊滅し、Winnyの改良も禁止されたためウイルスが蔓延した。その後、著作権法の改正で検索などに使うキャッシュは合法とされたが、すでに日本から検索エンジンは姿を消していた。スカイプはマイクロソフトに85億ドルで買収されたが、金子氏は職を失い、最近やっと東大の特任講師に復職したばかりだった。
日本でも著作権団体の政治力が強いため、著作権法の運用はきびしくなる一方だ。TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉では、政府はアメリカに同調して著作権の保護期間を著作者の死後50年から70年に延長する方針とも伝えられているが、これは逆である。世界的には、著作権の過剰保護でイノベーションが阻害されているという反省も強い。日本はユーザーの自由を守るために著作権法を緩和する方向で交渉すべきだ。
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