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PC関連スレ
2188
:
とはずがたり
:2017/06/11(日) 09:55:21
>>2187-2188
ソレキアは創業時から富士通製品の販売や保守を手掛け、富士通から40億円の商品を仕入れ、売上高の18%に相当する36億円を富士通の関連会社の富士通エフサスに販売している。16年9月期末現在、富士通はソレキア株の2.7%を所有する第9位の株主にとどまるが、9人の取締役のうち、副社長、専務など4人を送り込んでいる。人的側面から見れば富士通が完全に支配している会社なのである。
とどのつまり、富士通は、年間取引額が40億円のソレキアを完全子会社にするのに36億円のTOB費用を投じることが合理的な経営判断に基づくものかが問われたわけだ。「メンツや天下り先を失いたくないからだけではないのか」との批判が市場では高まっていた。
兜町に乗り込んできた佐々木氏の狙い
佐々木氏は、バブル紳士の生き残りの1人だ。1955年9月26日、東京・青ヶ島の生まれ。村長を務めていた父親が菜食主義者(ベジタリアン)だったことから「ベジ」と名付けられた。15歳で島を離れ、都内の高校を卒業。75年、20歳でフリージア家電を創業。89年度には家電の安売りで年商200億円をあげるまでに急成長。秋葉原の風雲児と評された。
90年、35歳のとき、米化粧品メーカーのエイボン・プロダクツの日本法人に450億円で買収戦を仕掛けたが、エイボンの株価が急落したため10億円のペナルティーを払って撤退した。91年、36歳で、経営難に陥っていた東証2部上場の谷藤機械工業を買収した。これが現在のフリージア・マクロスである。社長の奥山一寸法師氏は佐々木氏の実弟だ。
だが、通信販売会社のピーシーネットが97年9月、東京地裁で破産宣告を受けた。個人として560億円の債務保証をしていた佐々木氏も破産宣告を受けた。以降、佐々木氏は経済・産業界の表舞台から消えていた。
その佐々木氏が兜町に戻ってきた。この間、佐々木氏は民事再生法を申請した企業の再生請負人として、経営破綻企業を次々と買収。現在、佐々木氏が関与する企業はフリージア・マクロスを核として55社に及ぶ。
佐々木氏がソレキアを買収した狙いは何か。TOB期間中、米通信社ブルームバーグは4月25日付記事でこう報じた。
「佐々木氏は台湾の投資家と組み、日本で経営陣による自社買収(マネジメント・バイアウト、MBO)を支援するファンドの設立を進めている。立ち上げ時のファンドの規模は100億円程度を見込む。(中略)今回のソレキア買収は『1つのテストケースとしている面もある。だから、私は勝たなくてはいけない』と佐々木氏は語った」
秋葉原の風雲児は、今度は兜町の風雲児としてM&A(合併・買収)旋風を巻き起すことになるのだろうか。
ちなみに、富士通のTOBに応募した株数は35万7765株あった。富士通がTOBの成立の要件(下限)とした株数は44万5924株で、応募株数が下限に届かなかったため、1株も買わないことにしたわけだ。
一方、佐々木氏側への応募株数は28万5499株。富士通より少ないが、下限を設けていなかったのでTOBは成立した。
富士通の本気度が試される結果となったといえるかもしれない。
(文=編集部)
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