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PC関連スレ

1876とはずがたり:2016/08/03(水) 15:20:48
>>1874-1876
 図3は、2015年に京都で開催された半導体の国際学会VLSIシンポジウムで、ARMが発表したIoTセンサ用のプロセッサである。プロセスノードは180nmだが、プロセッサとバッテリや太陽電池を内蔵したモジュールは8.75mm2しかなく、コインの厚さ程の大きさしかないことが分かる。そして、データの保持に必要な電力は僅か80nW、データを1回読み込むのに必要なエネルギーはたったの11.7pJである。このようなセンサが、2020年以降に毎年1兆個、世界にばら撒かれるのである。

2015年のVLSIシンポジウムでARMが発表したIoT用プロセッサ

 2011年のARMの発表通り2020年にARMのIPが300億個のプロセッサに使用され、1兆個のセンサに搭載されるプロセッサのうち半分にARMのIPが使われたとする(この数は相当に過小評価している)。

 その際、300億個のネットデバイスには「1個10円」、1兆個の半分のセンサに搭載されるプロセッサには「1個1円」(恐らくセンサは極めて安いはずだから)の税金が徴収されるとすると、ARMの収入は、8000億円になる。

 そして、500億個のネットデバイスや1兆個のセンサは、年々、増加していく。コンピュータの性能が全人類の能力を超えるとされる2045年には、250兆個のセンサが世界を覆い尽くしているという予測もある。もし、この半分にARMのIPが使われているなら(これも相当低めに見積もっているが)、125兆円の税金がARM(つまりソフトバンク)に入ってくる計算になる。

 ARMの年間の税金収入が年間1兆円を超えるのは時間の問題であり、買収価格3.3兆円などは、あっという間に回収できるだろう。

 このような簡単な算出からも、ソフトバンクの株価下落やそれを支持するコメントや買収価格が高すぎる批判やARMの実情を分かっていないなどと言う批判は、まるで当っていないことがお分かりいただけるのではないか。

孫社長の野望「世界制覇」

 しかし孫社長の野望は、「3.3兆円を回収できるかどうか」などという小さなものではない。孫社長が言うように、かつてパソコンが登場し、インターネットが登場し、携帯やスマホが登場したときのように、IoTがパラダイムシフトを起こすのである。そのIoTの頭脳となるプロセッサのIPを供給するのがARMである。その時代に、「ネット社会の根源を握る圧倒的な世界一になる」(日経新聞7月20日)というのが、孫社長の目論見なのだ。

 ARMは、IoT時代の寵児になるだろう。それはすなわち、ARMを買収したソフトバンクが時代の寵児となるということだ。

 それはつまり、かつてマイクロソフトとインテルがウインテル連合でPC時代の覇者となり、グーグルが検索で覇者となり、アップルがスマホで覇者となったのと同じように、いやそれ以上のスケールで、孫社長が「世界制覇」を成し遂げるということである。

 孫社長は、ARM買収の記者会見で、「囲碁で、碁石のすぐ隣に石を打つのは素人の戦い方である。プロは、遠く離れたところに打ち、それが50手目、100手目になって力を発揮する。私は7手先を読んで、手を打つことを心掛けている。なぜ、いまこの手を打つのか。ほとんどの人は分からないだろう。3年、5年、10年を経過すれば、ソフトバンクグループにARMがいる意味が分かる。ソフトバンクグループの中核中の中核になる企業がARMである」と語ったという(日経トレンディネット2016年7月25日)。この言葉が正しいことは、間違いなく5年後に立証されるであろう。


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