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PC関連スレ
1855
:
とはずがたり
:2016/06/15(水) 14:35:53
>>1853-1855
若い人ほど画像処理能力が高い?
この実験で興味深いのは、人によって画像メモの力や使い方に差があり、「映像的に記憶に残すタイプの人はデジタルデバイスでもよく、そうでない人は紙が向いている」という点だ。現時点では映像的に記憶に残すタイプの人は少数なのだが、将来もずっとそのままかといえば、そうとも言えない兆しがあると篠原氏は指摘する。
「現段階で私たちが実施した調査では、仕事のパフォーマンスという観点において紙よりデジタルデバイスの方が優れているという結果は出ませんでした。おおむね紙の方が良い成績を出しています。それはデジタルネイティブといわれる20代前半でも、現時点ではまだ紙の方が優位だといえます。ただし、年齢が低くなるほど紙の優位性が小さくなると思わせるデータが出てきています。まだはっきりしたことは言えませんが、より進化したデジタルネイティブが出てきたら、紙とタブレットの優位性が逆転する可能性があるかもしれません」。
脳は、日常生活や職業的な特性の影響を受けて、特定の部位が強化・訓練される。そうすると脳の働き方も変わってくる、と篠原氏は指摘する。「書籍のように文字を主体としたコンテンツは脳の言語的な能力を鍛えることにつながります。しかし、今のデジタルコンテンツはビジュアルを多用したものが多く、ぱっと見たわかりやすさはありますが、斜め読みすらしないで情報を取り込むことが多くなってきているのではないでしょうか。そのようなコンテンツを日常的にたくさん見ている若い人たちは、画像的な情報処理能力が鍛えられていきます。視空間スケッチパッドと音韻ループは代表的な脳のメモと考えられていますが、その構成比が変わってくる可能性があります」。
あなたは画像派? それとも言語派?
さて、ここまでの話で自分が画像派か言語派か気になった読者には、篠原氏が考案した簡易判定テストの一部を紹介したい。胸に手を当てて、以下の(a)〜(d)項目のそれぞれについて、自分にあてはまるかどうかを考えてみてほしい。
(a)何かを覚えるときには繰り返し読む
(b)何かを覚えるときには目に焼き付けるようにする
(c)顔色で相手の気持ちがわかる
(d)しゃべり方で相手の気持ちがわかる
テストの意図はお気づきだと思うが、(a)と(d)にあてはまる人は言語派、(b)と(c)に当てはまる人は画像派である。
「紙とデジタルのどちらが良いか」という議論は、人によって異なる部分がある。画像派の人にはタブレットが向いているし、「やはり言葉のほうが理解しやすい」という言語派の人には紙が向いている。企業の知的生産性を高めるには、こうした事情(さらには情報を利用する場所・状況)も踏まえて、紙とデジタルを適切に使い分ける必要があるだろう。
◇ ◇ ◇
最後に余談だが、「脳トレ」(脳のトレーニング)の本を多数執筆・監修している篠原氏に、会社で実践できる脳トレの方法を聞いてみた。
「今回のテーマに絡めて言うなら、ペンを持って紙に『字を書く』ことをおすすめします。頭を使うということに関係している前頭前野の活動は、字を書くときに活発化するからです。漢字を書くという行為は、実は記憶した漢字の形、書き順や字のバランスなど『漢字を書くために覚えた手順の記憶』や筆圧感などを無意識に思い出しながら書いているのです。さらに、手を動かす運動野や手の動かし方のプランを立てる前運動野がフル回転します。パソコンのキーボードで『ai』と入力して『愛』に変換する場合と比べて、非常に良い脳トレになります」。
脳トレに関心のある方は実践してみてはどうだろうか。
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