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鉄道貨物輸送研究スレッド

909とはずがたり:2009/12/06(日) 02:51:22
>>908-909
 ――この貨物ターミナル駅と連携し、その機能を最大限に活用する産業拠点として、滋賀統合物流センターの整備が計画されていますね。

 嘉田 滋賀を中心に近畿、中部、北陸圏をはじめ、日本の総合的な産業振興を担うプロジェクトとして、大きな期待を寄せ、十七年に経済振興特別区域計画に認定させていただきました。計画の進捗(しんちょく)状況はいかがですか。

 和泉 このたび、米原市が整備された米原南工業団地の立地企業に決定いただき、土地売買契約を締結することができました。今後は、平成二十二年の操業を目指して、施設の建築にかかる予定です。

 泉 米原市も、SILCには、地域経済の牽引(けんいん)と地球温暖化対策の先進モデルとして、期待を寄せています。この間、力を注いできました工業団地の整備は無事終了しましたが、アクセス道路など引き続き環境整備に取り組んでまいります。
 また、国も交通結節点改善事業として貨物ターミナル駅のアクセス道路整備を計画していますし、国道8号バイパスの整備も目に見える形で進んできました。米原駅周辺では、すでに米原駅の橋上化、東西自由通路整備が完了し、駅東口の区画整理事業も、この先一、二年ほどで完了予定です。

 ――米原駅周辺が大きく変わろうとしていますね。

 内山 先ほどの泉市長のお話のように、米原駅が変わり、隣に工業団地ができ、SILCやJR貨物が新たにビジネス展開されることになるなど、確かに周辺環境が変わってきていると実感しています。その中で、当社も地域の発展、活性化に貢献できればと願っています。

 小林 米原貨物ターミナル駅は社会資本の一つです。貨物駅開業により新たな鉄道輸送の可能性が広がり、現在ビジネス展開されている琵琶湖東北部の産業界、とりわけ製造業の方々には歓迎されることでしょう。SILCともに、その二ーズを受け止めて相乗効果を活かした貨物輸送を行うことを目指しています。

 和泉 私どものビジネスの一つに、企業の物流ものづくり活動に対してサポートを行うことも重要な仕事だと自負しています。JR貨物と連携し、米原市内はもとより琵琶湖東北部地域の企業の方々に活用していただけるようビジネス展開をしていきます。

 嘉田 琵琶湖東北部が南高北低と呼ばれた時代から、太陽の燦燦と輝く時代へ変化するよう、県の施策に生かしたいと存じます。

 〈注〉SILC(シルク)構想 シルクは平成十七年に、滋賀県の経済振興特別区の認定を受けた。これに伴い十八年には、シルクを運営する民間会社SILCが設置された。シルク構想は、単なる配送倉庫とは異なり、十二ヘクタールの敷地に製造・加工、物流の拠点をつくろうとするもので、「米原貨物ターミナル」と連携し、CO2排出抑制など環境にやさしい鉄道輸送への転換も図っていく。また総合保税地域の許可取得を目指している。保税地域制度を利用すれば、輸入貨物が関税・消費税の支払いを保留したまま、シルク内に二年間蔵置きすることが可能。また外国から輸入した原材料を使用して、精密機器などの加工や製造を行い、その製品を輸出することもできる。米原市の計画では、道路整備を含めた総投資額が最大二百億円、経済波及効果は三百五億円にのぼると試算している。


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