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鉄道貨物輸送研究スレッド

870荷主研究者:2009/10/31(土) 18:43:01

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14265&catid=352
2009年1月17日付 宮崎日日新聞
物流編7…「工」の知恵
■徹底的にコスト削減

 配管に使うパイプは円筒形ゆえに無駄な空間がかさばり、10トン車に満載しても積載量6トンが限界だ。旭有機材工業(本社延岡市・東京都)が延岡製造所から国内外に送り出す配管材は年9200トン。物流コストは売上高の10%前後を占め、その変動が収益に直結する。「キロ当たり1、2円を削れるかが勝負。空気を運ぶのは宿命だ」。物流管理課の松尾孝治課長はコスト意識を研ぎ澄ます。

 効率化へ1つの手だてはトラックの大型化がある。4メートルのパイプを縦に3本積める15トン車(約12メートル)と2本載せてスペースが残る10トン(約10メートル)では、キロ単価で15トン車が数円安い。計算通りの積み合わせを狙いに、昨年1月には延岡市に新しい物流拠点を確保したばかりだ。

 ここには市内10カ所に分散していた出荷場の機能を集約。大型化への対応が一気に進み、工場から各出荷場へと荷を移す手間も省けたため、試算では製品の物流経費を10―15%削減できるという。

 同社は昨年になって2度、数年ぶりとなる運送業者の運賃値上げ(計6%増)にも応じた。昨夏以降の景気後退で物量が減り、データの裏付けはまだないが、確かな手応えをつかんでいる。

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 都市圏に遠い“最悪”の条件を県内企業は知恵で乗り切ってきた。辺境の地に近代工業を根付かせたい―、と創業者が46年前に宮崎市佐土原町を進出先に選んだホンダロックの「ジャストインタイム」もそうだ。

 在庫を嫌う取引先のため、同社は納入時間と量を決めるこの輸送体制を導入し、三重、埼玉県の営業所を活用する。求められるのは1日4回に分けての納入。より取引先に近い土地に輸送拠点を持つことが欠かせない。

 営業所の在庫も1日分のみ。本県からトラックが1日5台出発し、部品はよどみなく流れていく。「在庫を持つことは金を眠らせることになる」(生産管理課)として、無駄を徹底排除する自動車産業の考えが息づく。

 1日のタイヤ生産量約4万5000本の住友ゴム工業宮崎工場(都城市)。輸出が7割を占め、このうち運賃の安さや輸送時間の優位性から博多港発が6割に上る。港付近の倉庫でタイヤをコンテナに詰める荷役作業を行うと手数料が割高なため、近年、3分の1を地元でコンテナに積み込む発送法に切り替えた。

 モーダルシフト(鉄道、船舶への転換)への流れもある。港までの陸送距離を短縮する上では、さらに近場の細島港(日向市)などを活用できるかが課題だ。「国、世界が二酸化炭素削減へ動く。企業も前年比の目標を設け、強く意識している」と同社グループの物流部門を担う子会社SRIロジスティクス宮崎センター(都城市)。輸入原料の天然ゴム陸揚げを志布志港にほぼ集約させるなど、あの手この手の工夫を凝らす。

 地理的ハンディを背負いながらコストを抑え、どう最大の効果を生むか。膨張と収縮を繰り返す経済情勢のただ中で、企業は絶えず物流の変化を続け、次なる変革をにらんでいる。(金、土曜日掲載)

【写真】旭有機材工業が工場隣接地に確保した物流拠点。荷の集約が物流効率化につながっている=延岡市


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