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鉄道貨物輸送研究スレッド

689とはずがたり:2008/10/05(日) 12:16:54
>>688-689
機関士の運転技術は「芸術的」

 平成8年に西武秩父線のセメント輸送は終了。機関車を運転する機関士は、電車の運転士とは別の免許が必要だが、その前年から機関士の養成も行われなくなった。同社の機関士は現在十数人で、最年少は40代後半という。

 卓抜した技術が求められる機関士はあこがれの対象でもある。武蔵丘車両基地(日高市)の若手社員は「2つのブレーキ弁ハンドル(自弁、単弁)を巧みに操り列車を停止させる。芸術的と言ってもいいくらい格好がいい」と興奮気味に話す。

 「トム(貨車)が1両約8メートル。『間に7両入ってるから機関車2両と合わせて80メートルくらい』とか計算して、車掌と協力して停止位置を決める」

 「自動空気ブレーキは(空気を)込める時間が必要だから余裕をもって先を予想しながら操作する。各車両に電気信号で指令を与えて止まる電車に対し、機関車は先頭から徐々に利いてくる」

 大舘係長の経験に基づく機関車操縦術はとどまるところを知らない。

 「お客さまは乗せてないけれど、無事故の貨物輸送を続けてきた先輩のためにも、乗務員として最高の仕事をしているという責任感があった」

「さよならイベント」も検討中

 「いつなくなってもおかしくないですから。時刻表にも書いてないのに沿線でマニアがカメラを構えている。『全国でも小さい電気機関車は珍しい。好きなんですよ』と声を掛けられることもある」。大舘係長から「寂しいけれど仕方がない」と本音が漏れる。

 砕石の運搬など保線作業にかかわる運行は、終電から始発までの間に行われる。甲種輸送も営業運転の時間帯を外すことが多い。「華々しさはないけど、縁の下の力持ち。レールがちゃんとしていないと電車だって走らない。裏方ご苦労さまと声をかけてあげたい。最後に花道を飾ってあげたい」としみじみと話す。

 「E31形」の引退後は全車モーター化した4両編成の通勤電車を甲種輸送などに従事させることが予想されている。

 西武鉄道は5日に横瀬車両基地で「西武トレインフェスティバル2008」を開催。「E31形」や既に引退した「E851形」などを展示する。さらに引退間近にも「さよならイベント」を検討中だ。

 問い合わせは西武鉄道お客さまセンター(電話晩棒04・2996・2888)まで。


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