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鉄道貨物輸送研究スレッド

55荷主研究者:2003/03/23(日) 02:27

2002.9.08〜9.14 ●輸送経済新聞社

特積みトラック/JR貨物へのモーダルシフト“停滞”/翌日午後「間に合わぬ」

笛吹けど踊らず−−。このところ、モーダルシフトの動きが停滞している。国土交通省など行政は各種助成を総動員して後押しするが、トラック事業者の反応は
いまひとつ。シフトの受け皿のひとつであるJR貨物についても、事業者の利用率は低い。輸送コストは抑えられるものの、強まる荷主のリードタイム要請に対
応できないダイヤや、柔軟性に欠ける運用がネックだからだ。今後、真剣にモーダルシフトを進めたいなら、「川下」優位の経済活動が主流の今、トラックにし
かできないドア・ツー・ドアの末端集配に適合したシステムを再構築することが急務。「環境保全」だけが錦(にしき)の御旗では、荷主もトラック事業者も、
ついてこない。
「モーダルシフトは足踏み状態。これからだ」(国土交通省総合政策局複合貨物物流課)−−。
国土交通省は、今年8月7日に発表した「新総合物流施策大綱第一回フォローアップ」の中で、長距離雑貨輸送分野のモーダルシフト化率(全輸送機関に占める
鉄道・内航海運の利用率、トン数)を平成22年までに50%にする数値目標を示した。しかし、11年度のモーダルシフト化率は40.4%。前年度比2.5ポイントのマイ
ナスだ。シフトの受け皿の一翼を担う日本貨物鉄道(=JR貨物、本社・東京、伊藤直彦社長)でも、「正直、モーダルシフトは進んでいない」とする。
伊藤社長自身、「台風の予報が出ただけで、特別積み合わせ事業者からキャンセルされた。何かあれば荷物がストップすると思われている」と発言しているほど。 
輸送距離500キロ以上に適合とされる鉄道へのモーダルシフトだが、首都圏などへの長距離輸送が多い北海道の特積み事業者からは、
「ダイヤがかみ合わない。船利用の方が時間の融通が利く」との声が強い。
ある道内事業者の場合、鉄道貨物利用は全体の一割程度。トラックや船に比べ揺れが少なく荷が傷みにくい点を評価するものの、
今後の増送は「コストとの折り合い次第」とする。
別の道内事業者は、自社で鉄道利用運送事業を行わず、他社に委託する形でJR貨物を利用。不定期で、引っ越し荷物やトラック一台にまとまりにくい3.5トン、
4トンなどの中ロット貨物が中心だ。東京〜札幌間の大型車の運行総費用は14万5千円程度だが、JR貨物を使えば、2割程度安くなる。しかし、今後も自社で
開始する意向はなく、現状程度の利用にとどめるという。 
東北業界でも事情は同様。東北本社の特積み事業者は、関東〜北海道間でJR貨物の車扱いを利用している。利用率は売上高ベースで約0.8%。
費用は、東京〜札幌のトラック運行に比べ十数%安い。しかし、今後の鉄道利用は「現状維持」とする。理由は、ダイヤが合わないことと、駅との間の横持ちが
負担なことだ。
陸送コストの半分でも1割
阪神圏・首都圏などへの長距離輸送が多い九州の特積み事業者でも、鉄道コンテナの利用比率は必ずしも高くない。
福岡〜大阪間を大型車で陸送する総コストは約10万円と見られる。
福岡に本社を置く特積み事業者の場合、大阪間で一日往復40本の私有10トンコンテナを載せているほか、東京向け10本、名古屋向け3本を扱う。
同じ区間の全輸送量に占めるJR貨物利用の割合は1割弱だ。同社の場合、利用本数が多いこともあり、JR貨物利用の経費は「大型車による陸送の約半分」
という。にもかかわらず利用率が低い理由について同社は、「荷主のリードタイム要請に対応できるダイヤが少ない」ことを第一に挙げる。
現行ダイヤでは、大阪向けでは翌日午後配達が何とか可能だが、以東の名古屋や東京便では間に合わないからだ。
そのほか同社では、JR貨物利用が伸びないネックとして、
“事故対応が旅客優先で貨物ダイヤ復旧が遅い”“トラック便の残貨を回したくても列車にキャパシティーがないなど柔軟性を欠く”−−などを上げる。
同業他社も状況はほぼ同じ。
長崎本社の特積み事業者では、東京向けに日発5〜6本のJR5トンコンテナを利用。輸送コストはトラック陸送に比べ十数%安く上がるが、
JR貨物利用比率は全発貨物量の4.2%にとどまる。
積み降ろしや横持ちが負担
また、鹿児島本社の特積み事業社は、東京向け貨物一日大型トラック一台分をJR貨物に載せる。
利用率は低く、理由はダイヤ上のネックに加え、「荷物がまとまらない」ことも挙げる。
福岡本社の別の特積み事業者では、JR貨物利用を指定する特定荷主の貨物や引っ越し荷物についてJR5トンコンテナを利用する以外、鉄道輸送は扱っていない。
理由は、「発着駅での積み降ろし作業や駅との間の横持ちなどに経費が掛かるため、幹線コストは安くても、総コストではトラック陸送と大差ない」と見るからだ。


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