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鉄道貨物輸送研究スレッド

417荷主研究者:2006/02/26(日) 23:15:54

【センコー:バルクコンテナを拡大】
http://www.transport.or.jp/butsuryu/pastnews/h051203l.html#kiji10
◎「物流ニッポン新聞社」 '05.12.24更新
バルクコンテナを拡大 一貫物流で差別化推進…センコー

 センコーでは、石油化学メーカー向けのバルクコンテナ物流システムを拡大させる。荷主のバルク化ニーズが高まる中で、千葉県市原地区で千葉バルク・ターミナル(千葉県袖ヶ浦市)が稼働。今後、内航コンテナ船サービスを増強し、コンテナ動態管理システムも整備する。コンテナヤードでの保管、荷役、付帯作業のほか陸上、鉄道、海上輸送の中から最適輸送モードを提案する「バルクコンテナ一貫物流システム」で差別化を推し進める。

 石化メーカーでは、バルク輸送方式が注目されている。従来、フレキシブルコンテナや紙袋などの荷姿でトラック輸送が主流だったが、荷物の損傷や異物混入の恐れがあり、荷受け時の人的負担も大きい。一方、バルクコンテナでは、工場で充てん後、外気に触れることなく届けられるので、品質維持や効率化の点からユーザーの導入ニーズが高まっている。

 20フィートで16トン程度積載可能なバルクコンテナは、大口ユーザー向けの輸送に大きなメリットが期待できる。鉄道や海上輸送に適していることは、環境対応を目指すメーカーとユーザーの双方に魅力があるものの、工場内にコンテナを置くスペースのないことがネックになるケースも多かった。

 センコーでは、石化メーカーの集積地である市原地区に他社に先駆け1万6,000平方メートルの工場外コンテナヤードを確保。トップリフター(43トン)1台を導入し、千葉バルク・ターミナルとして営業を開始した。コンテナは2段積みで500個保管可能で、現在、メーカー1社向けにICタグによるコンテナ在庫管理でオペレーションの実績を重ねている。

 今後、市原地区発のバルクコンテナ物流で海運、通運の両部門との連携による全国配送システム構築を急ぐ。とくに、積極的に提案しているのが内航コンテナ船の「海上ラウンド輸送システム」。千葉を出港後、中部、瀬戸内の複数港に寄航、コンテナの積み下ろしを繰り返して千葉に戻る。週2、3便の定期運航により、荷主の小ロット輸送ニーズに応えられるのが特徴。

 外航コンテナ船と同様、複数港でのコンテナ荷役のハンドリング回数を最小限に抑えることがコストや運航精度面で重要になる。このため、コンテナを効率的に積み付ける「コンテナ積載管理システム」を物流業界で初めて開発。さらに、各港で空コンテナの必要個数などを一元的に把握する動態管理システムも整備していく。

 現在、コンテナ36個積みのラウンド専用船1隻とスポット船2隻で対応しているが、来年にはもう1隻増やし、4隻体制とする。新たに導入予定の船はコンテナ積載能力を従来船より高めており、輸送頻度向上との相乗効果で、荷主はさらなる小ロット化による在庫圧縮、在庫キャッシュフロー増大を実現できる。

 第1営業本部ケミカル物流第2営業部では「他社に先行して整備したバルクコンテナターミナルを拠点に、市原地区のバルク物流の先駆者として陸上、鉄道、海上の最適輸送サービスを提供していく。環境対応の観点からモーダルシフトが進められる中、海運部、通運部と連携を強め、売り上げ拡大を図りたい」としている。


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