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鉄道貨物輸送研究スレッド

21荷主研究者:2003/01/14(火) 00:01

●1998. 3.15〜 3.21 輸送経済新聞社

*JR貨物のピギーバック輸送、特積み大手が相次ぎ撤退

 「モーダルシフト推進に黄信号」――。大手特別積み合わせ業者は、昨年末から日本貨物鉄道(=JR貨物、本社・東京、金田好生社長)のピギーバック利用を相次いで中止している。
 JR貨物の2月のピギーバック輸送量は1万5000トン、前年同月比55.9%減と大きく落ち込み、輸送量減少に歯止めが掛からない。

 ピギーバックの低迷で、モーダルシフトの推進にも影響が出てくる可能性が高い。
 ピギーバック輸送は昭和61年11月、東京〜名古屋・大阪・東広島の3区間で、名鉄運輸・西濃運輸・福山通運の3社が利用を開始。
 当時の1日当たりのトラック輸送台数(往復)は、3区間合計で32台。

 その後、バブル全盛期の平成4年には、14区間、利用業者16社、1日当たりのトラック輸送台数364台にまで拡大。
 バブル期に生じた長距離トラックドライバー不足を解消する輸送手段として順調に需要を拡大した。

平成4年時点で、1日当たりのピギーバック輸送台数が120台に達していた中越運送(本社・新潟市、中山四郎治社長)は、今年に入って1日当たり76台まで利用を縮小した。
 現在の利用区間は東京〜新潟・大阪・名古屋、新潟〜大阪の4区間。
 同社は、縮小の理由として(1)1貨車に4トン車2台しか搭載できないため輸送効率が悪い(2)帰り荷がなく空車で戻る場合のコスト負担が大きい
 (3)ピギーバックより傭車を利用した方がコストが低い(4)利用できる貨物駅が限定されている――ことなどを挙げる。
 中越は今後、ピギーバックより輸送コストが安く、貨物駅が限定されない「ライトコンテナ」利用への切り替えを進めていく考えだ。

 このほか、西濃運輸(本社・大垣市、田口義嘉寿社長)が今年1月、東京〜大阪の1日2便についてピギーバック輸送を打ち切ったのをはじめ、
 王子運送(本社・東京、神山重二社長)など特積み数社が利用の縮小・撤退に踏み切っている。

 こうした事態について、JR貨物は「特積み各社はこれまで、幹線便で積み切れなかった貨物をピギーで輸送していた。
 輸送量減少で“積み切れてしまう”のだろう」と語る。
 指摘の多い運賃設定については「貨物の有無にかかわらず、輸送枠分の運賃を負担する仕組みは問題だ」(JR貨物)と認識している。


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