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鉄道貨物輸送研究スレッド
2053
:
荷主研究者
:2015/12/12(土) 23:14:24
http://cargo-news.co.jp/contents/code/151117_1
2015年11月17日 カーゴニュース 第4427号
「さらに収入面での努力が必要」JR貨物の田村修二社長が会見で
JR貨物の田村修二社長は11日、定例の記者会見を開いてORS廃止やコンテナ1個1000円の割増などについて「(我々から)一石を投じたので、(荷主や通運からの)リアクションはあるが、詰めていきたい」など、要旨、以下のように語った。
一、10月の輸送実績はコンテナが対前年同月比18・4%増、車扱は同0・8%増、合わせて同13・2%増だった。前年は東海道線で土砂崩れによる10日間の寸断があったので、それを補正するとコンテナは3・6%増、車扱は0・6%増、全体では2・8%増となる。
11月に入ってからは10日までの実績ではコンテナが5・0%増、車扱は2・0%減、全体では2・9%増となっているが、同じように補正すると、コンテナは2・0%増、車扱は6・8%減、全体では0・7%減となる。コンテナは堅調だが、伸びはもうひとつという感じだ。
一、12年4月に江差線で発生した貨物列車脱線事故の主な要因として積荷の偏積が指摘されたことを受け、再発防止のため積付けにかかる安全対策の強化に取組んでいるが、コンテナを積載した貨車の走行安全性を確認することを目的として、導入を検討してきた「輪重測定装置」について実用化のメドがたち、盛岡貨物ターミナルに設置した。函館貨物駅(有川)は1月、と秋田貨物には11月末に設置する。もし偏積が見つかったら、その貨車ごと切り離して運行することになる。このほか、速度規制、コンテナのサンプルチェック、利用運送事業者への積み付け方の徹底のお願いも続けていく。
一、(中間決算について)対前年同期比では改善されており、努力が実ったと思うが、対計画では収入面で足らなかった。今年度、鉄道事業部門の赤字を39億円まで減らすために、下期に向って全力を尽くしたい。しかし、その目標を達成したとしても、来年度に黒字化を達成するためには、さらに39億円の収支改善が必要だ。コスト面でも他律的な要因で電力料金、線路使用料は増える。その伸び率は収まってきており、原油価格が低くなっているのでディーゼル機関車の燃料費は助かっているが、さらに収入面での努力は必要だ。
一、(オフ・レール・ステーション=ORS廃止問題について)赤字になっているORSの収支改善に向ってどういうプランを作りうるか、様々な手を打ちつつあり、個別論でORSごとに吟味している。発着アンバランスの解消、数量積み増し、(JR貨物の運賃収入が多くなる)遠距離輸送でカバーすること、帰り荷確保、運賃(値上げ)、オペレーションコストの引き下げなど様々な選択肢があると思う。荷主の皆さんを巻き込んでの対話はできているが、ダイヤ改正にあわせる必要もあるのでそう悠長には構えておられない。
一、(繁忙期や青函トンネル通過でコンテナ1個1000円の割増を求めている件について)青函トンネルについては営業施策というよりは、新幹線が走行する区間のために導入した新型機関車のコストが問題で、資金的には確かに半分は無利子貸し付けだが、半分は当社が負担しており、減価償却費も計上しなければならない。こうした大原則があるので、それをお客さんにどう知らせ、どう理解してもらえるのか、議論を深めていく。繁忙期については、支社別収支管理の問題なので、支社長に任せている。
こうした問題で一石を投じたので、リアクションはあるが、詰めていきたい。
(2015年11月17日号)
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