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鉄道貨物輸送研究スレッド
2018
:
とはずがたり
:2015/10/04(日) 07:13:29
「鉄道の優位性は、第一に大型トラック65台分を一人の運転士で運べる大量輸送性。また、CO2排出量がトラックの9分の1、船舶と比べても約半分と環境性にも優れている。JR貨物の貨物列車は全国を走り、1日に地球5周分の距離を運行しているが、定時発着率は約95%と世界でもトップレベルにある。こうした鉄道輸送の特性を活かし、個々の荷主の安定輸送に貢献し、併せてモーダルシフトという国家的な要請に応えていかなければならない」(石田氏)
トラック輸送とも協調する時代へ
?モーダルシフトの波は物流の現場にも様々な変化をもたらしている。
「メーカーや流通といった荷主企業を訪問しても、トップの方々から『困っている』という声を聞くことが非常に増えた。経営において製品や材料の安定輸送の確保が切実な課題となっていることを実感している」
?荷主企業だけでなく、これまで鉄道輸送との関係があまり深くなかった倉庫会社や国際物流業者、冷凍・冷蔵輸送会社、さらには海運会社、航空会社からも輸送に関するオファーや問い合わせが増えているという。こうした事業者はこれまで国内輸送の大半をトラックに委ねてきたが、ドライバー不足で車両調達はままならないことへの危機感から、輸送手段の多様化を模索し始めている。
?そして大きな変化の一つは、トラック運送事業者からも輸送依頼が増えていることだ。
「特に中長距離の幹線輸送では、トラック事業者自身が輸送力を確保できずに困っているケースも増えている。ある県のトラック協会では協会を挙げて鉄道へのシフトを検討する動きも出始めた。もともと鉄道輸送は貨物駅の"両端"の集配をトラックにお願いする協業関係にあったが、こと幹線輸送においては競合していた。しかし、今後は物流円滑化のためにも幹線で輸送力を補完し合うパートナーシップ構築が大事になってくる」
?大手トラック事業者などが加盟する全国物流ネットワーク協会(会長?瀬戸薫・ヤマトホールディングス取締役相談役)は8月、「陸運サミット」(仮称)の創設に向けた準備会合を開いた。ここで主要テーマになったのが、トラックと鉄道の将来を見据えた最適なモードミックスのあり方。
「国内物流の将来を見据えたとき、トラックと鉄道との協調によるベストミックスの追及を真剣に考えなければならない時代が来ている」(石田氏)
JR貨物にもたらされた「経営改革」の本質
?外部環境が大きく変わるなか、石田氏主導による経営改革も着々と進んでいる。同氏は、改革の必要性と、改革を成功させるための前提となる「意識改革」の重要性について次のように振り返る――。
「変えることがもっとも難しいのが社員一人ひとりの心の中。しかし、これが変わらねば真の経営改革はできない」(石田氏)
「はじめは異文化の中で驚きの連続、というのが正直な感想だった。JR貨物は明治以来140年以上の鉄道の歴史を引き継いでおり、家族的な雰囲気や社員の真面目で優秀な資質など伝統の持つ良さがある一方、国有会社、独占企業ならではの弊害も指摘されていた。
?鉄道事業を早急に黒字化し、経営自立化を達成することが我々の使命であるが、これを実現するためには、財務諸表から安全に至るまで、膨大な経営課題に取り組まねばならない。顕在化している問題はすぐにでも解決できるかもしれないが、変えることのできないのは社員一人ひとりの心の中だ。その集合である職場の集団規範や、企業文化を把握しなければ、真の経営改革はできないと強く思っていた。
?そこで最初に取り組んだのが、経営幹部35人を集めての集中合宿だ。合宿の冒頭で私が言ったことは『上司も部下もなく、何を話してもいい。裸になってありのままの議論をしよう』という約束事だ。議論は繰り返すだけでは収拾がつかなくなるので、討議展開の道筋、まとめ方、各種手法を説明しただけで、4チームに分かれた議論の中身には一切口を出さなかった。
?深夜にもわたる2日間の白熱した議論の結果、数十枚の模造紙に整理された我が社の問題点、将来の方向性、具体的な解決策、詳細なロードマップなど、一連のまとめは本当に素晴らしい出来だった。
?しかし、それよりも大きな成果は議論のプロセスだったと思う。何となく感じていても口に出せないことは誰にでもある。しかし、思い切って本音で話してみた結果、実は皆が同じことを考えていたことが分かると、“気づき”が生まれ、確信となり、問題点を全員が共有すれば、自ずから変化への行動が起こる。変革はこういったところから生まれるものだ。
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