したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鉄道貨物輸送研究スレッド

1875荷主研究者:2015/01/01(木) 12:25:28

『京葉臨海鉄道50年史』(2013年12月発行)を都立中央図書館でコピー。同社は20年史(1983年3月)、35年のあゆみ(1999年)、創立45周年記念(発行年不詳だが2008年か)と頻繁に社史を発刊している。特に今回は前回から5年のスパンでの発行であり、大したものである。

p66〜67に各コンテナ駅の主な荷主〔平成25年3月現在〕が掲載されている。

*玉前駅:JSRKK、出光興産KK、日曹金属KK、旭化成エポキシKK
*京葉久保田駅:住友化学工業KK、KKプライムポリマー、PSジャパンKK、日本A&LKK、黒崎播磨KK
*千葉貨物駅:三井化学KK、千葉製粉KK、宇部興産KK、イオンKK、キリンビバレッジKK

一方、35年のあゆみのp116〜120にも同様に各コンテナ駅の主な荷主〔平成9年4月現在〕が掲載されている。

*玉前駅:日本合成ゴムKK、出光興産KK、旭硝子KK、電気化学工業KK
*京葉久保田駅:住友化学工業KK、旭化成工業KK ほか
*千葉貨物駅:三井東圧化学KK、千葉製粉KK、住友化学工業KK、コスモ石油KK

両者を比較すると、まずは旭硝子KKが主要荷主から脱落してしまったのが目立つ。35年のあゆみp110〜111によると、旭硝子は平成8年度実績で浜五井駅専用線から車扱では高萩、塩尻、塩浜、中条、八戸貨物、岩沼、六原、新井にポリプロピレングリコール、苛性ソーダ、液体塩素、苛性カリを発送し、安治川口、知手から炭酸カリ、クロロホルム、ポリプロピレングリコールが到着していた。
またコンテナでは玉前駅から小樽築港、仙台港、南福井、東福山、梅田にフレーク苛性、塩安、TDIを発送していた。現在もコンテナ輸送は継続していると思うのだが、車扱の廃止により取扱量が大きく減少してしまったのだろう…。

玉前駅の旭化成エポキシKKが謎である。同社の製造拠点は水島工場なのだが、DICKKや新日化エポキシ製造KKに製造委託しているのだろうか?
千葉貨物駅のキリンビバレッジKKは、例えば長柄町のジャパンフーズKKに製造委託している分の発送でコンテナ輸送をしているということが予想される。

p70の基地別石油類輸送量の推移から、かねてから個人的に懸案であった浜五井のコスモ石油から北館林荷扱所向けの輸送が廃止された後、どの程度がOT向けに振替輸送されているか検証してみたい。
H13年度実績では、北館林199.6千トン、倉賀野201.1千トン、宇都宮147千トンの計547.7千トンである。一方、北館林廃止後のH16年度は倉賀野287.8千トン、宇都宮223.6千トンの計511.4千トンである。このように若干減ってはいるが、振替輸送で相当鉄道輸送分を確保できたと判断して構わないだろう。
p74には北館林向けの輸送が廃止になったが〝倉賀野向けや宇都宮向けへ振替輸送に努め〟という記述もある。

富士石油KKはH21年3月から出荷が一時休止となるが、H25年4月から倉賀野向けに再度出荷が再開されたり、極東石油工業KKはH13年9月に出荷が中止されたが、H20年12月に三井石油KKとして専用線が新たに敷設され、郡山、倉賀野、宇都宮、八王子の各OT向けに輸送を開始するなど石油輸送は近年も動向が複雑である。
今後の石油業界の再編(コスモと東燃ゼネラルの京葉精製共同事業、出光の昭シェル買収)によって再び京葉臨海鉄道の石油輸送も大きく変貌しそうである。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板