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企業の提携・合併観察スレ

987荷主研究者:2010/08/12(木) 19:03:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100728/bsc1007280722010-n1.htm
2010.7.28 05:00  Fuji Sankei Business i.
車載電池で日韓が覇権争い LGの猛攻に各社も設備増強

韓国LG化学子会社の米電池工場着工式で、LGの電池を採用するフォードの電気自動車に乗り込むオバマ大統領(AP)

 電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの基幹部品であるリチウムイオン電池をめぐり、日本と韓国を中心にした国際競争が激化している。三洋電機やNEC、GSユアサなど日本勢が世界の自動車メーカーと提携を進め、ほぼ寡占状態だったところに韓国勢が参入、得意の集中投資で追い上げる構図だ。半導体や液晶パネルで日本が韓国の後塵(こうじん)を拝する状況となったように、「日本発」のリチウムイオン電池市場でも、主役を奪われる悪夢が再現されかねない様相をみせている。

 一気にシェア拡大

 「欧州や日本の自動車メーカーからも受注できる見通しだ」。今月20日、ソウル市内で開かれた韓国最大の化学メーカー、LG化学の決算会見で最高経営責任者(CEO)兼副会長の金盤石氏はこう明言し、契約済みの8社にとどまらず日欧メーカーもリチウムイオン電池の供給先に加わると胸を張った。

 LG化学の受注獲得はとどまるところを知らない。現代自動車などの韓国メーカーをはじめ、ゼネラル・モーターズ(GM)とフォードの米自動車2強や、中国企業傘下にあるスウェーデンのボルボとも契約。LGグループの中核企業としてシェア拡大を一気に狙う構えだ。

 供給能力を増強するため、LG化学は韓国内で新工場の整備を進め、米ミシガン州ホーランドでも今月15日、新工場の建設に着手。着工式にはオバマ米大統領が訪れて祝辞を述べるほどで、2013年までに3億3000万ドル(約280億円)を投じ、フォードが11年以降に投入するEV「フォーカス」向けなど年間20万台分の電池を生産する。

 リチウムイオン電池市場は、エコカーの投入などを背景に飛躍的に伸びる見通しだ。調査会社の富士経済によると、車やスマートグリッド(次世代送電網)向けなどの大型タイプは08年の1228億円から15年には1兆2000億円規模に拡大。ノートパソコンや携帯電話向けの小型タイプを含めると、15年には3兆円を超えるという。

 小型も含めた市場全体では、シェア1位の三洋電機や世界で最初に商品化したソニーなど日本企業が上位を占める。ただ、政府がリチウムイオン電池を次世代の基幹産業に位置づける韓国勢は、サムスングループも今後10年間で4400億円を投じて事業を強化。低価格製品を看板とする中国や台湾勢も参入に向けた動きをみせており、日本がリードしながらも、韓国や中国、台湾勢に追い越された半導体や太陽電池市場と「同じ構図ができつつある」(電池業界関係者)との指摘も出始めた。

 投資にリスクも

 日本メーカーも簡単にシェア逆転を許すつもりはない。「電池は日本の“お家芸”。韓国勢の台頭が目立つが、一朝一夕で追いつかれるものではない」とパナソニック幹部は自信をみせる。同社は車用への将来的な供給も視野に入れ、大阪市住之江区にリチウムイオン電池工場を新設し、今春稼働させた。

 同社傘下の三洋電機も近く、HV用電池の工場を兵庫県加西市に完成させ、自動車向け電池で世界シェア40%の目標達成を目指す。特定の自動車メーカーと組まず“全方位戦略”をとる三洋は「シェア1位でないとメリットは享受できない」とし、追加投資も辞さない構えだ。

 日本勢では、東芝が三菱自動車とEV向け電池の共同開発に乗り出し、250億円を投じて建設中の新潟県柏崎市の工場を11年にも稼働させるほか、社内カンパニーを創設して電池戦略の強化を図る日立製作所も、契約済みのGM以外の供給先確保に向け交渉を進めている。

 ただ、車用電池には標準規格がなく、メーカーごとにバラバラのため、集中的な投資にはリスクも伴う。政府の支援を受ける韓国勢に対抗するには、電池事業をめぐる合従連衡が日本の電機各社に求められる局面も訪れそうだ。(森川潤)


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