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企業の提携・合併観察スレ

981荷主研究者:2010/08/01(日) 21:41:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100721t12030.htm
2010年07月21日水曜日 河北新報
出力100倍の青紫色半導体レーザー開発 東北大・ソニー

共同開発された青紫色超短パルス半導体レーザー。光半導体増幅器を使って100ワットになった光が左へ出ている(東北大、ソニー提供)

 出力が従来の100倍以上となる青紫色の半導体レーザーを、東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)の横山弘之教授(半導体レーザーデバイス物理)とソニー先端マテリアル研究所(神奈川県)が共同開発した。独自の半導体レーザーと増幅器を使って高出力を実現。技術を応用すればDVDなどとほぼ同サイズで、記録容量1テラバイト(1000ギガバイト)の大容量ディスクを作れる可能性があるという。

 開発した「青紫色超短パルス半導体レーザー」は、極めて短い時間に明滅を繰り返す窒化ガリウムを使った半導体レーザーに、30倍以上に増幅することができる光半導体増幅器を組み合わせた。

 可視光の紫色付近に当たる405ナノメートル(ナノは10億分の1)の波長の光で、3ピコ秒(ピコは1兆分の1)で100ワット超の出力を実現。レーザーの性能の指標の一つ「繰り返し周波数」も1ギガヘルツ(1000メガヘルツ)を達成した。

 過去の各国の研究者の実績では、青紫色の半導体レーザーの出力は1ワットが限界。半導体を使わないレーザーでは出力が100ワットを超えるが、繰り返し周波数が80メガヘルツにとどまる上、装置が数十センチ〜1メートルと大型で、価格が1000万円を超えるなど課題があった。

 今後の研究次第だが、開発した半導体レーザーは実用的な価格に抑えられる見込み。数センチ程度までの小型化も目指す。

 市販のブルーレイディスク(BD)は2層に記録して50ギガバイトほどが最高。出力の飛躍的な増加でより細かく記録でき、数層に20倍以上の情報が記録できる可能性がある。

 東京都内で20日、発表した横山教授は「青紫色のレーザーは大学だけでは難しく、産学連携によって初めて実現した。高出力になれば性能にさらに余裕も出てくると思うので、より極限を目指したい」と話している。

 成果は米応用物理学系学術誌に掲載された。


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