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企業の提携・合併観察スレ

937荷主研究者:2010/04/17(土) 18:29:02

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100406/bsc1004060505002-n1.htm
2010.4.6 05:00 Fuji Sankei Business i.
日立 産業用リチウム電池新技術 「マンガン」改良 寿命2倍10年

日立製作所が開発した産業用リチウムイオン電池の正極材料

 日立製作所は5日、安価で安全性の高い「マンガン」を部材に使った産業用リチウムイオン電池の寿命を2倍にする技術を開発したと発表した。正極材の材料の一部をマンガン系以外に置き換えたほか、耐酸性に優れた酸化物を混合することで劣化を防ぎ、寿命を延ばす。今後は太陽光や風力など再生可能エネルギーで発生させた電気をためる蓄電としての実用化を目指す。

 材料にほかの元素を加え、充放電時にマンガンが縮んだり、膨らんだりするのを防ぎ、容量の低下を改善した。また、独自に開発した複合酸化物を入れることで、マンガンの成分が電解液に溶け込む現象も抑制した。これらの技術により、従来品と比べ約2倍となる10年以上の電池寿命を実現できる見通し。

 電池の試作はグループの新神戸電機と共同で取り組んだ。今年度中に大型電池の試作も行い、早期の量産化に向け研究開発を加速させる。日立は、電気自動車(EV)用や電動式建設機械の電源用にも広げる考え。

                   ◇
【予報図】

 ■早期量産化で主導権確保

 リチウムイオン電池は、正極の主原料に希少金属の「コバルト」を使うのが一般的だ。しかし、コバルトは安定確保が難しいことに加え、高温になると発火の恐れもある。今後、需要が拡大するとみられるEV向けを含めた産業用には不向きといわれている。そこで、埋蔵量の豊富な「マンガン」を材料に使うリチウムイオン電池への関心が高まっている。日立製作所が、この電池の寿命を2倍にする技術を確立したことは、激しさを増すことが必至の産業用市場を生き残る上で、有力な武器を手に入れたといえそうだ。

 電池メーカーの間でもマンガン型リチウムイオン電池の開発が活発化している。家電用ではパナソニックグループが世界首位。それを韓国サムスングループやソニーが追う構図になっている。産業用でも現状ではパナソニックグループなどが有利とみられるが、市場が立ち上がったばかりだけに、主導権争いが本格化するのはこれから。

 日立は、グループの電池事業を束ね司令塔役となる電池事業統括推進本部を1日付で社内カンパニーに格上げ、態勢固めを技術開発と並行して急いでいる。自動車用も供給先メーカーを限定しない全方位戦略を取る。新技術を早期に生産ラインに取り入れることができれば、勢力図が塗り変わるかもしれない。(佐藤克史)


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