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企業の提携・合併観察スレ

850荷主研究者:2009/10/18(日) 02:59:12

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910140012a.nwc
2009/10/14 Fuji Sankei Business i.
TDKのフェライト、IEEEから認定 発明から80年後も「最新技術」

IEEEの役員から記念銘板を受け取るTDKの上釜健宏社長(左)=13日、東京都目黒区の東京工業大学

 電子部品大手TDKのフェライト技術が電気・電子技術者の世界的な学会「IEEE」から歴史的技術として認定を受け、東京都目黒区の東京工業大学で13日、記念銘板の贈呈式が行われた。日本の工業分野ではシャープの電卓や日本ビクターのVHSビデオなどが認定を受けており、TDKのフェライト技術が10件目の認定となった。

 フェライトは、鉄のように磁石にくっつく磁性体。周波数が異なる電波の分離や電磁波の漏れを抑制するといった特性があり、多くの電子機器の部品として使用されている。1930年に東京工業大学の加藤与五郎博士と武井武博士によって発明され、35年にフェライトを事業化するために東京電気化学工業(現・TDK)が設立されていることから、現在もTDKが強みを持っている。

 IEEEは、米国に本部を置く電気・電子技術者の学会組織で、世界160以上の国と地域に37万5000人の会員がいる。IEEEでは、コンピューターや電子、バイオなどの分野で25年以上に渡って社会や産業に影響を与えた業績を「IEEEマイルストーン」として認定しており、今回はTDKと東京工業大学が「フェライトの発明とその工業化」で認定を受けた。

 贈呈式であいさつにたったTDKの上釜健宏社長は「フェライトは発明から80年たっても最新の電子機器で使われており、今後も技術開発を進めることでエレクトロニクス分野の進歩に貢献したい」と述べた。

                  ◇
【予報図】

 ■エネ効率向上、環境にも貢献

 IEEEによって歴史的な成果が認められたTDKのフェライト技術は、現在も先端エレクトロニクス分野で鍵となる電子部品だ。かつてはラジオや無線機器などの基幹部品として用いられたが、現在も携帯電話や薄型テレビ、ハイブリッド車(HV)などで大きな役割を果たしている。

 今後、フェライトに期待されるのは、環境関連技術としての機能だ。フェライトは、電圧変換や電気回路の電磁波抑制などエネルギー効率に深くかかわっているため、電子機器自体のエネルギー効率の向上など環境性能に大きく影響する。電子部品業界では、世界同時不況による需要減で深刻な業績悪化に直面しているが、この日あいさつにたったTDKの上釜社長は「環境に配慮する技術は国内外で着実に成長が見込まれる。フェライト技術の向上で、しっかりと需要を取り込んでいきたい」と今後に期待を込めた。


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