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企業の提携・合併観察スレ

38■とはずがたり:2003/01/29(水) 18:15
http://kabu.zakzak.co.jp/
鹿島、背水の熊谷組に冷淡「統合拒否」
2500億金融支援+分割再建策も相手探し難航

 経営再建中の準大手ゼネコン、熊谷組が会社分割し、主力行の三井住友銀行から2500億円規模の金融支援を受ける方向であることが24日、分かった。比較的好調な建設部門と不採算の不動産部門に分離、財務内容の大幅改善を目指す。問題は分割後の経営統合だが、業務提携先の業界ガリバー・鹿島は冷淡で、打診を受けても拒否するとみられる。熊谷組は3月期決算に向け、サバイバルを賭け、正念場の統合先の模索が続く。

 会社分割に踏み切るのは、昨年10月のフジタ、先週のハザマに続いて3社目となる。

 熊谷組は、先の2社と同様、「土木の熊谷」に象徴されるように、収益力が高い建設部門の「新熊谷組」と、不良資産を抱える不動産部門の「旧熊谷組」に分けたうえで、将来的に「新熊谷組」を東証2部、「旧熊谷組」を一部に残す方法をとるものとみられる。

 会社分割とともに、三井住友銀行から2500億円規模の金融支援を受け、うち2000億円が借金棒引き(債務免除)、残りの500億円は債務の株式化になる見込み。

 熊谷組は、平成13年3月期に旧住友銀行など15行から総額4500億円を受けており、2度目の債務免除となる。

 公共事業など建設市場の受注総額がピーク時から約3割も激減するなか、熊谷組の経営状態は一向に向上せず、平成15年3月期末の連結有利子負債残高は5120億円に達する勢い。

 そのうち三井住友銀の融資は7割近くに達し、遅かれ早かれ銀行主導の抜本的な処理策が出されると予測されていた。

 三井住友銀としては、産業再生の問題とも絡み、最大ネックの不振ゼネコン問題の「筆頭格」熊谷組の支援策が決定すれば、不良再建処理問題が大きく前進する。

 先日発表した米ゴールドマン・サックスからの1503億円の増資を含めて、財務基盤の安定が一層進むことになる。

 熊谷組としても、銀行側の債権放棄で発生する利益を不良資産の損失処理に積極的に充てていけるメリットがある。

 問題なのは事業縮小に続く再編策で、縁組先なしで債権放棄組や会社分割組が単体で生き残っていくには苦しく、経営統合相手なくては淘汰(とうた)の対象になりかねない。

 そこで、役員を派遣するなど業務提携先のスーパーゼネコン鹿島の出方が注目されるが、「ともに土木工事が主力で、相互補完性がない」(鹿島関係者)ため、業界では実現性は皆無に等しいとされる。

 提携は表向きで、実際は形骸(けいがい)化に近く、資材を共同で購入したり工事保証もなく、共同事業も少ない。

 何より株価10円台で低迷する熊谷組が加わると、鹿島自体の信用を失墜させるだけに、「冷淡な態度を取り続ける鹿島側が拒否するだろう」(民間信用調査機関ゼネコン担当アナリスト)。

 鹿島以外の縁組候補としは、主力行の三井住友銀の枠内をみると、海洋土木の中堅ゼネコンの若築建設、関西を地盤とする中堅の森本組、「三井住友建設」(今年4月に合併)と合流交渉を進めるフジタの名がすでにささやかれている。

 銀行系列の枠外では先日、分社化を発表したみずほコーポレート銀行がメーンバンクのハザマと合従連衡するのでは、との観測も飛び交う。

 「縁組先の決定が遅くなればなるほど、ゼネコン界では生き残れる確率は低くなる」(同)だけに、相手探しに一層拍車がかかりそうだ。


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