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企業の提携・合併観察スレ

188とはずがたり:2003/09/05(金) 17:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000001-kyt-l26

日本電産M&A戦略を点検 10月、三協精機を傘下へ

 日本電産が10月1日から東証1部上場の三協精機製作所へ資本参加して事実上、傘下に収める。ニューヨーク証券上場準備のためしばらく休んでいたM&A(企業の合併・買収)を再開。同時期に日本電産シンポを完全子会社化するなどグループ企業強化にも積極的だ。松下電器産業とミネベアのモーター事業の経営統合など業界地図も大きく塗り変わりつつある。日本電産のM&A戦略を点検した。
 「動くもの、回るもの」をキーワードにした日本電産のM&Aは23社目。三協精機製作所は、小型モーター、光ピックアップなどが得意でシェアトップのオルゴールでも知られる長野県の有名企業。FDB(流体動圧軸受)への投資などで営業段階から2期連続の赤字を計上していたが、HDD(ハードディスク)向けのFDBモーターで重複部分がある。
▽モーター業界再編
 M&Aで急速な成長をしている同社の狙いにはメーカーの乱立で部品単価が下がり続けるモーター業界の再編成がある。「モーター業界が電子部品業界と比べて10年遅れている」としてきた永守重信社長は、業界の再編成の意義を「赤字会社が生き残りのために値下げをするような無駄な競争はなくなる」と強調する。重なる部門を吸収することで競争相手を減らし、単価下落を防ぐのも狙いの1つだ。
 日本電産のM&Aは基本的に従業員の雇用は守り、倒産した企業は買わない。建て直しの可能性がある会社を選別し、早い段階から目をつけてM&Aを持ちかける。今回のM&Aでも強い部門であれば、三協精機に事業を集中させる方針を示すなど、必ずしも親会社優先ではなく効率を重視して再生を図るのが特徴だ。
▽再生し営業面強化
 上場企業として6社目のM&Aとなった三協精機の再生についても「技術は高く、早期に黒字化は可能」(鳥山泰靖副社長)とみている。上場企業ではシンポ、トーソク、リード、コパル、コパル電子などが順調に再生を終え、利益面で貢献してきている。これらの積極的なM&Aと企業再生により、連結売上高は2000年3月期と比べると03年3月期は2倍以上になった。
 これらM&Aにより再生したグループ企業の強化も目を引く。秋には日本電産シンポの完全子会社化を予定しているほか、今年4月にはリード、コパル、トーソク、シバウラと4社一斉に社長交代を図った。「企業の再建を終えた段階で、営業面を強化していくためだ」(永守社長)とし、各子会社の収益面での強化を図る。
 M&Aで企業を再生して利益を出し、さらに子会社化して利益拡大を図る。この図式が軌道にのってきたいま、同社が目標とする2010年の売上高1兆円に向けて「M&Aとグループの成長との両輪を強化する」(永守社長)としており、今後も積極的な拡大戦略が見られそうだ。
▽05年に売上5000億円
 永守社長が強く意識する京セラも売上高3000億円台から着々とM&Aで大きくなり、ついには1兆円企業となった。今回のM&Aで「2005年で売上高5000億円、営業利益500億円が見えた」とする永守流M&Aの次の一手に注目が集まっている。(京都新聞)
[9月5日4時30分更新]


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