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企業の提携・合併観察スレ

1468チバQ:2015/07/12(日) 15:28:18
そもそも利益が出たといっても、ではライバルである日立さんよりも業績はいいのでしょうか。まったくダメです。僕は社長だった時代にうちの株価を日立さんよりも上にしましたが、再び逆転されて、いまは150円以上も離されてしまっているじゃないですか。うちはグローバルトップへの挑戦と言っていますが、国内でトップにも立てずにどうしてグローバルトップになれますか。「実績を残した」と言うならせめて、日立さんと拮抗するくらいの業績は出していないといけません。我々は競争をしているんです。比較しようともせずに「俺はやった」といっても、これでは意味がありません。

問題は「能力」だったのか

 グローバル競争は先の読めない戦いです。これに対応していくには、トップ自ら積極的に海外の情報を集めて、また情報発信をしていかなければならない。トップセールスも必要です。ライバルの日立の中西(宏明社長)さんはどんどん海外に出て行っている。しかし、佐々木はどうかと言えば、ほとんど行きません。社内で会議ばかりやっている。これはまずいですよ。

 海外展開するには、海外の投資家の皆さんに社長みずからが説明をしなければなりません。それはペーパーを読んで何とかなるレベルではありません。例えば説明に行ったときに、機関投資家の皆さんから、「社長の経営哲学を聞かせてください」と言われれば、1時間くらい英語で話をしなければならない。自分の哲学を英語で話すにはよほどの英語力が必要です。ただ、彼は海外経験もないし、留学したこともないから、(海外へ)行かなくなっちゃうわけです。大変だから、と。

 社長は強いリーダーシップが必要だといっても、誰もついてこなければ意味がないんです。自分でリスクを取って、部下たちに「俺が責任を取るから、頑張ってくれ」と頼むのです。売り上げが落ちたのであれば、自ら前線に出て、お客様のところに行かなければダメなんです。そういうことが彼には一切なかった。

 それを見て、僕は去年、株主総会が終わった時点で「来年は代わってもらうよ」と伝えたのです。しかし、本人は「あと1年やりたい」と言い出した。東芝は社長になった時に後任候補を数人選び、そこから候補者を絞っていくという伝統があります。ところが彼は後任をちゃんと育てていなかった。人材育成もできていないのに、あと1年なんてありえませんよ。あまり言うと悪口を言っているようで良くないのですが、皆さんには東芝社内の実態が見えませんからね。



 今回、東芝元社長の西室泰三も本誌の取材に応じた。西室は「西田さんと佐々木さんの間に考え方の違いが出てきたという話は、昨年末に初めて聞きました」と前置きした上で言う。

「佐々木さんもよくやってくれたと思います。しかし、部下に荷重がかかりすぎていたということがあるようです。部下が提案書を持っていくと、『ダメだ』と言われて返される回数が通常の社長より多かったり、その時に具体的な指示が出ないとかね。佐々木さんは自分のスピーチに熱心な人で、(部下が)そのスピーチ原稿を50回以上も書き直させられたということもあったようです。

 佐々木さんともよく酒を飲んで話を聞きましたが、人間として欠陥があるとは思っていません。ただ佐々木さんは独身ですし、そういう意味で配慮が足りないところがあったのではないでしょうか。『自分で決めたい』ということが多すぎたんですかね。佐々木さん当人は、意識して自分のところに権力を集めようという人ではないんですが、結果的にそう見えてしまったということなんです」

 西田と佐々木はともに異色の経歴を持つ。

 西田は東京大学大学院時代にイラン人女性と学生結婚すると、現地に渡りイランの現地企業と東芝の合弁企業に就職。そこで才能を見込まれ東芝本社に入社した時には、31歳。「10年遅れの新入社員」から社長まで登りつめた超異端児だ。

 一方の佐々木は原発一筋。3・11の震災で事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所が入社最初の担当で、配管設計などを担当し、会社人生のほとんどを原発畑で過ごした。原発の技術の話題になると、夜中12時を過ぎるまで話が止まらないという「原発野郎」(東芝関係者)だった。


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