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企業の提携・合併観察スレ

1211荷主研究者:2013/01/06(日) 13:01:43

http://media.yucasee.jp/posts/index/12630
2012年12月19日 19:58更新 ゆかしメディア
シャープが1円を出さないケチケチ大作戦進行中

 経営再建中のシャープの国内事業所から、12月15日、早期希望退職に応じた2960人が去っていった。米クアルコムによる出資、衆院選での自民党の圧勝で株価は一時300円を超えて持ち直しているが、「下期に営業黒字が達成できなければ死活問題」(シャープ社員)との状況に変わりはなく、「あらゆる経費を削減する『ケチケチ作戦』を続けている」(同)という。その涙ぐましい努力とは――。

■「そこまでするか」の徹底ぶり

 「加盟していた外部の会合の多くを退会、もしくは休会した」(シャープ40代社員)という。営業に直結しない間接部門については特に徹底している。

 共同通信社が運営する「きさらぎ会」もそのひとつ。日本でもっとも古い歴史をもつ会員制の講演会組織で、政治家や作家などが講師を務めている。会の大阪会員には、大阪に本社をもつ主要企業の広報、経営企画、国際部門などの部門長が加盟し、毎月の講演会に参加する特権を与えられているが、シャープはこの会を“休会”した。

 年会費は30万円ほどだが、「直接営業に役立たないものは1円も出すな」といわれているだけに厳しかった。3年前にはふんぞり返っていた会社だけに、「ここまでしなければならないとは、本当に情けない」と嘆いたという。

 社団法人中央電気倶楽部(大阪市北区)の評議員を辞退したのも、ケチケチ作戦の一環。関西の電気、電機、電線にかかわる企業が加入しているこの社交クラブは、大正3年に設立された。昭和5年に建設された建物は、経済産業省の「近代化産業遺産」にも指定されている。建物内ホールで昭和7年5月5日、パナソニック(旧松下電器産業)の松下幸之助が幹部社員を集めた式典を開催、有名な「水道哲学」を表明されたことで知られる。

 シャープは、会員6人の枠は維持しているが、評議員を辞退することで、さまざまなお役を免じられるという算段があるようだ。もしくは、区切りのいいところで、会員も削減するつもりかもしれない。

■株主への決算説明書でも400万円以上節約か?

 株主たちに送った中間決算説明書にも、ケチケチ作戦の徹底振りが表れている。多くの企業は、カラーの刷り物を封書に入れて送るが、シャープは今回、3つ折り両面印刷をはがきサイズにする「圧着ハガキ」で送った。まるで、カード会社からの「お知らせ」だった。

 50代の株主は「受け取ったときには、ここまで苦しいのかと驚いた」という。だが、しばらく考え、評価する気持ちになった。「決算発表はすでに見ているから、株主通信なんてすぐ捨てる。15万人ほど株主がいるから、封書からハガキにしたことで送料の節約額は400万円を超えるはず。業績がいい会社も真似したらいい」とも。

 この、「第119期第2四半期業績と配当(無配)のお詫び」と題した三つ折はがきには、奥田隆司社長の謝罪文が2ページにわたって記載され、文末は「2012年度下期の連結営業利益黒字化を実現し、業績と信頼回復に努めてまいります」と締めくくられている。

 シャープはいま、銀行からの借入金で生き延びている状況であり、銀行団との融資の約束にも下期黒字化が不可欠であることが、文面からもうかがえる。会社を去った2960人のためにも、1円でも多くのキャッシュを残すケチケチ作戦が成功し、会社の建て直しが成功することを祈るばかりである。


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