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企業の提携・合併観察スレ

1004荷主研究者:2010/11/23(火) 12:40:15

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101116/bsc1011160502002-n1.htm
2010.11.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
半導体市場に変調の兆し 設備増強か生産調整か…戦略の分岐点

ルネサスが製造する半導体ウエハー(ブルームバーグ)

 好調を維持してきた半導体市場に変調の兆しが出始めている。パソコンや薄型テレビの販売が鈍化し、これらの機器に欠かせないメモリーなどの需要が減速。半導体大手のエルピーダメモリは今月から減産に踏み切り、台湾の新工場建設の延期も決定した。増産が供給過剰と市況悪化を招く「シリコンサイクル」で業績が悪化することを防ぐ。一方で海外勢を中心に設備増強の動きもあり、市場動向に各メーカーが神経をとがらせる局面に入ってきた。

 エルピーダ減産

 「前回の不況を繰り返すわけにはいかない」。エルピーダメモリの坂本幸雄社長は今月4日、東京証券取引所で開かれた2010年9月中間決算発表の席上で、パソコンなどの基幹部品であるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の減産を発表した。

 7〜9月期の営業利益は235億円の黒字だったものの、DRAM価格が半年間で約40%も下落したことで前期比では半減。坂本社長の脳裏には、半年で75%もの価格が下落した08年の悪夢が浮かぶ。

 エルピーダは「機関決定ではない」(坂本社長)ものの、11年度の設備投資を今年度の1150億円から半減させる。米系調査会社ガートナー・ジャパンの清水宏之主席アナリストは「業績悪化を招く急激な価格低下は避けねばならない」とエルピーダの対応を評価する。

 USBメモリーや携帯電話の記憶用に使われるNAND型フラッシュメモリーも価格は下落傾向。ただ、同メモリー大手の東芝は「予想の範囲内」(村岡富美雄副社長)と慌てない。半導体全体でも「次世代機の立ち上がりで来年1〜3月期には盛り返す」と強気の見通しだ。

 東芝は設備投資も従来計画を変えず、三重県四日市市の新工場で来夏、回路線幅が20ナノ(ナノは10億分の1)メートル台の最新メモリーの生産を始める。

 米半導体工業会(SIA)は10年の世界の半導体販売額は前年比32.8%増の3005億ドル(24兆9000億円)に膨らむと予測する一方、11年は6.0%増、12年は3.4%増と勢いが鈍るとみている。

 インテル80億ドル投資

 ただ、米半導体大手のインテルは研究開発拠点の新設や設備増強に最大80億ドル(約6500億円)を追加する計画で、米テキサスインスツルメンツも増産を決めた。

 韓国のサムスン電子は当初の計画より10%上積みし、今年の設備投資額を半導体以外も含め20兆ウォン(約1兆4600億円)とする方針だ。スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット型情報端末の普及が今後見込まれることが背景にある。

 受注競争に後れをとるか、シリコンサイクルの罠(わな)に陥るのか。設備増強や生産調整のタイミングを見定める難しさが増してきたのは間違いない。(高木克聡)


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