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選挙・議員関連情報スレ

3948名無しさん:2015/09/22(火) 10:20:47
>>3947

 そして、それぞれの言動が注目された若手議員が目立った。

 小泉チルドレンでは、現在タレントとして活躍している杉村太蔵氏だろう。

 比例代表南関東ブロックに35位という絶望的な順位で名簿登載されたが、自民党圧勝で当選した。「シンデレラマン」を自称し、「BMWが欲しい」「料亭に行ってみたい」など常識外れの言説を繰り返した。また、自らを「フリーター、ニート世代の代表」と公言し、同世代の反感も買った揚げ句、党幹部を伴い謝罪会見を開くという前代未聞の事態に発展した。

 その後は発言を控えたためか、徐々にメディアからフェードアウトしていった。衆院北海道1区へのくら替え出馬も模索したが願いはかなわず、国政復帰は果たせていない。

 小沢ガールズでは、田中美絵子氏が耳目を集めた。河村たかし名古屋市長の秘書を経て、21年の衆院選で石川2区から出馬。森喜朗元首相に挑み、選挙区では落選したものの比例代表で復活当選した。当選後はドラマでヌードを披露していた過去や官僚との路上キス写真が報じられ、政治家としての本業よりもスキャンダルが目立った。

 24年には、テレビカメラの前で「行かないで」と涙ながらに民主党を離党する初鹿明博氏(現・維新の党衆院議員)を説得し、「国会メロドラマ」と揶揄されたこともある。落選後も国政復帰を目指して活動しているが、民主党の小山展弘衆院議員と婚約したかと思えば、結婚延期を発表するなど話題を振りまいている。

 実は、前述した面々は小沢氏が一本釣りした田中氏を除けば、政党の「公募」試験に合格し、公認候補として当選した議員ばかりだ。

 武藤氏は21年衆院選に際し、自民党の全国公募に応募して滋賀4区の公認候補になった。上西氏は橋下氏が公認候補の養成機関として立ち上げた「維新政治塾」の1期生で、自民党の女性現職の対抗馬として白羽の矢が立った。杉村氏も自民党の公募で比例代表候補になった。

 公募では、応募者は書類審査や論文、党本部や県連の幹部による面接でふるいにかけられ、合格すれば党公認で立候補できる。党によっては街頭での模擬演説といった「試験」もある。各党の公募による候補者選定は、党内実力者が密室で後継候補を決めたり、世襲が横行したりしたことに対する有権者の批判をやわらげるために広まった。

 かつて田中角栄元首相はことあるごとに「おれは伯楽だ。人を見れば、そいつが大成するかどうか分かる」と言っていたというが、現在の党幹部らも田中元首相ほどでないにしろ、人物を見る目はあるはずだ。問題を起こしそうな候補者を見抜くことは不可能なのか-。

 ある党の幹部職員は、こう語る。

 「簡単な話じゃない。例えば、単に政局好きの地方議員だったら難しい論文をまじめに読み書きはしないだろうし、選挙はイケメンや美女が有利なこともあって選ばれやすい傾向にある。まあ、企業だって採用に失敗することもある。リスクのない選考方法はない」

 別の問題点を指摘する向きもある。前述の武藤氏はもともとリベラルで、自民党とは思想的に距離がある滋賀県の嘉田由紀子元知事のスタッフだった。首相に近い自民党幹部は「公募をすると、いろんな政党に応募している人がいる。プレゼンテーションが抜群にうまく、論文も出題者である政党の政策や性質を良く研究して模範解答を用意している。まあ、逆に言えば、信念がなく“宗旨変え”に抵抗がないのだが…」と語る。

 確かに、解党したみんなの党の渡辺喜美元代表は、維新の党の候補者について「みんなの党の公募を落ちた人や、受かっても選挙に有利だと思って移った、覚悟のない粗悪品だ」などと批判していた。同じ第三極勢力として人気を奪われた恨みもあるだろうが、一面の真実を突いていたようだ。

 それだけに、自民党のベテラン議員は憤る。

 「自民党は地元密着の政党だ。国会議員や地方議員が地元で有望な人材を発掘して、候補者として押し上げていくべきではないか。昔は派閥が候補者発掘機能を果たしていたが、小選挙区制になって党本部主導の公募がトレンドになり、政治家が小粒になった。小選挙区制、公募とも、もうやめちまえよ」(政治部 沢田大典)


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