したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

選挙・議員関連情報スレ

2986名無しさん:2009/09/14(月) 20:30:39
>>2984
宇宙人的な言動の危うさ

 さて、話はまた鳩山さんに戻りますが、非核三原則を法制化するとか、しないとか、ブレの目立った一連の発言を想起(そうき)するとき、一国の宰相としての鳩山さんの発言には危うさを禁じ得ません。国内相手ならまだしも、米国など国際舞台で前言を撤回するようなことをしたら大変な禍根を残します。

 頼まれもしないのに、なぜそんな心配をするのかというと、社民党との連立協議の過程で民主党は、在日米軍基地や日米地位協定をめぐり、「沖縄県民の負担軽減の観点から日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地の在り方について見直しの方向で臨む」との合意文書に署名し、社民党に配慮を示しているからです。

 初顔合わせとなる日米首脳会談で、社民党のいうように、鳩山さんはオバマ大統領相手に、いきなり重い交渉ごとをふっかけるとでもいうのでしょうか?たぶん、会談では踏み込まずに、仮に言及したとしてもそうとう分厚いオブラートに包んだ言い方になると予想しています。しかし恐いのは、帰国してから国内向けに、鳩山さんがオバマ大統領との会談から脱線するような発言をしてしまった場合です。そうなれば、自民党政権が営々と築き上げた日米の信頼関係を修復するのに大変長い時間を要することになってしまいます。

 というのは、鈴木善幸元首相の訪米が忘れられないからです。昭和56年のことでした。子ども心(といっても、もう詰め襟の学生服は着ていましたが)ながらに、興味深く新聞を読んだ記憶があります。

 鈴木さんはレーガン大統領(当時)との日米首脳会談後、日米共同声明を発表しました。声明には、初めて日米の「同盟」関係という言葉が盛り込まれたのですが、帰国後、記者団に囲まれた鈴木さんは、「『同盟には軍事的意味合いは含まない」との見解を示して、日米両国政府で蜂の巣をつついたような騒ぎになりました。そりゃぁ、一国の首相が米国の大統領と約束したそばから、「そんな約束してません」というのだから、米国側も開いた口がふさがらなかったことでしょう。

 鈴木さんは、共同声明が首脳会談の終了前に外務官僚の手でできあがっており、自分が行った会談の結果を反映していないことへの不満があったとされています。一方、伊東正義外相は日米関係にヒビが入るのを心配し、国際信義を守るため、あえて「(『同盟』には軍事的意味合いが)当然含まれる」と明言し、鈴木首相に反旗を翻(ひるがえ)すことで日本の名誉を守ろうとしたようです。その後、伊東外相は閣内不一致の責任をとって辞任しました。

 中曽根首相時代には日米の首脳同士が「ロン・ヤス」とファースト・ネームで呼び合うまで親密な関係に発展させたのですが、鈴木さんの発言以降、日米「同盟」の2文字は消えてしまいました。これが復活するのは平成8年4月、橋本龍太郎首相(当時)とクリントン米大統領による日米安保共同宣言(21世紀に向けての同盟)まで、15年もの長きにわたって待たなければならなくなったのです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板