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選挙・議員関連情報スレ

2984名無しさん:2009/09/14(月) 20:30:07
>>2983

「癒し系」は名脇役

 さて、16日に発足する鳩山政権のキーマンは、小沢幹事長ではなく、「ふぅ〜爺(ジイ)」なんだろうと思っていました。平成5年の細川政権で大蔵大臣を務めた藤井裕久(ふじいひろひさ)さんです。記者の中には、「ふじきゅー」さんと呼ぶ人もいるようです。それはともかく、与党にあっては、寝ても覚めても小沢さんを中心に政界が動く、「鳩山政権天動説(てんどうせつ)」的な世界が出現するでしょうが、この方が入閣するのであれば、やはり、味わい深い言動でわれわれを楽しませてくれるのではないかと期待してしまうのです。

 そう思っていたら、当初は財務相とみられていた藤井さんの起用が分からなくなってきたというではありませんか!藤井さんが重用閣僚に起用されるのか、無役となるのかは現時点では分かりませんが、もし「癒し系」の藤井さんが起用されれば、鳩山政権の止まり木的な存在になり、難しい局面を乗り切る際に欠かせない名脇役になるでしょう。その存在は、小泉政権でまったりした関西弁とトボケた答弁で殺気だった衆院委員会室をなごませた「塩爺(しおジイ)」こと、塩川正十郎元財務相を彷彿(ほうふつ)とさせます。

 藤井さんは選挙前、鳩山さんの政権構想について「わたしは自由人だもん〜♪執行部でもないのに、そんなこと、わかりゃぁしませんよ」と記者らを煙に巻いておりましたが、一方で「党の決定には従います。どういう立場であれ、鳩山さんを支えます」と明言されているのを聞いて、思わず「ぷっ」と噴出してしまいました。ベンチ裏でぶんぶんバットを振り回し、いつ監督(鳩山新首相)に呼ばれてもいいように身体をほぐしている藤井さんの姿が目に浮かんだからからです。藤井さんは中学時代から野球に親しみ、東大時代は1年生からキャッチャーでクリーンナップをまかされるほどの野球好きだったそうです。

 それはそれとして、鳩山さんがもし、長期政権を目指すなら、後で申し上げますが、過去の例にならえば、(1)癒し系ベテラン閣僚の起用(2)参院に後見役をつくる−ことが肝要でないかと思います。藤井さんを重用閣僚で処遇すれば、(1)の条件はひとまずクリアしたことになります。問題は(2)です。安倍晋三元首相らが悩まされた衆参の「ねじれ」こそ解消しましたが、参院を軽視しての政権運営はおぼつきません。

 なぜなら、長期政権を維持するには重要法案の成立、すなわち、衆参両院で法案が可決されねばならないからです。長期政権となった佐藤・中曽根・小泉各首相に共通するのは、参院自民党がしっかり政権を下支えしていたことです。

 古い話なので知らない方も多いかもしれませんが、佐藤政権下では岸信介、佐藤両首相と同郷の重宗雄三議長が三期九年間にわたり参院に君臨しました。「重宗天皇」と称される権勢を振るい、陰に日なたに佐藤政権を支えたわけです。佐藤首相もたびたび重宗議長室を訪れては、重要法案成立に対する協力を要請していたそうです。ちなみに、自民党有力者だった三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫各氏から一文字ずつをとった「三角大福(さんかくだいふく)」は重宗さんの命名で、地元山口の銘菓、三角餅(みかどもち)がヒントになったといわれています。 

 で、田中首相も参院を重視しましたが、当時、多党化が定着する中、参院で一定の発信力、影響力を保持した公明党と支持母体の創価学会を押さえ込むためでもありました。

 一方、長期政権を実現した小泉さんはというと、ドンとしての影響力に陰りはみられていましたが、青木幹雄参院議員会長(当時)という自民党きっての実力者に支えられていた点で、佐藤政権と酷似しておりました。小泉さんはその参院で平成17年8月、中曽根弘文元文相らの造反にあい、「改革の本丸」と位置付ける郵政法案を廃案に追い込まれました。特定郵便局など一部団体の利益を代弁する族議員の影響力が残る参院での採決で一敗地にまみれたわけです。盟友・青木さんも造反の動きを鎮圧することができなかったのが、廃案につながった原因の一つといえます。


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