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「クリスマス=オラトリオ」の歌詞のメモ

28Bhaashendradatta:2009/10/05(月) 21:07:28
そして9曲目。
私たちの楽譜では、ここから最後までを1曲として扱い、これが最終曲となる。
しかし、Tollite hostias以降は、明らかに曲調が異なり、第10曲として
取り出せるほどに独立性が高い。
ソプラノ1・ソプラノ2・アルト・テノール・バリトンの5人のソロに、
混声四部合唱が加わる。

Consurge, Filia Sion.
Alleluia.
Lauda in nocte, in principio Vigiliarum.
Alleluia.
Egrediatur ut splendor justus Sion,
et Salvator ejus ut lampas accendatur.
Alleluia.

Tollite hostias, et adorate Dominum in atrio sancto ejus.
Lætentur cœli, et exultet terra, a facie Domini, quoniam venit.
Alleluia.

歌詞の出典は、このオラトリオの中でこの曲が最もぐちゃぐちゃであるが、
「イザヤ書」51章〜52章及び62章、「哀歌」2章、そして「詩篇」第95篇
(新共同訳の96篇)を参考として挙げておく。
いずれにせよ、聖書の日本語訳をそのまま持ってくることは不可能である。

29Bhaashendradatta:2009/10/05(月) 21:34:11
consurgeは、consurgō((ともに)立ち上がる・奮起する・決起する)の
命令法現在二人称単数。「立ち上がれ・奮い立て」
Fīliaは、「娘」。単数呼格(女性)。
Sionは、固有名詞。不変化なので、格関係が文脈からしか分からない。
つまり「娘であるところのシオン」なのか、「シオンにとっての娘」なのか、
ここからではよく分からない。
新共同訳の説明によれば、「シオンの娘」とは、エルサレムの住民たちの
ことである。

laudāは、laudō(褒める・賞賛する)の、命令法現在二人称単数。
nocteは、nox(夜)の、単数奪格(女性)。in nocteで、「夜に」
principiōは、principium(初め・開始・起源)の単数奪格(中性)。
Vigiliarumは、vigilia(夜警の時間単位)の複数属格(女性)。
「夜警の時間帯のうちの初めに相当する夜(>宵の口)に、讃えよ」。

30Bhaashendradatta:2009/10/06(火) 19:08:09
ここから男声の読経のような8小節。「イザヤ書」62章の冒頭部より。

ēgrediāturは、ēgredior(出て行く・出撃する)の、直説法過去三人称単数。
utは、「〜のように」「〜として」「〜したとき」「as 〜」の相関詞・副詞・
接続詞・間投詞。
splendorは、「輝き・栄光」を意味し、単数主格(男性)。
justusは、「公正な・正当な・合法の」の意味し、男性単数主格。
Sionはここでは属格か。
新共同訳聖書では、
「彼女(=シオン)の正しさが光と輝き出で」(()は引用注)。


Salvātor(救済者・救い主)は、単数主格(男性)。
ējusは、単数属格。性はここでは女性か。
lampasは、「松明・灯火・ランプ」。単数主格(女性)。
accendāturは、accendō(点火する・明るくする・照らす)の、
受動態直説法過去三人称単数。
新共同訳聖書では、
「彼女の救いが松明のように燃え上がる〔まで私は決して黙さない〕」(〔〕は引用注)。

31Bhaashendradatta:2009/10/06(火) 19:27:27
ここから最後の荘重なG-Durの混声四部。4ページ分。
「詩篇」第95篇(新共同訳の96篇)のモチーフ。

tolliteは、tollō(上げる・持ち上げる)の、命令法現在二人称複数。
hostiāsは、hostia(いけにえ・犠牲獣)の、複数対格(女性)。
「いけにえ・供え物を捧げよ」。

adōrāteは、adōrō(崇拝する・祈る)の、命令法現在二人称複数。
Dominumは、Dominus(主)の、単数対格(男性)。
「主を崇めよ」。

ējusは、単数属格。性はここでは男声。「彼(=主)の」
sanctōは、sanctus(神聖な・聖なる)の、中性単数奪格。
ātriōは、ātrium(広間・ホール、館・宮殿)の、単数奪格(中性)。
「彼(=主)の神聖なる広間で」
新共同訳聖書では「神の庭に入り」という表現。
ここはin + 奪格なので、ラテン語では移動ではなく行為の場所を示す。

32Bhaashendradatta:2009/10/06(火) 19:53:58
lætenturは、lætor(喜ぶ・楽しむ)の、直説法未来三人称複数。
cœliは、cœlum(天)の複数主格(男性)。※通常は中性単数。(>>15
exultetは、exsultō(跳びはねる・跳ねまわる)の、接続法現在三人称単数。
terraは、「大地・陸・地球」で、単数主格(女性)。
「天は喜ぶだろう、地は小躍りするがよい。」
新共同訳聖書では、
「天よ、喜び祝え、地よ、喜び踊れ」という表現。

faciēは、faciēs(顔・容貌)の、単数奪格(女性)。
Dominīは、Dominus(主)の、単数属格(男性)。
āは、「〜から」「〜によって」「〜の理由で」
「主の顔(の側)において」即ち「主の御前で」。

quoniamは、接続詞「〜のあとで」「〜だから」。
vēnitは、veniō(来る・到着する)の、直説法完了三人称単数。
「彼(=主)は来られたのだから」。

ということで、「クリスマス=オラトリオ」の歌詞は一通り触れ終わり。

33Bhaashendradatta:2009/10/08(木) 19:43:47
hallelujahは、ヘブライ語で二語から成る句で、
halləlūは、動詞hallal(喜び讃える・賛美する)の、命令法二人称複数男性形。
yāhは、神の名YHWHの前半の二文字で、即ち、「神」の省略形。宗教的な
人名の一部に含まれていることもある。

「神を喜び讃えよ」ということから、キリスト教徒の間では、神を讃えるような
嬉しいことがあったときの間投詞となった。

http://en.wikipedia.org/wiki/Hallelujah

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