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インド古典音楽メモ

1近藤 貴夫:2003/10/02(木) 21:44
旋法R@agaと、拍節法T@ala、そして忘れてならないのは、
運行法Gamaka。それから、魅力的な音色を響かせる楽器の
数々。インド古典音楽のことを書くスレッドです。

「倍音のことに気づいたのは西洋音楽だけだ」って、三枝
成彰氏がどこかの音楽論で書いていたような気がするのだ
けれど、それって間違ってると、その時思いました。
だって、倍音のことに気づいていなかったら、純正律で
調律したり、倍音を響かせるための共鳴弦をいっぱい張っ
たりできるはずないじゃないですか。それに、もし笛を
吹いたら、同じ指使いで倍音関係の音が吹き分けられる
ことに気づくはずだしね。
独立した複数の旋律によるハーモニーを発達させることと、
倍音に気づくこととは別問題だと思います。モンゴルの
ホーミーだって立派な倍音の活用法。インド古典音楽は
通奏音を持っていて、ダイナミックに和声の色調が変わる
ことはないけれど、倍音関係の調和した音が常に鳴って
いるようにしてあります。十二平均律を導入した一部の
現代音楽による感覚麻痺よりよっぽど綺麗ですよ。

2近藤 貴夫:2003/10/16(木) 07:08
先日、書店の教育指導用書籍コーナーで見たのですが、音楽の
指導用テキストには、邦楽・朝鮮音楽・ラテン音楽・・・等々と
並んで、インド古典音楽の基礎にもちゃんとページが割かれて
いました。
新指導要領には余り賛成できないなあと思っていたのですが、
いいですね、これ。

3近藤 貴夫:2004/01/09(金) 13:01
最近は、というかここ半年余り、インド古典音楽ライブには行けて
いません。家作りで時間もお金も消えてしまったということも
ありますし、私の都合のいい場所・時間のライブが乏しくなったと
いうこともあります。
けれども、これからもインド古典音楽ファンは続けます。

さて、インド古典には様々な楽器があります。
弦楽器で一番有名なのはスィタール(シタール)。フレットのある
撥弦楽器です。そして、伴奏用によく使われるタンプーラー。解放
弦をつま弾きます。そしてサロード(サロッド)。フレットのない
撥弦楽器。更にサントゥール。ピアノのご先祖様の親戚筋にあたる、
多数の弦を撥で叩く打弦楽器。中国の楊琴みたいなやつですね。

4近藤 貴夫:2004/01/09(金) 13:23
弓で弾く擦弦楽器は、幾つもありますが、ライブ演奏には行ったことが
ありません。バイオリンも、ネックを下に向けて構える独特の弾きかた
でインド古典に入っていますが、まず特徴的なのはサーランギー。
音の立ち上がりが強烈です。それから、エスラージなど。
CDでよくある楽器は、ヴィーナの仲間。それからエークタール(エク
タール)など。

打楽器になると、一番有名なのはタブラー(タブラ)。座って、床に
置いた左右ひと組の鼓状に紐で絞めた太鼓を手で叩きます。それから、
パカワージ(パックワージ)やムリダンガムは長細い形状の両面太鼓。
焼き物を直接手で打つガタムもあります。

管楽器で一番知られているのは、インドのフルート、バーンスリー
(バンスリ)。また南インドではクラルと呼ばれる笛があります。
それから、リード付きの縦笛、シャハナイー(シャーナイ)。
丸い胴から吹き口と二本の管が突き出た蛇遣い用の笛、プーンギー
などもあります。

5近藤 貴夫:2004/01/09(金) 13:33
そして、インド古典の最大の花形は、声楽だそうですが、日本で
インド古典声楽を人前で披露する人は滅多におられません。ただ、
古典というより宗教儀礼のサーマヴェーダを吟唱する先生は東京に
おられます。

一口にインド古典と言っても、インド中北部のヒンドゥスターニー
音楽と南部のカルナータカ音楽に伝統が大きく二分され、そして
各州に独自の楽器や民謡も存在するといった状況のようです。


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