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創作メモ

90管理人:2012/03/26(月) 00:17:36
>>88-89の続き。
カナムラとアラカヒは困ったはずだ。もう駒がないのである。こうなると、入り婿しかないわけだが……。
「石上陛下のご具合は?」「よろしくないな」「困ったな。世継ぎおらんで」
「二十年前の危機の際は、親父がうまいことやってくれたんだが、もうこれは駄目かもわからんね」
「誰か他に初瀬朝倉の大王にやられた世継ぎ候補っていたっけ? その人の遺子がいれば、また同じ作戦が使えるんだが」
「いるかもしれんが、さすがにもう昔すぎて分からんわ。もう入り婿しか無理やろ」「幸い陛下にはちょうどいい娘さんがいるが……」
「そそ。でも相手が難しい。一時は平群にその座を渡すことになりそうだったが……」
「やっこさん、黒かったからなあ。バカ息子が俺の娘に手を出しやがるし。潰して正解やったわ」
「お前が入り婿になるのはどう?」「勘弁してくれ、矢面に立ちたくないわ」「まあな。それは俺もや。ってか俺らは無理やし」
「蘇我は?」「駄目駄目。平群と同じ臭いがするわ。俺の叔父が死んだときの話知ってるか?」「なんか聞いたことあるわ。新羅やっけ?」
「そそ。叔父が戦死して、ただでさえやばかったのに、紀と蘇我が功を競るあまり殺し合いになったらしいから」
「確かにあいつらはあざとすぎるよな」「中央にいる奴は駄目だよ。地方にいいのがいたかなあ?」
「知らんわ」「……、あ、ええのおるわ。しかも高確率で王家の枝分かれやで」「お、ええやん。誰?」

以上が継体擁立の経緯である(大嘘)。つまり脱線してこの話をしたのは、継体擁立は緊急手段であるものの、
あながち変ではないような気がしたので、ちょっと妄想してみたのだ。


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