スタートアップ企業のTenstorrentは、AIプロセッサの開発に注力しており、同社CEOのJim Keller氏がRISC-V関連のカンファレンス「RISC-V Day Tokyo 2023 Summer」のために来日し、各誌のインタビューに答えた。Keller氏は、GPUよりも高い電力効率を発揮するAIプロセッサについて話し、またRISC-Vの利点について言及した。同社はAIプロセッサとRISC-VプロセッサのIP設計レベルやチップレベルを提供しており、2024年には両者を1チップに収めた「Grendel」の投入を予定している。Keller氏は、AIのイノベーションに注目し、AIプログラム同士が通信する世界、人間とAIが会話する世界が実現することがAIの未来像であると語った。