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おしゃべりルーム
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フリーメイスンなど
ご感想ありがとうございました。フランスのフリーメイスン思想が革命を通してユニヴァーサリスムに至ったのは確かです。同じフリーメイスンが、グループとしては閉鎖なコミュノタリスムに傾斜していくのは残念ですが。もともとフランスのユニヴァーサリズムの基本にあったのは、キリスト教の伝統だと思います。しかし、人間の組織であるカトリック教会はいつも権力と特定利益に結びついていました。フリーメイスンや啓蒙思想は、教会に私物化されていたペルソナとしての神を否定して、宇宙の創造者、設計者としての神を説くTheismを打ち出しました。これは、既成教会側から見ると異端であり「無神論」でしたが、一元論化した本来のキリスト教ユニヴァーサリスムからインスパイアされたものだと言えるでしょう。考えてみると、社会に依存しなくては生きられず、さまざまな不公平な運命を背負う人間をみな「自由で平等」だと言い切ることは、今でこそわりと普通に聞こえますが、目くるめくほど不自然です。これは事実の言明ではなくて、生き方を導く志向なのですね。
モーツアルトは明らかにフリーメイスンの救済論や倫理観を持っていたと思います。でも、アーティストとしては連帯型でなく孤独で、身体感覚をつかむのが巧かった人です。信仰とクリエーションのタイプが少しずれているのが彼の魅力だと思っています。
フリーメースンやユニヴァーサリズムを生んだ「キリスト教無神論」の光を当ててはじめて、西洋型一神教がよく理解できるのでしょう。
一神教のなかった日本には緩い政教分離しかできないのも自然で、それもまたいいと思うのですが、国際社会を生きるのにはユニヴァーサリズムをツールとして使えるよう学びたいと思います。
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