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おしゃべりルーム
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フランス人とサッカー
フランスはなんとか2−0でトーゴに勝って、決勝リーグに進出しました。韓国と引き分けの翌日は、新聞の一面に「NUL」(Match nul=引き分けと「最低」をかけている)や、「絶望的」「われらを失望させる」などなど、すごく糾弾の見出しばかりで、今日はどんなだろうと楽しみにしていたら、「どうにかこうにか」や「やれやれ」みたいなタイトルでした。日本の新聞は見ていませんが、負けてももっと親切だと思います。
98年に優勝した時はチームが黒人、アラブ系、白人とバランスが取れていたので共和国ユニヴァーサリズムのシンボルみたいに言われたものですが、それ以来、町に黒人の数がどっと増えたのを反映して、チームの黒人率が増えました。98年のプチのようないわゆる典型的なフランス名は皆無です。それで、2度の引き分けの後、「典型的フランス人」たちがあまりにもチームに冷たいので、「あんたたち、ひょっとして、ナショナルチームのことを傭兵とか外人部隊みたいに思ってない?」と聞くと、「その通り」と本音を吐く人が何人かいました。だから弱いと平気で批判できるのです。「自分たち」は傷ついてない。オリンピックでも、勝つと、関係ない人でも自分が偉くなったように昂揚するのはどの国でも似てますが、負けた時の反応の方がお国柄によって異なるようです。
昨日のトーゴ戦の前、TVでもラジオでも、「トーゴさん、もう負けてるんですから、フランスに勝たしてやってくださいよ」とか、「トーゴと取引して負けてもらえばいい、金を渡せば簡単さ」とか、ジョークにしてもあまりにも情けない、君たちには誇りというものがないのかフランス人、といいたくなるようなコメントが飛び交ってました。とにかくとってもシニカルで、勝つ時は熱くなるけど負けたら「ぼくの価値とは関係ないもんね」風になるのがフランス的です。愛国心がどうというより、また外人部隊というより、闘犬とか競馬のイメージ、チームは選抜され訓練された犬や馬で、国民はそのオーナーみたいな態度というのが近い気がします。まあ、現実にはそれぞれの選手は月収何千万円という高所得者なんですから、勝敗次第で庶民にどう扱われてもそれもメチエのうちかもしれませんが。
サルコジについてのいろいろな世論アンケートがフィガロ・マガジンに載ってたのでさっき買ってきました。今から読みますね。
『レオナルド・ダ・ヴィンチ伝説の虚実』の感想もどなたかお知らせくださいね。
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