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おしゃべりルーム

74Sekko:2006/06/24(土) 02:03:44
あれこれ
18日に生徒たちの発表会、私もちょっとヴィオラとを弾いたりトリオで弾いたり、その後21日、夏至の音楽祭で、夜11時から12時までのコンサートを受け持たされたので、いろいろ大変で、返事すぐ書かなくてすみません。あれこれ更新もしなきゃ。昨日はそのコンサートのヴィデオを見て打ち上げをやりました、夜11時からのコンサートというのは初めてで、前日の同時刻にうちで練習しようと思っていたのに、疲れてパスしました。でも私のピアノの生徒である照明技師エリックが、パリのコンセルヴァトワールから照明を借りてきてくれて、その据付に一日中費やしたのを見て、ちゃんと弾かないと申し訳ないと、がんばりました。とにかく、「燭台のコンサート」のイメージで演出したので楽譜の明りが暗く、鉛筆で書き込んだ指使いの数字とかが見えにくく、そのストレスの方が大きいでした。
 昨日は日本ブラジル戦をTVで観て、今日はフランス−トーゴ戦です。フランスも日本も、最後まではっきりしない似たような状況で、何かがっかり。でも18日の発表会で、弾いた小学生の男の子たち(フランス人)は皆ブラジルとかイタリアとかスペインのチームのシャツを着てましたから、子供は正直、とにかく「強いものが好き」なんだなあと思いました。彼らには、98年のフランスが強かった熱い夏の記憶なんてないから、「今強いもの」にあこがれるんですね。健全かも。
 昨日の日本ブラジル戦の初めは、フランス人の解説者が何度も、96年のオリンピックで日本はブラジルに勝ったことがある、と繰り返していました。フランスチームが情けないせいか、「弱者に優しい」雰囲気でした。でもここで敗退するなら、ブラジルと戦えて、しかも先取点を奪えて日本はラッキーだったかも。ワールド・カップでブラジルと戦え、しかも、ブラジルはもう決勝リーグ進出が決まってるから、主力選手を休ませて消化試合に徹してもいいところを、ちゃんと本気で戦っているので気持ちがいいでした。政治的にも経済的にも問題山積みの国が、サッカーで圧倒的に世界に君臨できて世界中から認められているのですから、彼らにとって、一つ一つのゴールが同胞に捧げる国の尊厳や、何かスピリチュアルなものと関わっているのかもしれません。
 今日のトーゴは内的にも問題を抱えていてぼろぼろなので、フランスがちゃんと戦えるのが筋ですが、2002年からずっとなにか負け癖がついてて監督と選手もまとまってないので、どうなるか分かりません。負けたらさぞや散々叩かれるでしょう。最近ヴィルパンらもサッカーを話題にして受けを狙ってたのでつらいところでしょう。ヴィルパンといえば、議会でオランドに「卑怯者」といって、翌日謝罪する羽目になりました。
 それで、サルコジ批判ですが、そう簡単ではないんですよ。前に書いたように不法滞在の未成年の扱いに関しては、すごい勢いで世論から反対されて引っ込めましたが、他の件については、これまでの無策をカバーする必要性があることと、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、サルコジは、彼なりにユニヴァーサリストで、その理念とつかず離れずという感じで泳いでいるんです。その抑え方がうまいので、その線だけで弾劾することは困難なのです。カトリックだということもあるせいか「フランス風ユニヴァーサリスム」の正統的言辞を完璧に語れる人なんです。まあこれについてはまた次にゆっくり書きます。日本のみなさんがこれをお読みくださる頃はフランスの運命も決まっていることでしょう。




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