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おしゃべりルーム

73古川利明:2006/06/22(木) 21:16:03
それと、もう一つだけ
 それともう一つだけ、竹下さんが「フランス語・文化」の方で、「移民法」のところで書かれていた、「優秀な人にフランスに来てもらいたい」というくだりですが、私はすごくここの部分が引っかかるのですよ。例えば、マグレブとか、フランスが旧宗主国だったところの移民は、ジダンのようにフランスのプロのサッカーチームで通用する「人材」なら、フランス国籍を与えましょう、ということですよね。結局、それこそが「差別」であって、ユニヴァーサリズムの価値観にもろ、反しているんじゃないですか。その根底にあるのは、ダーウィニズムに端を発する「優生思想」そのものじゃないですか。特に、ナチスの時代なんかは、ユダヤ人とともに、そうやって障害を持った人も「抹殺」の対象となったではないですか。私は今度の「サルコジ移民選別法」に、そういういやな臭いを確実に嗅ぎ取っています。要は、「金銭的な儲けを生み出さない存在は切り捨ててよろしい」ということであれば、障害者であったり、子供、高齢者といった「弱者」や「マイノリティ」が存在できる場が、社会からなくなっていくではないですか。何で、そういうおかしな動きに、毅然として「ノン」を突きつけないのか、私は不思議でしょうがいのです。サルコジ的発想に媚びているセゴレーヌも含めて。「サルコジ、あなたのやろうとしていることは、間違っている」。なぜ、この一言が言えないのか。「批判をする」というのは、日本の大新聞の社説のように、わけのわからないどうでもいい「総論」をごたごたと並べるのではなくて、個別具体的な批判対象に対して、「コトバという刃」をきっちりと突きつけることではないのでしょうか。私はそれが「実践」ということだと思いますし、もっと言えば、「実践なき思想はゼロに等しい」といえるのではないか、と思うのですが。




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