レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おしゃべりルーム
-
内戦状態
今朝のラジオでは、今や選挙戦は「内戦状態」だそうです。昨日、セゴレーヌがバイルーに携帯で電話したのにつながらなかったそうで、バイルーは明日意見を表明するはずです。DSKはセゴがバイルーに擦り寄るのを快く思っていません。かと思うと、ばりばりの社会党だったはずのエリック・ベッソンが昨日公式にサルコ支持に回りました。フランスの進歩、早起きのフランスのためにはサルコの政策の方が正しいと言うのです。サルコは、左派にも門戸を開放するというのは方を並べるということではない、と釘をさしています。元UDFのラファランやヴェイユを従えて、新しい右派連合とか言ってますが、左派も新しい左派、中道左派という方向なので、とにかくいたるところで、新しい組み合わせができつつあります。アンチ・サルコで極右がセゴに揺れたり、アンチ・セゴで極左がサルコに揺れてる部分まであり、しかも彼らの若さから言っても、今回当選したら、2期10年は居座る可能性があります。どちらにしても、2002年はアンチ・ル・ペンで、政策も何もありませんでしたが、今回は、セゴもサルコもこの2週間の大勝負なので面白いと言えば言えます。ただ二人とも微妙に嫌われキャラクターです。どちらも自分の陣営の中にはっきり敵を作ってますから。
昨日、春休みが終わって最初のピアノの生徒が来たのですが、8歳の女の子2人がどちらも、自分たちから前日の投票を話題にして、うちのママはセゴレーヌに投票したといってたのが、印象的でした。一人の両親は教員で、教育界は伝統的に左派です。でもパパの方は棄権したそうです。男の左派にセゴへの警戒心が多そうです。もう一人の女の子の両親はアナリストと銀行員のブルジョワ(というか所得4500ユーロを超えるとサルコ支持が多くなる)ですが、ママはユダヤ人なのでセゴに、カトリックのパパはサルコに投票したそうです。
しかしサルコの30%を超えた支持は、1914年以来の高率とか言うことで脅威を感じます。5月頭にTVで二人の討論があるので、それをちゃんと聞いて判断しようという空気があるのは、投票率から考えるとなかなかすごいことですね。バイルーの力で、右も左も中心よりになりつつあるのも新しい現象で興味深いです。そういえば、今発売中の『新潮45』5月号に、私はフランスの出生率増加についての記事を書いてるんですが、その記事の写真にセゴレーヌが出てました。4人の子の母ということで。なかなかきれいな写真でした。
エリツィンの死にからんで、次のフランス大統領はロシアにヨーロッパ加入の提案をすべきだという意見が聞こえて来ました。ロシアはトルコのように自分からEUのドアをたたくことは絶対にしないけれど、今の彼らの負債と屈辱感は、大戦前のドイツと同じですごく危険というのです。ロシアがEUに入るのは平和に貢献すると・・・とするとEUの境界線はどうなるのでしょう。日本との関係は?とかいろいろ考えちゃいました。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板