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おしゃべりルーム
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アキム
アキムは私のトリオのメンバーの音楽家で、彼の曲とは、彼がバロックヴィオラとチェンバロとトラヴェルソのために作曲してくれたソナタのうちの2楽章のことでした。2年前、うちにピアニストとフルーティストが下宿してて、時々3人でアンサンブルをやっていたので、アキムにバロック・テイストの曲を作ってもらったんです。でもその二人がいなくなってから、今度は私が一人で練習できるように無伴奏のプレリュードとアルマンドを作曲してもらいました。(このサイトのバロック音楽室の初めの方にちょっと載ってます)今はエリカというフルーティストと仲良くなったので、またトリオ曲に再挑戦することにしました。
アキムとは彼が15歳の頃からの20年近い付き合いで、私にとって、もっとも信頼できる音楽家です。フランスでは最も権威ある音楽のアグレガシオンの資格も持っています。ただ、精神的にはガラス細工みたいな人で、それはトリオのもう一人のミレイユも同じ。この二人を連れて3年前に2週間の日本公演に行ったときは、私も疲労してぼろぼろで彼らの繊細さを支えきれず、フランスに帰ったらすぐにトリオを解散して彼らと別れよう、と思うことでなんとか我慢してたんです。でも帰仏前日、最後の公演が終わって、ショッピングに出かけた時の解放感を分かち合い、その後もすぐに、新しい曲をアキムがトリオのために編曲してくれて、また情熱が蘇りました。今は新しい企画を携えて、凝りもせず2度目の日本公演を目指しています。アンサンブルの秘密は、パッションの共有、そして寛容と赦し、忍耐です。自分の責任と、全体への目配り、誰かが疲れていたら手を差し伸べあう、あとはひたすら我慢とパッション。家族やら社会もそんなものでしょうか。私の場合、家族へは「諦念」、社会へは「義務」とか「使命」がキーワードかも。
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