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おしゃべりルーム

1058愚者:2022/04/22(金) 22:51:43
Sekkoさま
まず、アドレスが変わってアクセスできないと書いたのは私の間違いだったようです。
申し訳ありません。

質問に中身の濃い解説を示してくださりまことにありがとうございます。

特に、リンクされた絶望と希望についての2回にわたる記事を読んで、2014年のマイダン革命が抵抗から民族主義的な運動に変質した原因が少し理解できたような気がします。そうした潮流に国や地域を超えて共通性があることもわかりました。

>>冷戦終結後、ロシアのようなハイブリッドな国を、ヨーロッパが受け入れてくれていれば、日本にとっても悪くないもっとバランスの取れたグローバリゼーションに向かったのではないかと思いますが、軍事産業の利権に支えられたアメリカの善悪二元論的な冷戦マインドでは無理だったのでしょう。

ご指摘の善悪二元論は「アメリカの権力者にとって都合のよいものが善、都合の悪い実のが悪」とチョムスキーが言ってます。

昔、日本人が何度目かのノーベル物理学賞を受賞したときに新聞で読んだ奇妙な記事が忘れられません。「日本は人文社会科学分野においては全くみるべきものを生んでいないが、科学や技術の分野では優れた才能を持つ者がいる。」という、たしか米国の知識人の評だったと記憶しています。

しかし、歴史や思想哲学の分野で西田哲学など優れた業績はあります。Sekkoさまのように、俯瞰的に複雑な現代史を解き明かす歴史家もおられます。
要するに、歴史や政治や外交などに首を突っ込むな、ということだったのかもしれません。

日本の政治学者らは国際政治を考えるにあたっては、各国の、特に大国の権力者と国民を同一視してはいけない、とあたりまえのことを指摘しています。この視点は忘れられがちですが、理性的な態度ではないでしょうか。
ロシア人アーティストをキャンセルしたり、ロシア語の看板を隠したり。それがウクライナ人の助けになると思っているのでしょうか。

今の日本のマスメディアや言論空間では「悪いのは攻撃をしたロシアです。ところで、」と導入してからマイダン革命の影響を述べたり、オリバー・ストーンの映画を参考にすることを提案したりするだけで叩かれます。

論者の意図は戦争の再発を防ぐため背景・経緯を考察することなのですが、ちょっとでもウクライナにケチをつけるのはロシアの味方だ、戦争を推進する者だ、と判定されます。

ゼレンスキーはすばらしい大統領だ、残忍な人殺しの嘘つきプーチンに負けるな、の大合唱。
民間人の虐殺も、恐怖のロシア軍の戦争犯罪だ、絶対ゆるしてはいけない、の一色です。

停戦や戦後の国際関係でロシアの立場を決定的に悪くする非戦闘員に対する大規模な残虐行為を、ロシア軍の統率者や上官らが許すのだろうか?という疑問を感じます。残虐行為はあったと思いますが、言われるような規模の蛮行を現代の軍事大国の軍隊が行えるものでしょうか?

フランス文学者の堀茂樹慶大名誉教授は英仏語のメディアを読み漁っているそうで、民間人虐殺現場の国連による調査のロシアからの要求に対してイギリスが拒否した、という記事を読んだと言っています。この記事も真偽は不明。

さらに、ロシアが原発を攻撃した、という報道もありました。いくらロシア軍が蒙昧野蛮だとしても、原発を攻撃すれば自らが被曝死を免れないことくらい知ってるでしょう。なにがなんでもロシアを得体のしれない恐怖の存在にしたい意図があるように感じます。

ゼレンスキー大統領のパトロンがいかがわしい人物であるとか、バイデン父子がエネルギー利権でウクライナを食い物にしている、など不都合な情報はマスメディアには皆無です。
だからといって、ロシアが戦争を仕掛けるのは仕方がない、とはだれも思っていないのですが、「虐げられた100%正しいウクライナ対100%悪のプーチンのロシア」という水戸黄門ドラマになっています。

ウクライナ在住でゼレンスキー大統領を批判していたゴンザロ・リラというチリ人のジャーナリストが数日前から行方不明で、どうやらウクライナ軍側のなにものかによって殺害されたという情報が飛び交っています。真偽はわかりませんが。
「ドンバス2016」を制作しYoutube に公開したフランスのAnne-Laure Bonnel記者も20日以来沈黙しているのが気になります。

EU議会のClare Daly議員の火のような演説は正論。
ScottRitterのSNSは停止。
でも日本のマスメディアは黙殺。


結局、日本は宗主国の二元論文化に忠実に、宗主国の敵か味方かという基準だけで外交をする国になりつつあるようです。

ウクライナの聖母に関する後半はまだちゃんと消化しておりませんが、知らなかったことを教えていただけたのでSekkoさまに質問したのは正解でした。感謝しております。

24日が正教会の復活祭なので、少なくとも停戦の合意に向かう動きがあることを願って祈ります。
正教会の上層部は、これは聖戦だ、と公言しているそうですね。
もっとも、ロシア側もNATO側も、広告代理店による情報戦に力を入れているそうなのでどちら側の言い分も嘘だらけなのでしょう。

山本太郎や鮫島記者が指摘するように、プーチン、ゼレンスキー、そのトリマキは戦場に行かないし制裁を受けtおても自分は困らないが、ウクライナの人々の命の危険と恐怖は言うまでもなく、ロシアの兵士だけではなく庶民も制裁によって被害を被っているというのは事実だと思います。


これほどまでに「悪党」に憎しみをぶつけ、その滅亡を願う空気の盛り上がりを鑑みるに、私たち日本人は、どんな攻撃してもゆるされる敵を必要としているのかもしれません。理由はわかりませんが。
もしかしたら、そう誘導されているのかもしれない、と今思いついてぞっとしました。




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