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欠陥コピペ王

19資料管理請負人:2014/09/23(火) 12:35:01
死支度
                                                                      .
◆最後で、朝日新聞の「印象に残ったベスト3冊」で逢坂氏の記事を引用しているが、
 その前の書評部分もまた、別枠で書いた逢坂氏の書評そっくりそのままである。
 引用であることは全く触れていない。

◆*前半部分では自作の引用を長々と貼り付けている。自分の作品の紹介も行うという
 すご技を見せている。





茶:コピペ箇所 青:底本  緑:底本著者

コピペ作品

今月の本 2011年 9月29日(木)00時47分
 現在、「同人言の輪」グループでは28号の合評会を掲示板でやっている。すでに終わってしまったが、O-chanの「生と死の間で」という作品の合評では「死の世界というのはどんなものか、臨死状態や死に際では何が見えるか、天国からみた俗世界など」の話で大いに盛り上がった。

       *自著の紹介 自著のコピペ(*編集部)

このとき、私も「死に際の話」として次のようなエピソードを書いてみた。

 『幸田文さんの、幸田露伴が死ぬ時の有名な文章で、露伴が寝ている寝床のところを覗き込んでいると、「いいかい」と露伴が言うんです。何がいいかわからなくて、でも文さんは「よろしゅうございます」と多少、ボケてもいるんだろうと思って言うと、「じゃあ、俺は死んじゃうよ」と言って本当に死んじゃったそうです。
 私はこんなのが最高に理想的な死に方だと思うけど、こんなに都合よくはいかないでしょう。
 あとひとつ面白い話として、博多の仙崖(せんがい)という「博多せんべい」にもなっている和尚さんで、いわゆる高僧と言われる人が、亡くなる時に枕元に弟子たちが沢山集まって、「最後のお言葉を」と言ったら、「死にとうない」と言ったというんです。それで弟子たちは困って、もう一度、「お言葉を」と言ったら、やっぱり「死にとうない」と言ったそうです。こっちも私が好きな話ですが。』

 とにかくあと20年すれば、我々11期生も大半は鬼籍に入る運命にある。それで「死支度」をそれとなく考えておくのもいいのかも。生の延長上に素直に死を受け入れる心境になるということでね。

 というわけで、今月の面白い小説として下記を紹介したい。
 おーちゃんの「生と死の間で」ではなくて、99歳になる老人の死を前にしてのすさまじい性への妄想と執念の物語、いわば「性と死の間で」と言ったところだ。



   『死支度』           勝目 梓 著(講談社)

? 語り手の〈儂(わし)〉は99歳。老人用施設に収容された109歳を自称するボケ老人。もっとも当人はボケているとは思っておらず、延々と性にまつわる妄想譚(もうそうたん)を、7話にわたって披露する。

 第1話で、〈儂〉は妻の民子を失ったあと、至高の悦楽に包まれて死にたい、と考える。そこで思いついたのは、女性の体毛(腋毛と恥毛)を大量に収集し、袋に詰めて枕と掛け布団を作り上げ、それに体をゆだねて断食死するという、途方もない計画だった。25年の年月と5億円の金を費やして、〈儂〉はその希望を実現させる。
 ところが、いざ枕と布団にくるまれ、断食死しようとする間際に、家を訪れた隣人に発見され、施設に収容されてしまう。死にそこなった〈儂〉は、ベッドに寝たきりになりながら、施設で働く看護師や、収容された他の老人たちを相手に、さまざまな性談議を繰り返す。

 その中には、体毛を提供した女性の何人かが枕越しに〈儂〉に語りかけてくる、というケースもある。そうした融通無碍(ゆうずうむげ)な語り口で、義足を愛撫(あいぶ)されて快感を覚える女や、女体にさわることで形を確かめる盲目の彫刻家の話など、魅惑的なエピソードが紹介される。さらに、自分が女になって悦楽を味わうといった、思いつく限りの性的妄想が次つぎに繰り出されて、目が回るほどだ。

 著者は、透徹した目とたくまざるユーモアで、底知れない性的うんちくを傾ける。しかし、そこにはいやらしさなど、微塵(みじん)もない。この小説は、いまだ達観の域にいたらぬ著者が、達観した〈儂〉にあこがれつつ書いた〈性的遺書〉、と呼んで差し支えないだろう。

 通俗的なエロ小説と違うのは、老人の性遍歴と妄想を交錯させながら、寝具に詰まった体毛が、かつての持ち主だった女たちの生と性の遍歴を語りかける、という斬新な作法をとっていることだ。そして老人はもう耳で聞くのではない。その世界に主人公のようにはいり込み、色事にふけるのである。

 愛だの恋だのと語っていた若いころの観念論が、百年を生きた者のまえではしぼり滓(かす)のように感じるものである。そして百年を生きて死んでいく者のニヒリズムは、こうまで無辺な愛の世界を映し出すものかと思うと、その齢まで生きて、ぼけてみたくもなる。

 朝日新聞の「印象に残ったベスト3冊」で作家の逢坂剛さんがこの本を挙げて、
「『死支度』は、80歳に近づいた著者の告白的性遍歴の記録といえよう。その妄想力には、少なからず驚かされる。老齢に差しかかりつつある読者だけでなく、今時の草食系男子にも、ぜひ読んでもらいたい快作」
 と評していたので、図書館で借りて読んだ小説である。




コピペ元

Book Asahi サイト 書評
[評者]逢坂剛(作家)  [掲載]2010年12月05日   [ジャンル]文芸
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011071704447.html

■達観した主人公に託した性的遺書
 この著者には、2006年刊行の私小説『小説家』という傑作がある。純文学からスタートして、娯楽小説、官能小説に移行した経緯を恋愛遍歴とともに率直に吐露した感動作だった。4年後に上梓(じょうし)された本書は、さながら古酒の樽(たる)の栓を抜いたような、風味豊かな独白体の連作短編集に仕上がっている。
? 語り手の〈儂(わし)〉は99歳。老人用施設に収容された109歳を自称するボケ老人。もっとも当人はボケているとは思っておらず、延々と性にまつわる妄想譚(もうそうたん)を、7話にわたって披露する。
 第1話で、〈儂〉は妻の民子を失ったあと、至高の悦楽に包まれて死にたい、と考える。そこで思いついたのは、女性の体毛を大量に収集し、袋に詰めて枕と掛け布団を作り上げ、それに体をゆだねて断食死するという、途方もない計画だった。25年の年月と5億円の金を費やして、〈儂〉はその希望を実現させる。
 ところが、いざ枕と布団にくるまれ、断食死しようとする間際に、家を訪れた隣人に発見され、施設に収容されてしまう。死にそこなった〈儂〉は、ベッドに寝たきりになりながら、施設で働く看護師や、収容された他の老人たちを相手に、さまざまな性談議を繰り返す。
 その中には、体毛を提供した女性の何人かが枕越しに〈儂〉に語りかけてくる、というケースもある。そうした融通無碍(ゆうずうむげ)な語り口で、義足を愛撫(あいぶ)されて快感を覚える女や、女体にさわることで形を確かめる盲目の彫刻家の話など、魅惑的なエピソードが紹介される。さらに、自分が女になって悦楽を味わうといった、思いつく限りの性的妄想が次つぎに繰り出されて、目が回るほどだ。
 著者は、透徹した目とたくまざるユーモアで、底知れない性的うんちくを傾ける。しかし、そこにはいやらしさなど、微塵(みじん)もない。この小説は、いまだ達観の域にいたらぬ著者が、達観した〈儂〉にあこがれつつ書いた〈性的遺書〉、と呼んで差し支えないだろう。
 すべての〈儂〉にお薦めしたい、本年の掉尾(とうび)を飾る佳作だ。
 評・逢坂剛(作家)




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