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たそがれ読書部
1
:
誰そ彼
:2023/10/14(土) 01:24:05 ID:???0
立ててみました。
いま読んでる本、読んだ本の感想、おすすめの本、語り合いませう。
134
:
誰そ彼
:2024/05/14(火) 16:52:08 ID:???0
テステス
135
:
誰そ彼
:2024/05/15(水) 17:58:05 ID:FjmbSELI0
早川書房 劉慈欣著『三体』1-3
おもしろいということを聞いていたので読んだ。
宇宙の他文明は見つけ次第殲滅しないと自分たちは生き残れないという「暗
黒森林理論」に従って人類は三体文明側から攻撃を受ける。
この「暗黒森林理論」は「パイオニア探査機の金属板」「ボイジャーのゴー
ルデンレコード」に真正面から喧嘩を売っているので、その点は笑っていいと
思う。
知性賛歌の能天気民主主義側でも、暗黒森林の考え方をこの作品に用いた作
者の出身国の「人類の敵である共産政権」側でも、どちらを笑ってもいい。
まあ、おれは両方を等分に笑う立場ではある。
しかし最後に自らを犠牲にして「宇宙」を救おうとする行いがある。
この「宇宙」を次代に残そうとする知性体のなかに人類が含まれていたわけ
だ。
訳者あとがきに、光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』や小松左京の『果しなき
流れの果に』の書名が出てくる。
(この二作は中学生のころに読んだ。おもしろかった)
宇宙論的な意味ではこの『三体』はビッグクランチまでなので、上記二作と
は別の範疇の世界の物語ということになるが、それは物語の設定なのでなんの
文句もない。
なかなか魅力的な登場人物も出てくるし、話の流れも楽しんで読める。
136
:
誰そ彼
:2024/05/15(水) 18:06:26 ID:???0
最近なかなか本読めてないや
そもそも本屋が閉店しまくってる
いや購入したけど読んでないで積んでる本もたくさんあるからこれから読む本に不自由してるわけじゃないんだが
137
:
誰そ彼
:2024/05/15(水) 18:13:35 ID:???0
ざっくりとしたコメント感想で申し訳ないんだけど…
最近「異世界」に嵌まってる
ダンジョン飯とかフリーレンとかの影響でね。
それでファンタジーや幻獣等をテーマにした図鑑や辞典を繰り返し眺めている
特にあまり定番のファンタジーにも言及されないジャンルの本。
ホルヘルイスの幻獣辞典や水木しげるの中国妖怪辞典など
ネットが出来る前に編纂された本に書かれた情報をネットで検索して新ためて調べてみるのも楽しいよ
138
:
誰そ彼
:2024/05/15(水) 18:23:40 ID:???0
昔は落ち着いた喫茶店で読書していたもんだが田舎に引っ越してからめっきりそういう小洒落た喫茶店がなくなった
それに引き換えスタバがどんどん増える始末、ここ田舎だよ?
スタバじゃ騒がし過ぎてとてもじゃないけど読書出来ない
そもそも座れないしな
139
:
誰そ彼
:2024/06/05(水) 04:45:35 ID:???0
スタバですらないから羨ましい…
バスで片道20分いかないとスタバもツタヤも本屋もない田舎だわ
いまでも、うちの地元みたいに本屋の数に関してはモロにその土地の学力などに関わるからなぁ…
このまま全国的に減っていくとどうなっていくのかしら
140
:
誰そ彼
:2024/08/12(月) 15:14:55 ID:PzQztjF.0
吉川弘文館 歴史文化ライブラリー528 福田千鶴著『女と男の大奥 大奥法度を読み解く』
副題の「大奥法度を読み解く」が書名の「女と男の大奥」よりいいと思うんだがな。
これは「出版社営業側の意見による題の付け方」だったんだろうか。
この本は細かい記述が煩雑なので少し読みにくいかも。
大奥に出入りする者は門札や切手(ともに通行許可証)が必要で、その取得はかなりめんどうだった。
しかし、驚異的な力を持つ「通り御判」という通行証が存在した。
これは深夜であろうが江戸城のどの城門であろうが通れた。緊急非常時のための通行証であった。そしてこの通行証を持つ者には各門番士は非常に丁寧に対応した。(p.118)
それだけ強力な通行証なのでそう簡単にはもらえない。
将軍家から降嫁のあった大名家に渡された。
弘化・嘉永年間(1844-54)、仙台藩がこの「通り御判」を使った例が掲載されている。
大奥に仕える女中はそのはじめに誓紙を出すが、その禁制に「合い風呂、合い床(同浴同衾)はだめ」とあった。つまりそれらをしていた女中たちがいたということであるな。(p.136)
大奥は男子禁制という建前であるが、大奥観光をした田舎のおっさんの話は有名であろうから知っている諸君もいるであろう。(「錦織五兵衛 大奥」で検索されたい)
本の最後のほうで著者は、大奥をアジールとして捉え、「男の暴力を防ぐ区域」と主張している。
そこまで主張するのなら、文化系統の違う中国やイスラムの後宮との比較まで言及しないと単なる独りよがりの言い放ちで終わってしまうとつい思ってしまった。
そして、あとがきで「夫を主人、妻を奥様と呼ぶこと」にぐちぐちと書いておる。
事実とのすり合わせが苦手であったり都合がわるかったりすると、自分だけの理想郷をせっせと作る作業に勤しむ傾向を持つ者がある割合でいる。
141
:
誰そ彼
:2024/08/21(水) 16:17:52 ID:4FVJ5hr60
気軽に読めてそれなりに面白い本。
祥伝社新書692 春画ール著『春画で読むエロティック日本』。
春画に関する本で概説書的なものは今までに何冊か読んだことはあった。
それらはやや教科書的な春画の本であった。
この本は27の用語を項目として立て、それにまつわる話という体裁になっている。
だから読者にはうれしいことに「おいしいところどり」になっている。
本書内である人の言葉として述べられているが、「『ポップアートのような』むちむちお尻」の絵が出てくる。
歌川国貞『春情肉婦寿満』(天保10年)、この絵。(p.56)
一般的に春画では女の胸やお尻の線はそう魅力的に描かれない。だがこの絵はもう完全にむちむちなのであるよ。
そのお尻に加えて「男女の快楽を尻の穴と大きな金玉、うねる女陰で描く」と著者はこの絵を評している。(p.57)
「見ればわかる、見ないとわからん」としか言えないが、この国貞のお尻は見ておいて損はない。
著者は明治期に販売されたと思われる「りんの玉」を所持しているが、どの程度のものだろうかと「試してみたい女性を募集」してやってみてもらった。
ただ入れただけではなんともない。棒状のあれを出し入れしてみたが、それでも別段なんてことはない。
音も、かなり静かな環境でかすかに聞こえるかもしれない、程度であったとのこと。
これは男の「そうであって欲しい空想」用のおもちゃであろうとしている。
(素朴な疑問。なんで他人だけにやらせるのか。自分がしてみたらこうだった。自分一人だと客観性が低いので他の人にもやってもらった、ならわかる)
(同じく、「張形」のところで著者所蔵のたぶん19世紀に作られた水牛の角製の張形について、
「張形を湯から出すと水をツルッと弾きます。そのため手入れが楽ですし、乾きやすく、黴が生えにくい。使用後も清潔に保てるだろうと感じました」(p.161)
とここまでで自己所有のものの説明は終わっている。
絶対に読者は著者自身による使用感の説明を欲しているだろが、ううむ、読者はそこまで要求してはいけないのか)
面白く読めたので、同著者の他の本も読むぞ。
なお、著者は「下世話」という言葉の意味を知らないで遣っている。(p.23,25)
142
:
匿名
:2024/08/22(木) 03:27:32 ID:fHMyVHlY0
不祥事 京都保健衛生専門学校(京都市上京区)の60代の小澤優が、同学校の同窓会組織の銀行口座から約2100万円を着服していたことが5日、分かった。
ニュース京都市
京都保健衛生専門学校(京都市上京区)の60代の小澤優(宮井優)が、
京都保健衛生専門学校の同窓会組織の銀行口座から約2100万円を着服していたことが5日、分かった。同学校は既に男性教員の小澤優を懲戒解雇しており、業務上横領の疑いで京都府警に告発する方針。 【小澤優】京都市上京区はここ
同学校によると、小澤優は臨床検査学科の教務部長で、昨年4月から今年3月にかけて、同窓会組織の口座を管理していた立場を悪用し、現金を無断で引き出していたという。
同窓会組織の口座には、臨床検査学科の生徒が入学時に支払う会費が積み立てられており、
京都保健衛生専門学校の外部調査で着服が判明した。
小澤優が不正を認めたため、6月27日に懲戒解雇した。
同学校は看護師や臨床検査技師などを養成しており、約300人の生徒が学んでいるという。
ソース 京都新聞ニュース
143
:
誰そ彼
:2024/08/24(土) 23:43:53 ID:/SRa3stI0
亜紀書房刊 トレイシー・スレイター著『米国人博士、大阪で主婦になる。』
たいへん裕福なユダヤ系アメリカ人夫婦の娘として生まれ、しかし両親の離婚等などの境遇で「他者に依存しない自立人」を目指して生きてきた著者。
傾向としては少し左翼的でフェミニズム的な人物であった。
博士号を取り、能力を生かして社会奉仕的な活動もしていた。
そんな著者がMBAの講師として受講生の年下の日本人男性タクと出会い、陳腐な表現だが「二人は恋に落ちた」。
著者は自分の生き方を保持しようとし、しかしタクとも離れがたく、少しずつ現実とのすり合わせをしていく。
アメリカ的理想の一つの体現者である「自立した女」が、日本人男性タクとのつき合いで徐々に変化が起きる。
男に頼ることを拒否していた著者だが、依存被依存の関係内要素になった自分が安定しているという驚きを知る。
やがてタクと結婚し、大阪に住む。
そして四十代になって子供を望み医療機関へ。
不妊治療の失敗を繰り返し、治療を諦めたあとに思いがけず妊娠。
それらの間に、タクの父親の介護と死去があり、その介護でこの人、かなり義父に献身的な努力をした。
おれはこの本を「著者の脱皮成長物語」として読んだ。
アメリカの文化で仮想された「自立したキャリアウーマン」が、日本の文化に接して浸かることで、別系統の安定した人間のあり方へ変わっていくという「脱皮成長物語」である。
144
:
誰そ彼
:2024/09/02(月) 09:16:49 ID:QaaYEOSk0
昔。江戸時代。
医師に資格というものはなかった。
医師の薬持ちなどの雑用をしていた見習いですらない素人が、いきなり独立して医師を自称し、治療の真似事を始めたという話がある。
これは、当時の医学なるものが「民間療法の経験則程度」のものでしかなかった、からでありますな。
一応、陰陽五行に基づく「理論体系」が用意されていたが、現代の基本的な科学知識を持った者からすると、理論としては荒唐無稽なでたらめである。
ただしおれは経験則による治療薬効を否定するものではない。ひどくない怪我や病気には対症療法的な経験則で十分対応できていたと思う。
「世間おほく少し儒学の力ある者の心には、医学を甚心易き事に思ひ、纔に一両月打かゝりて、医書だにすこし読ば、療治は忽ちに出来るやうに思ふ者なり。名高き大儒先生物徂徠、斎必簡のごとき人も斯ありしと思はる。余も弱冠の頃は左思ひしなり。是は客気ある故なり。」
吉川弘文館 日本随筆大成 第二期 第15巻 橘春暉著「北窓瑣談」p.347
さて、儒者などは漢文で書かれた当時の医学書等(*1)は読め、かつ内容がちゃんと理解できる能力があったから、「医師でなくても、本を読めば自分だってできるぞう」と考えてしまうんだな。
こういう症状ならこの書物のこの部分に書かれてある処方をすればよい、と。
これらの記述は、陰陽五行による世界観から敷衍されたものに経験則を乗っけただけのものだ。
医学的根拠は一切ない。
しかし当時はそれがいわば最新の「科学」であったわけだ。
そして、その重要書籍を読みこなせてその通りのことをやればいいだけだ、となる。
これね、当時の「論理体系」がもし正しかったとしたらなんの問題もないんだよ。
魔法のある世界で、その魔法を使って病気や怪我を治した。はい、これに問題は一切ない。
しかしながら当時は「事実」を研究する段階までは至ってなかった。
筆者は上記の文章に続けて、ひたすら工夫努力をせねばならんと書いておる。
なぜそうなのかがわからない状況で医学に邁進しようとしていたようだな。
片や、当時の世界認識に基づく「事実」(この場合は病気や怪我)の対処法が管理できると傲慢にも考えてしまっていた儒者。
片や、よくわからんが奥妙へ進まねばならんと決心した筆者。
科学的事実の世界がもうすぐ開かれる時代の「旧世界観」と「新世界観」が並立している状況をあらわしているとおれはこの文章を読んで気づいたのでありますよ。
(*1)『傷寒論』『金匱要略』『黄帝内経素問・霊枢』『神農本草経』
145
:
誰そ彼
:2024/10/10(木) 18:29:13 ID:bSDnk2rk0
最近ハマってるのは芥川賞の本を読むことかなぁ〜
正直よくわからないのも多いけれど、たまに個人的ホームランが混ざってるからそれが楽しい
146
:
誰そ彼
:2024/10/12(土) 17:14:10 ID:djV7E33Y0
早川書房刊 宝樹著『三体X 観想之宙』
例の『三体』シリーズのファンが勝手に書いた二次創作の作品。
終わってしまった『三体』の「続き」を渇望してやまない宝樹という人が、「語られなかった部分」を補完するさらなる物語を書いた。
いやはやおもいきりこねくり回している。
次元と時間を超越した壮大で強烈な話や、感嘆符が頭の上に飛び出たり(なぜ日本のAV女優の姿なのか)、喜びで声を出すか書きすぎだと不快感を示すか。
もちろんおもしろい。
おれは「読み直す作品群」を持っている。
ダン・シモンズの『ハイペリオン』シリーズや馮夢竜の『平妖伝』や勝小吉の『夢酔独言』など、何年かに一回は読み直す。
この『三体』シリーズも「読み直す作品群」リストに入ることになる。
147
:
誰そ彼
:2024/11/02(土) 14:55:38 ID:A0Z5Tj3ES
米澤穂信のボトルネックは所謂『二度と読みたくない名作』と呼ばれる作品で、読みやすく、それでいて等身大の若者然とした心情描写等をもってストーリーが展開していく
しかし、それでも陰鬱とした雰囲気と消化不良待ったなしな救いのない結末には思わず読後のため息を堪えられないだろう
この作品からは同著者の氷菓等からは得られない、独特の妙味を感じることが出来る
それがこういう場末の掲示板に来たアナタであればきっと格別お気に召すと思うので、諸兄姉においては是非ご一読願いたい
148
:
誰そ彼
:2024/11/26(火) 16:55:49 ID:P4MkEkY60
『推し燃ゆる』
149
:
誰そ彼
:2024/12/01(日) 19:11:29 ID:ubW5bhP6S
角川選書579 山本紀夫『コロンブスの不平等交換』
同じ著者の『四大高地文明』なる本を読んで面白かったので探し出して読んだ本。
引っ越しして生活環境が変わったため本の存在を知ってから実際に手元に取り寄せ読むまでに時間が掛かった。本を手に入れるにあたって環境が悪いので図書館にて借りて読む。
以前の書籍が著者の専門のそれぞれの高地文明の解説なのに対し、こちらは新大陸の文明に絞り、それぞれの大陸から渡り大きな影響を与えた事物の解説になる。よって新大陸から旧大陸に渡ったものだけでなく、旧大陸から新大陸にわたり大きく社会を変えた物を取り上げてるのが新鮮だった。
具台的には、トウモロコシ・ジャガイモ・サトウキビ・家畜・疫病だが、トウモロコシとジャガイモは以前の書籍でも解説されてるが、サトウキビ・家畜・疫病の解説は新鮮だった。
特に、奴隷労働と密接に結びついたサトウキビやジャレ・ダイヤモンドが解説してる疫病はともかく、家畜が新大陸の社会や環境に与えた影響は初めて知ることが多く、自分にとって全くの僥倖だった。
ヨーロッパ北部中央部に定着したジャガイモ、南欧から最終的にアフリカやアジアに広く定着したトウモロコシのように、ヨーロッパの家畜(特に馬と牛)は天敵のいない南北アメリカで野生化して広く定着し、ヨーロッパ移民だけでなくインディアンの生活をも自発的に変えた。
馬が旧大陸産だったのは知っていたが、インディアンはヨーロッパ移民に直接教えられたわけではなく、自発的に野生化して定着していた馬を捕らえて乗りこなし、定住農耕を辞め新たな生活スタイルを選び取ったことを知って驚いた。
本書は本来「従来“コロンブス”の交換とは云うけれど、実際は“不平等な交換”だったんだよ」と伝えるための書籍のようだが、自分は全く別の記述に魅了されてしまった。
読破に掛かった時間は平日に飛び飛びで読んで一週間、実際は三日から四日かな。
150
:
誰そ彼
:2025/04/03(木) 23:00:48 ID:QWmQQ.CM0
漫画だけど、弐瓶勉の『タワーダンジョン』。
自分のダンジョン飯ロスを埋めてくれる弐瓶の新作。拐われたお姫様を救出するため突如現れたタワー型のダンジョンを、力だけが自慢の主人公が近衛騎士団に認められ攻略していく。
自分は元々弐瓶勉の事をよく知らなかったしファンでもなかったが、一応ロボットアニメのシドニアの騎士を通じて存在だけは知ってた。
最初タワダンを読んだ時、1巻無料だったから読んだだけで同じ作者と気付かなかったが、読み進めていくうちにここ最近の異世界ものとしては一番嵌まった。
絵がシンプルだが読みやすくキャラも魅力的、やや一昔前の漫画のノリが心地よい。
1巻無料のうちに皆んなに読んでもらいたい。
151
:
誰そ彼
:2025/04/04(金) 11:40:54 ID:gTv4cwjU0
完全自殺マニュアルの作者が書いた本で
「人間関係を半分降りる」ってのが面白かった
人付き合い疲れた人におすすめ
152
:
誰そ彼
:2025/04/06(日) 11:12:01 ID:7AKSRgm20
タワダンのひと昔前の漫画表現好き。
へんにストイックにならないで要所要所にサービスカットを入れてきたり正統派のラブコメ要素入れてきたり
タワダンに限らず弐瓶作品全体の傾向なんだろうけど
153
:
誰そ彼
:2025/04/13(日) 14:44:26 ID:WFe23ik.S
タワーダンジョン面白かった!早く続きがみたい!
154
:
誰そ彼
:2025/04/25(金) 10:31:36 ID:yAQSAQO6S
また語れる!バンザイ!!
155
:
誰そ彼
:2025/04/30(水) 17:49:30 ID:8P5u9pB.0
完全自殺マニュアルと同じようなのなら完全犯罪捜査マニュアルかな。
いろんな事件の捜査方法が載ってて面白かった。
昔だから情報は古いだろうけど読む価値はある。
あと完全〇〇マニュアルであって完全犯罪の捜査でないことは一応
156
:
誰そ彼
:2025/05/01(木) 08:57:58 ID:???0
完全犯罪捜査マニュアル、アマゾンで検索したら
\3000円でワラ 値段w
157
:
誰そ彼
:2025/05/03(土) 23:32:31 ID:7.iMjN8s0
悪童日記を読んだ。
めちゃくちゃ面白かった。
最悪なババアが兄弟にとって大事な存在になるのは面白すぎる。
とはいえ子供には勧められないなw
高校以降かな
158
:
誰そ彼
:2025/05/04(日) 00:57:41 ID:b3dRJvuoS
>>157
悪童日記ええよな
続編も面白かったわ
159
:
誰そ彼
:2025/05/04(日) 15:12:14 ID:TWx4ckosS
>>158
続編はまだ読んで無い、楽しみや
婆さんが爺さん毒殺した理由が気になる
160
:
誰そ彼
:2025/06/20(金) 19:40:06 ID:NUb.2zDI0
ここは漫画の感想もOKか?
今連載再開した望郷太郎が面白い
いや昔から面白かったけどますます面白い
最新話が原始共産制の話みたい
ちょっと最近のフェミ的な風刺も感じるし
161
:
誰そ彼
:2025/07/05(土) 19:40:03 ID:OIJTcDew0
GOATって文芸誌いいぞ
安いし気鋭の作家短編集でお得感もある
162
:
誰そ彼
:2025/07/12(土) 17:48:38 ID:HO7Kk/8o0
PHP文庫 安藤優一郎著『大名屋敷「謎」の生活』
気軽に読める読みやすい本。
江戸時代の江戸における大名屋敷を経済的側面から書いたもの。
江戸の人口の約半数が武家で、この本ではその八割が「地方から出てきた藩士」であるとしている。
(江戸の人口については諸説あり、この本で述べられている数字がどれほど確かなのか、おれにはわからない)
また各藩の年間予算の半分以上が「江戸藩邸に費やされていた」。
日本全国の藩の総支出の半分が江戸で使われていた、ということを考えると、江戸藩邸とは出入り業者にとっては「こんこんと金の湧き出る泉」である。
江戸近郊の豪農が藩邸御用達として、下肥の汲み取り権の獲得、馬の飼葉納入、大名庭園の管理を行った。
さらに豪農や商人が畳(すごい数!)や茶、その他の生活物資を引き受けた。
大名の参勤交代や江戸滞在費が藩経済を圧迫したことは知っていたが、具体的に書かれたこの本を読むと、大名屋敷が江戸経済をどれほど支えていたのかが納得できる。
参勤交代についてきて一年江戸にいる単身赴任の勤番侍は、藩邸からの外出回数も月に四回程度しか許可されなかった。
藩がトラブルを恐れ、厳しく外出を制限した。
すでに知っているかもしれない幕末の動乱の記載もそれなりにある。
163
:
誰そ彼
:2025/08/16(土) 22:57:43 ID:lX3ibVlU0
静山社刊 ナオミ・ノヴィク著 井上里訳
『闇の魔法学校 (死のエデュケーション Lesson 1)』
『闇の覚醒 (死のエデュケーション esson 2)』
『闇の礎 (死のエデュケーション esson 3)』
こういうダークファンタジーはほとんど読まないんだけど、たまたま読んだら「たいへんおもしろかった」。
虚空の闇に浮かぶ魔法使い養成学校。
ここに入った生徒たちの第一目標は「四年間を生きのび、そして生きて卒業すること」。
例年、1,800人ほど入学し、四年生になれるのは半数。それまでに残りの半数は怪物に襲われて死ぬ。
そしてさらに卒業式までに半数が死ぬ。
しかし最大の試練が「卒業式」。
卒業ホールには強い怪物が多数いて、そこを走り出口を抜ければ生きて卒業できる。しかし大部分は到達しない。怪物にやられて死ぬ。
生徒たちはチームを作り、魔法で自分たちを防衛しながら怪物に攻撃をしかけて出口へ向かおうとする。
そんな学校に入った主人公は、人とうまくつき合えない性格で、なんとかできるだけ有力なチームに入りたい思っているが、つい憎まれ口をたたいてしまい友人もできない。
仮にあぶれ者だけでチームを作ったとしても、ほぼ確実に全滅する。
「四年生になると、持てる時間の半分を使って命を守り、半分を使って授業をこなし、半分を使って卒業ホールを走りぬけるための戦略を立てる。この割り算が解けない生徒は死ぬしかない。」
『闇の覚醒 (死のエデュケーション Lesson 2)』p.158
「あの子たちは、ほかの地域からやってきた子たちに、わたしのことをどんなふうに話しているのだろう。そういうちっぽけな悩みは、今日はなにか食べられるだろうかとか、今日はなにかに食べられたりしないだろうかとか、そういう差し迫った悩みの持ち合わせがなくなった時間をきっちり埋めてくれた。」
同書、p.391
はみ出し者の主人公だが、大規模殺戮魔法を所持していたため、やがて全校生徒を率いる指導的立場の一人に押し上げられる。
学校を卒業した主人公は、世界各地にある「魔法使い自治領」の秘密を知り、それに対応しようとする。
「ここに母さんがいたら、ただ世界を信頼して出発すればいいのよ、と絶対に言う。そうすれば行くべき場所に行けるんだから、と。母さんならそれでうまくいくだろうけど、基本的に世界がわたしにあつらえようとするのは、辺鄙な場所にある要塞みたいな場所だけ。たぶんだけど、そこは年中嵐が吹き荒れていて、わたしはひらめく稲光に照らされながら高笑いをしている。だから、母さんのやり方はいまいち気が進まない。」
『闇の礎 (死のエデュケーション Lesson 3)』p.194-5
なぜか二冊目の『闇の覚醒』に変換間違いを放置した誤植がいくつかある。また欠字もあった。
さらには訳者は「荒らげる」を「荒げる」と表記している。
この本の担当編集者は読者に謝罪せんといかんな。
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