したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

Yahoo!知恵袋 名Q&A集

623Hart Bel:2025/04/02(水) 18:13:05
Q:
日本における英語学習の先駆者と言えば、福沢諭吉とジョン万次郎が挙げられます。諭吉は英語の前にオランダ語を習得しており、オランダ語をべースに英語を覚えました。
一方、万次郎は 漂流しているところを アメリカの捕鯨船に拾われ、英語を四六時間 全身で浴びて 英語を覚えました。所謂 イマージョンというやつですね。このように、彼らの英語へのアプローチは 正反対ですが、ここでは 諭吉のアプローチを取り上げます。諭吉が英語を覚えたプロセスを辿ってみようと思います。そこで、とあるサイト(makki-english.moo.jp/4reading2.html#SheSingsWell )から 英文を借りました。

① "She sings a song very well."

短い文ですが、これを 2つに区切ります。

② "She sings a song /very well."

これを オランダ語に逐語訳していきます。

② “Ze zingt een lied /heel goed.”

ところが、明治になると オランダ語は途端に下火になり、代わって 英語が最初の外国語として学ばれるようになりました。そうすると、諭吉の手法は使えませんから、和訳するしかありません。

③ 「彼女は、歌を歌います。/とても上手に。」

そのサイトでは 次のように注釈を付けています。

≪↑短い文なので、区切らずにも読めますが、"very well"を強調する読み方もあるので、短くても区切りを入れておきましょう。
×「彼女はとても歌がうまいです。(意訳)」は日本語として自然ですが、直訳しないとSVが何かわからなくなってしまうので、初めは必ず直訳してください。≫

そこで、そのサイトで見落としている部分がいくつかあります。先ず、①の文は現在形で、最も基本的な形で、特に難しいとは思われていないけど、見過ごされがちな点なのですが、①の文は 現在形でも 現在を表していないことが多いことです。というのは、話者が ①の文を言っている時、彼女が歌っているというわけではなく(歌っている最中もありえますが)、過去に何度も歌って、これからも ほぼ確実に歌う見込みがあるということです。つまり、習慣を表しています。そして、ここが 重要なのですが、意味の力点は singという動作よりも、very wellにあるということです。というのは、「歌う」という行為は 上手下手はあっても 殆どの人が必ず行うことであり、歌うのが 上手か下手かが問題だからです。一方、③の文では 習慣なのか、これからの予定なのかも曖昧です。

もう1つの問題は a songです。普段は スルーされがちな 不定冠詞のaが ここでは 大きな意味を持ちます。a songは any songsではないといことです。つまり、彼女は どんな歌でも とても上手に歌うのではなく、十八番の一曲があるようなニュアンスです。まあ、①の文自体 あまり言わないと思います。普通は singだけ十分ですが、①の文を自然に訳すなら、こうなるでしょう。

④「彼女、ある曲 歌うのが すごく上手いんだよ。」

それと、そのサイトでは「しないとSVが何かわからなくなってしまう」と書いていますが、SVを認識するのに、和訳は要らないと思います。

そこで質問ですが、このように英語の現在形が必ずしも現在の動作を指すわけではなく、習慣を表すことが多い点や、不定冠詞 "a" が不特定の一曲を指すニュアンスを持つことを踏まえると、日本語に訳す際にはどのような工夫をすべきでしょうか?また、直訳にこだわることでSV構造を把握しやすくなるという主張について、和訳なしでもSVを認識できる可能性を考えた場合、どのような学習アプローチが効果的だと考えられますか?


detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13313152518


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板