Q:
「do you mind」のニュアンスと指導法に関する考察
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英語学習において「do you mind」は、直訳だけでは捉えきれないニュアンスを持つ表現としてしばしば問題視されます。特に、日本語に直訳した際の返答と、実際の英語での返答が異なる点に戸惑う学習者は少なくないでしょう。
ある英語学習サイト(makki-english.moo.jp/1howtotranslate.html )では、「do you mind」を「気にする」と直訳し、文意を理解するよう指導していますが、この方法には疑問が残ります。なぜなら、「mind」は必ずしも「気にする」という意味に限定できず、文脈によって「嫌がる」「反対する」といったニュアンスを持つこともあるからです。
一方で、フランス語の「ça vous dérange」と比較することで、「do you mind」が「ご迷惑ですか?」というニュアンスを持つことがより明確になります。
そこで、以下の点についてご意見を伺いたいと思います。
「do you mind」のニュアンス: 皆さんは「do you mind」をどのように理解し、使い分けていますか?
効果的な指導法: 「do you mind」を学習者に効果的に教えるには、どのような方法が考えられますか?
英語学習サイトの指導法: 引用した英語学習サイトの指導法について、ご自身の経験や知識に基づいて評価をお願いします。
A:
私は、Do you mind 〜?は:
・「ご迷惑でしょうか」と訳すこと。
・決して、「〜してもいいですか」とは訳さないこと。
・Do you mind 〜?は「相手が、『はい、迷惑です』と言うのを前提にしている、くらいの疑問文なのです」と指導してました。例。
A: Do you mind my smoking here?
「私がここでタバコを吸ったらご迷惑でしょうか」
B: I'm sorry, but yes.「はい、残念ながら、困ります」
A: Do you mind my making a call here?
「ここで私が電話をかけたらご迷惑でしょうか」
B: Of course not. Go ahead.
「いいえ、迷惑ではないです。どうぞ」
Do you mind 〜?をこのように理解していれば、返事をする際も、英語の発想とぴったり合います。慌てなくて済みます。 参考になれば幸いです。