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「時間を止める三ステップ」⑥〜⑱(完結)

1中島タロー:2018/11/07(水) 22:41:53
「時間を止める三ステップ」の解説記事は十八個(①から⑱まで)ありますが、
当スレッドではその中の⑥から⑱までを公開させていただきます。

既出のスレッド“「時間を止める三ステップ」①〜⑤”を前編とすればこの
スレッドは後編という位置づけになります。

12中島タロー:2018/11/08(木) 10:00:52
時間を止める三ステップ⑯

《第三ステップがうまくいかない方のための補足・続編》

「時間を止める三ステップ」においては第一、第二、第三ステップのいずれにおいても、実
践対象となるのは原則として、呼吸や歩行や「座り」をはじめとする今の自分の行為・行動
です。より正確には「体を使った今の自分の行為・行動」と言うべきですが、ここではそう
いう短い言い方で済まさせていただきます。

第一ステップであれ、第二ステップであれ、第三ステップであれ、今の自分の行為・行動を
対象として実践するのが「時間を止める三ステップ」における原則であることを銘記してお
いてください。

それ以外のもの、例えば眼や耳に入ってくるものをはじめとする五感情報や、思考や感情を
はじめとする自分の心の中に今あるものなども理屈の上では、前出の各ステップの実践対象
にすることはもちろん可能ではあります。

が、前出の各ステップのいずれにおいても、それらのものを対象として実践することは、今
の自分の行為・行動を対象として実践することに比べて難度が高いのです。その分、前者よ
りも後者の方が、モノにするためにかかる時間も長くなります。

だからこそ「時間を止める三ステップ」においては、それら三つのステップのいずれにおい
ても、原則として今の自分の行為・行動を対象として実践することになっているわけです。
ただし「第三ステップ」に関しては、コツが掴めたら実践対象をそれ以外のものに広げても
悪くはありません。

ところで、その「今の自分の行為・行動」というものには、「第一、第二ステップ」に向い
ているものと、「第三ステップ」に向いているものとがあります。個人差はあるかも知れま
せんが一般的に見て、前者に該当するのは、例えば肉体労働とか歩きとか呼吸のような動き
の有るものです。そして後者に該当するのは、例えば「座り」とか「たたずみ」(ちょっと変
な言葉ですが…)のような動きの無いものです。

なので私がお勧めしたいのは、前述のような「動きの有るもの」を実践対象にして「第一、
第二ステップ」のコツを掴み、前述のような「動きの無いもの」を実践対象にして「第三ス
テップ」のコツを掴む、という進み方です。

前述のような「動きの有るもの」を対象として「第三ステップ」を実践しておられる方の中
で、まだ結果が出せてない方、具体的に申せば時間が止まった状態にまだなれてない方は、
「第三ステップ」のコツが掴めるまでは、前述のような「動きの無いもの」を対象として
「第三ステップ」を実践してみてください。

そのやり方で「第三ステップ」のコツが掴めたら、どちらを実践対象にするかということに
はあまりこだわる必要はありませんけれども。

13中島タロー:2018/11/08(木) 10:12:58
時間を止める三ステップ⑰

《各ステップの比較》

心を脇に退かせる方法の一つは、心を今に向かせることです。心を今に向かせるとその途端
に、まるで物凄くイヤなものでも見たかのように……というのはウソですが、心は脇に退いて
しまいます。今と心は相性が悪いのです。

これは逆に申せば、心が脇に退いてない時というのは、すなわち心が存在を保っている時とい
うのは、心は過去か未来のどちらかを向いているということに他なりません。心は過去か未来
のどちらかを向いている間は、存在を保つことができるのです。

さてご存じのように、我々が第一ステップと第二ステップすなわち「没入法」と「観察法」を
実践している時、心は脇に退いてはおりません。そこでは、心は堂々とその存在を保っており
ます。

前述の話と照らし合わせますとこれは、次のことを意味しています。我々が「没入法」と「観
察法」を実践している時、心は過去を向いているか、未来を向いているかのいずれかである。

では、我々がその二法を実践している時、心は過去と未来のどちらを向いているのでしょうか? 
結論から申しますと、我々が「没入法」を実践している時、心は未来を向いており、我々が「観
察法」を実践している時、心は過去を向いております。

まず、我々が「没入法」を実践している時、心は未来を向いていると言える理由を説明いたしま
しょう。

その時の「没入法」の実践対象が例えば自分の体の動きだとしますと、その時心が捉えているの
は今存在しているリアルな自分の体の動きではなく、これから起ろうとしている自分の体の動き
です。そして、心が没入(もしくは中に入ること)を試みているのはそれに対してです。従ってそ
の時、心が向いている先は未来だということになります。

次に、我々が「観察法」を実践している時、心は過去を向いていると言える理由を説明いたしま
しょう。

その時の「観察法」の実践対象が例えば自分の体の動きだとしますと、その時心が捉えているの
は今存在しているリアルな自分の体の動きではなく、既に起ってしまった自分の体の動きです(観
察というのは一見今あるものを捉える行為のように見えて実は過去を捉える行為なんですね)。
そして、心が観察(もしくは外に出ること)を試みているのはそれに対してです。従ってその時、
心が向いている先は過去だということになります。

さてそれでは、我々がそれらに続く第三ステップを実践している時、心はどこを向いているので
しようか。このステップには、前出の二つのステップに見られるような、心を未来に向かわせる
要素も過去に向かわせる要素もありません。というか、その二つの要素がこのステップにおいて
は均衡を保ち、お互いに打ち消し合っております。

「没入法」と「観察法」を同時実践する形になっている第三ステップにおいては、そうならざる
を得ないわけです。実はそうなることを見込んでこのステップは作られているのです。

従って我々がこのステップすなわち「第三ステップ」を実践している時、心は必然的に今を向き
ますが、前述のようにそれは心にとっては脇に退くことを意味しております。そしてその結果と
して、心理的な時間の停止もあるわけです。


【追伸】

前に、当ブログの一読者であるさとしさんから寄せられたコメントの一部をご紹介させて
いただきましたが、その後同じ方から再びコメントを頂戴いたしました。

それによりますとこの方は今では、第三ステップを使って時間(心理的な時間)を止められ
るところまでは行けておられるようです。それに対してまずは、「おめでとうございま
す!」と言わせていただきます。良かったじゃありませんか! 時間を止められるように
なって。

体験内容も含めて「同業者」にパクられる可能性があることを承知の上で、ここまで「秘
伝」を披歴してきた甲斐があったというものです。

「これからは、できるだけ長く時間が止まった状態でいられるようになりたい」といった
意味のことを最後に書き添えておられましたが、そのお気持ちは分かります。ここに言う
時間が止まった状態というのは、我が家に譬えられることもある真我に帰った状態のこと
でもありますから。

14中島タロー:2018/11/08(木) 10:16:41
時間を止める三ステップ⑱/最終回

《締めくくりの御挨拶》

この連載も今回の投稿をもって最終回とさせていただきます。

前回までの投稿で「時間を止める三ステップ」の具体的な中身については説明し終わって
いるのですが、皆さんこのメソッドを実践されてみていかがだったでしょうか。首尾よく
時間を止められるところまで行けたでしょうか。それとも、まだそこまでは行けてないで
しょうか。

長いこと実践上のコツが掴めなくて足踏みしていたけれどある時それが分かって一気に時
間が止まった境地になれた、という報告例もありますので、まだそこまで行けてない方に
は「あきらめないでください!」とエールを送りたいですね。

私のこれまでの長話におつきあいくださいまして、まことにありがとうございました。

《追伸》

「時間を止める三ステップ」……というよりはその最終ステップ(=第三ステッブ)の弱点
を強いて挙げるとすれば、動いている最中の自分の体に対して実践しようとすると難度が
上がる、という点でしょうか。

が、この弱点を補うメソッドも私は開発しております。『真我発身体動作法』というのが
それです。このネーミングの直接的な意味は、「真我から身体動作を起こす(発する)技法」
ということになりますが、別の視点から見ると、身体動作をしながら(心的な)時間を停止
させる技法という側面もこのメソッドにはあるのです。このメソッドによって前述の弱点
を補えると言えるのは、そのために他なりません。

「悟りロード」という私のブログにおいて、この『真我発身体動作法』の詳しい解説がな
されておりますので、興味のある方は覗いてみてください。規制によりそのURLをここに
載せることはできませんが、「悟りロード」というキーワードで検索すれば、そのブログ
にたどり着けるはずです。

皆さんとまた、そこでお会できることを楽しみにしています。

中島タローでした。

15中島タロー:2018/11/08(木) 10:19:16
時間を止める三ステップ⑱/最終回

《締めくくりの御挨拶》

この連載も今回の投稿をもって最終回とさせていただきます。

前回までの投稿で「時間を止める三ステップ」の具体的な中身については説明し終わって
いるのですが、皆さんこのメソッドを実践されてみていかがだったでしょうか。首尾よく
時間を止められるところまで行けたでしょうか。それとも、まだそこまでは行けてないで
しょうか。

長いこと実践上のコツが掴めなくて足踏みしていたけれどある時それが分かって一気に時
間が止まった境地になれた、という報告例もありますので、まだそこまで行けてない方に
は「あきらめないでください!」とエールを送りたいですね。

私のこれまでの長話におつきあいくださいまして、まことにありがとうございました。

《追伸》

「時間を止める三ステップ」……というよりはその最終ステップ(=第三ステッブ)の弱点
を強いて挙げるとすれば、動いている最中の自分の体に対して実践しようとすると難度が
上がる、という点でしょうか。

が、この弱点を補うメソッドも私は開発しております。『真我発身体動作法』というのが
それです。このネーミングの直接的な意味は、「真我から身体動作を起こす(発する)技法」
ということになりますが、別の視点から見ると、身体動作をしながら(心的な)時間を停止
させる技法という側面もこのメソッドにはあるのです。このメソッドによって前述の弱点
を補えると言えるのは、そのために他なりません。

「悟りロード」という私のブログにおいて、この『真我発身体動作法』の詳しい解説がな
されておりますので、興味のある方は覗いてみてください。規制によりそのURLをここに
載せることはできませんが、「悟りロード」というキーワードで検索すれば、そのブログ
にたどり着けるはずです。

皆さんとまた、そこでお会できることを楽しみにしています。

中島タローでした。


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