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スタップ紀行5

899一言居士:2018/12/23(日) 07:52:18
和モガさんやTs.Markerさんたちの行っている検証のもっと根本に大きな自然の未知領域があると思って
それを常に意識していることは大事だよな。
>>
体細胞クローンは、その元になった個体と全く同じ遺伝情報を持った個体を作り出そうとする技術です。言ってみれば、歳の違う一卵性双生児を作ることにあたります。
私たちはこれまでマウスの体細胞クローンを材料に、遺伝子発現がどの程度正常なのかを調べてきました。クローンマウスは他の哺乳類のクローンと同様に出生に至るまで成長できる個体は2〜5%とごくわずかです。また、外見上正常に生まれてくる個体でもほとんどの場合胎盤の大きさが2倍以上も大きくなり、胎盤で遺伝子の発現を調べると非常に多くの異常が認められます(Science 2002)。 一方、外見上正常に生まれてくる個体は出生後も正常に成長し、次の世代の子供も生むことができます。しかし、一見正常に見えるこれらのクローンも、高頻度に肥満がみられたり、また寿命が短いなどの問題も報告されています。実際、これら外見上正常に見えるクローンの遺伝子発現は正常なのでしょうか。
今回、脳、肝臓、腎臓の三つの臓器で新生児期にどの程度遺伝子発現が正常であるか、およそ1万の遺伝子についてDNAマイクロアレーの技術を用いて解析を行いました(機能がまだ良く分かっていないものや名前がつけられていないものまで含めても蛋白質をコードしている哺乳類の全遺伝子の数は3万から4万の間と考えられています)。 その結果どの個体でもこの三つの臓器のどれかでは10%から40%もの遺伝子が2倍以上の発現量の増加あるいは減少を示していました。これは普通の生殖による個体でのばらつきが3%程度の遺伝子に収まるのに比較して非常に大きな数字です。またクローンマウスは、遺伝子は同一でも普通のマウスに比べて遺伝子発現のパターンは個体によって大きなばらつきがみられることが分かりました(Biol. Reprod 2005)。
さらにこの遺伝子発現の乱れを詳しく解析すると、影響を受ける遺伝子は染色体の上に近くに並んでいるものが揃って影響を受けている部分が100カ所近く見つかり、クローンマウスの解析から哺乳類の遺伝子の染色体上でこれまで知られていなかった調節単位が存在するかも知れないこと明らかになってきました。


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