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作り話なんだけど異世界にいった時の話を聞いてほしい

90丸三角死角:2014/03/21(金) 19:09:53
「あなたのお墓...なんだか虚しいね。何でだろう?」
理由は薄々気づいていた。
「そうだよね、名前がないから...」
そう言って私は立ち上がり、近くの石を拾い女の子の墓石に再び近づいた。
「だったら作ればいいんだよ」
私は墓石に手をかけ、拾った石で墓石を掘り始めた。五分もしないうちに、それは完成した。
「できた!あなたの名前は...アナ」
墓石にはAnaという三文字がはっきりと刻み込まれていた。すると、今まで感じたことがなかった風が勢い吹き、よく私を包みこんだ。さらに枯れていた花の生気は瞬く間に蘇り、元の鮮やかな白色に戻っていく。そして墓石に刻んだ文字から微かに光が放出されているのに気がついた。やがてその微かな光は大きな光輝に変わり空間を覆い、漆黒の空に光明をもたらした。私はそれをただ座り込んで呆然と見ていた。


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