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作り話なんだけど異世界にいった時の話を聞いてほしい

1丸三角死角:2014/03/18(火) 14:31:35
色々な異世界に関する書き込みを見てて、あー俺もそういえば俺も行ったことあるなーって思い込もうとしたんだけど、俺嘘つくのとかマジ無理なタイプだし、嘘ついちゃった時にはもう罪悪感でいっぱいで夜も眠れない日が続いてしまうようなナイーブ加減だから、本当のことを言って書き込もうと思ったのね。だって、餅つきは新年の始まり、嘘つきは泥棒の始まりってよく言うでしょ。餅はついても嘘はつくなって、これ日本古来の諺だよね。ここで俺は疑問をもつわけだけど、そんじゃ尻もちはどうなんだって。そりゃまぁ尻もちは仕方ないわな、バランス感覚がないだけやもん。せやけど俺に助言してくれた人はいっつも他人の肩だけは持つなって言っててんやん。せやから俺はいっつもモチのろんや!って言ってた。

2丸三角死角:2014/03/18(火) 14:41:16
書き貯めはしてないからごめんね。どの話からしよっかなー、あっそうだ!その前に自己紹介しなくっちゃいけないんだった。私の名前は丸三角死角、本名だよ。今は大学生で、手が空いた時には常に一人でクラップスで遊んでるんだ。で、ここからが本題ね。これは私がモロッコに行った時のお話。あっそうだ!皆はタジン鍋って知ってる?タジン鍋っていうのはね、中にお肉とか野菜とか入れて、水を入れなくても野菜とかの水分が出てきて、スープみたいになる料理のことね。それで私、エジプトにいる間はずっとそればっかり食べてて、観光なんてろくにしていなかったの。

3丸三角死角:2014/03/18(火) 14:48:54
観光を一切していなかったわけじゃないんだよ。ママが私に全然観光してないじゃないなんて言うから、ああ、私観光してないんだーとか思ってちょっと落ち込んでたの。そしたらジャスティンが博物館に行こうって誘ってくれたの。すごくハッピーで、服を着てからホテルを出たんだ。それからどれくらい歩いたかなー。もう絶対一時間は歩いたよーすっごく疲れたーってジャスティンに言ったら何かよく分からないこと言ってたのね。聞き取れないからこの時にもう、あれっ異世界に来ちゃったかなーとか思ったんだけど、ジャスティンいつも何言ってるかわかんないし、まっいっかーって感じ。

4不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 14:56:43
何かしらこの気持ち…嫌いじゃない

5不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 14:57:26
ペースで

6丸三角死角:2014/03/18(火) 14:59:14
博物館についたら、色々あったから夢中だったの、落ち込んでたことも忘れて。外から見た感じなにこの色変なのーとか思ったんだけど、中に入ったら仮面とか落書きとかあって、すごかったの!仮面は金ピカで、ジャスティンは私の瞳みたいに輝いてるよって言ってきたんだけど、へぇーって感じ。この時三時。一旦ランチ。ランチで掛かった時間は半時。それからもう一回博物館行って私歓喜。あの時の出来事マジ瞬時。私「この金ピカの仮面欲しい!」ジャスティン「えっ?」マジ聾児。

7不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 15:00:25
いいぞいいぞ

8丸三角死角:2014/03/18(火) 15:02:03
>>4
私もあなたのこと嫌いじゃないよ

9丸三角死角:2014/03/18(火) 15:15:04
なんか韻踏んでたら疲れちゃったんだけど、続けるね。それからずっと博物館の中をぐるぐるまわってたの。メリーゴーランドみたいに。そしたら、落書きにしてはすごく素敵なやつがあったの。私金ピカのやつ以外は基本流してたんだけど、なんかこれにはすごく引きつけられたの。初めてジャスティンを見た時と同じような衝撃が私の心臓に走って、身体が熱くなるのが分かった。多分、変な物質を脳が出したんじゃないかな。カルボキシヘモグロビンみたいなやつー!それから私は恐る恐る近づいたの。そしたら何かすっごく懐かしくて、涙が出てきちゃったの。隣にジャスティンもいたんだけど、私が泣いてるのに気づいてなかった。痴呆だから別にいいんだけど、なんだかだんだん眠たくなってきた。これ書いてたらなんだか今も眠たくなってきちゃった。

10丸三角死角:2014/03/18(火) 15:28:06
うとうとしてたらそのまま倒れちゃって、気がついたら変な公園に横たわってた。わー、これが異世界ってやつかー!って思ったんだけど、横にジャスティンいたから異世界じゃないって思って、何でいるの?って聞いたの。そしたらジャスティンは急に倒れたから貧血かと思って公園に連れてきたんだって!涙流してるのは気づかないのに、倒れたらやっと気づくんだーって。なんだかすっごく悲しくなっちゃって、私また泣いたの。普段は泣いたりしないからドライアイでアイボン毎日使ってたんだけど、この日だけは使わなかった。私はジャスティンに言ったんだ。「水くらい買ってきてよ!」って。そしたらジャスティン、アイボンを指さして「それ水だろ?」だって。ほんとありえなーいって思って、公園から走って逃げた。あっちなみに、アイボンはあんまり目に良くないらしいよー知らないけどねー。

11丸三角死角:2014/03/18(火) 15:29:52
疲れちゃった。

12丸三角死角:2014/03/18(火) 15:49:17
走ってたら、後ろからジャスティンが追いかけてくるのが分かった。私は振り切って、ホテルに帰った。エジプトってすっごく暑いの。地面からモヤモヤが出るくらい。走って帰ったから汗ダクで、部屋に入るとすぐシャワーを浴びた。最初はいつもと同じようにカーリーレイジェプセンの歌とかー、シャインダウンの歌とかルルルーって感じで歌ってたんだけど、なんだか変な感じに気づいたの。ママとジョンに会ってない!ってちょっと怖かった。だって二人はこの時間もう帰ってるはずだもん。異国だし、なんか嫌な予感がしたの。その時!シャワールームの扉があいた。

13丸三角死角:2014/03/18(火) 15:55:50
私はちょうどその時カーテンをしてシャワーを浴びてたんだけど、扉が開いたのは分かった。ガチャって。わーこわ〜いってなって、すごいパニックでママだったらいいのにって思ったけどシルエットが男の人で、もう倒れそうだったの。そのシルエットはカーテンに手をかけて、めくったの。ジャスティンだった。ジャスティン、泣いてた。私も泣いてた。二人で泣いた。なんかよく分からない一日だった。

14丸三角死角:2014/03/18(火) 16:10:04
もう疲れきっちゃって、気がついたら朝だったの。ママもジョンも帰ってたから良かった〜ってなって、タジン鍋をいっぱい食べた。だって、エジプトの砂漠で足が引っこ抜けなくて帰れなかったら大変だもんね。出国審査に支障が出るもん。ちなみにこの日がエジプトにいれる最後の日だった。次の朝エジプトバイバイって感じだったから、最後の日の前の日かな、まぁどっちでもいっか。それで、この日は皆で別行動しよう!ってママが言ったのね。だから皆いーよーって言って、ホテルから出た。私はジャスティンと一緒だった、というか勝手についてきたんだけどね。ジャスティンは今日は何処にいく?って言ってきたから、私はうーんって悩んだ。もうエジプトに来ることはないかもしれない!だから私は未来の自分と交信してみることにしたの。未来の私ならエジプトの何処に行きたい?って。そしたら未来の私は「スフィンクス」って応えた気がした。うーん。一瞬考えてジャスティンに行った。「ブラブラしたい!」って。本当は目的が別にあったんだけどね。

15丸三角死角:2014/03/18(火) 16:18:00
私はもう一度この目であの博物館の落書きを見たかった。だけどそれだけじゃ物足りないから、ジャスティンにお願いしたの、何か買ってー私買い物がしたい何か買ってーって。そしたらジャスティン優しいから色々買ってくれたの!変な服とか、変な文字が打てる携帯とか。変な文字が打てるーって大笑いしてたら店員がにらめつけてきたから、にらめっこしたの。楽しかったなぁ。いっぱい買って、いっぱい遊んで、最後にあの博物館の前についた。夕焼けに染まった博物館の壁の色は、やっぱり変な色だった。

16丸三角死角:2014/03/18(火) 16:29:23
前回までの私。私はエジプトにいた。父親の仕事のせいで私の皮膚は黄砂まみれである。私の隣にはジャスティン。相棒だ。片時も手放せない。現代で言うスマートフォンといったところであろう。私はタジン鍋漬けの生活を送っていた。漬けるといえば香の物しか知らなかった私にとってはそれなりに充実したエジプトライフだった。そんなある日、私はカイロにある博物館である絵を見つける。何故か引き寄せられる心。私は次の日またその絵を見に行くことになる。私が奇妙な体験をすることになるのはこれからのことである。

17丸三角死角:2014/03/18(火) 16:37:24
あれ、頑張ってまとめたら>>16で収まっちゃった。まぁいいや。それから私は、またその絵を見に行ったんだけど、無いの!確かにたくさん物が置いてあってどこにあるか分かんなるとこともあるけど、ジャスティンも覚えてたから本当だと思う。二人で必死に探してみたんだけど、どこにも無くって、すごく落ち込んだ。そしてそのまま見つけられずに、母国に帰った。これが5年前のこと。母国に帰ってからの私、別人みたいだった。なんだか元気がなくなって、ちょっとした時にあの絵のことばかり考えてた。

18丸三角死角:2014/03/18(火) 16:38:37
あ、昼寝の時間だったんだ

19不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 17:20:41
起きろ!
ジャスティンとの出会いも知りたいなー

20不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 17:51:12
アイボンやめて目薬おすすめ。

21不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 18:39:10
これはきっと流行る

続き期待

22不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 19:42:41
おっさん早く!

23丸三角死角:2014/03/18(火) 20:32:15
はぁーいっぱい寝たぞー!それじゃあ続きを書くね。あれからどれだけ経ってもあの絵のことが忘れられなかったの。多分、この頃はジャスティンのことよりもあの絵のことを考えていたし。ジャスティンがギャグを言っても鼻で笑ってた。まぁいつも鼻で笑ってたんだけど、特に鼻先でせせら笑ってた。母親が子供をせせらかすようにね。イオンに行っても、マクドナルドに行っても、ケンタッ○ーに行ってもこの見たい衝動は抑えらんなかった。私は頑張って耐えた。そして去年!ついにエジプトに行けることになったの!

24丸三角死角:2014/03/18(火) 20:33:43
>>19
まずは本編を書くから待っててね。

25不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 20:34:36
頑張れ!!

26丸三角死角:2014/03/18(火) 20:42:44
恥の多い人生を送ってきた。三年ぶりかな、四年ぶりかな?やっとこのモヤモヤを晴らす時がきたの。といっても、あまりに長い時間が過ぎてしまったから、次見つけられるか分からない。でもやってみなきゃ!私は荷物を敷き詰めたトランクとジャスティンを持ってエジプトへ飛び立った。もちろんANAだよ。エジプトに行くと決まった時から私は楽しくて楽しくてたまらなかった。いつもと違ってジャスティンの話が面白く感じたの、ほんと意外〜。飛行機の中でもなんだかとっても愉快で、音楽を聴きながら雑誌を逆さまに呼んでたの。それに、トイレでずっと踊ってた。

27不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 20:57:58
私の頭の中ではDJが「今夜フロアを支配するのは誰だ!?」って皆を煽ってた。私は「今夜このフロアを支配するのは私よ!」って叫んで、ひたすら体をツイスト。そしたら誰かが扉を叩いたんだけど無視してたのね。すると「あんた何してんのよ!何ゴソゴソしてんのよ!早く出てきなさいよ!ちょっとあんた聞いてんの!早く出てきなさいよね!何十分いるつもりよ!早く出てきなさいよね!」みたいなことを荒んだ声のおばちゃんに言われたから、体をより一層体をひねらせた。そしたらケビンアテンダント呼ばれて、這いずり出された。それからケビンにずっと監視されてた。まじ軟禁状態なんですけどーありえないんですけどーって、ツイートした時には2件リツイートがきた。オーストラリアと岐阜からだった。踊り終わって汗ダクで自分の席に帰ったらジャスティンに「何してたの?」って。こういう時だけ興味示さないでほしいーって思って、知らないって言ったの。それからケビンに毛布を頼んで羽織った。プロだから体を冷やすのだけは絶対に避けたいからねー。

28丸三角死角:2014/03/18(火) 21:41:59
皆ありがとーう
ちょっと休憩

29不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 22:25:12
のんびり自分のペースでいいよー

30不思議な名無しさん:2014/03/18(火) 23:31:28
何これ
意味わかんない






だけどクセになる!
Don't think! Feel!!

31丸三角死角:2014/03/19(水) 00:15:17
バイトの合間に書くよ!
あと>>2の最初のとこ、モロッコじゃなくてエジプトね。

32丸三角死角:2014/03/19(水) 00:29:59
ジャスティンは一瞬、ヒューグランドが時々見せるような懐疑的な顔をして「薬やってんのか?」とか言ってきた。この時は流石の私も怒ったの。もう激おこpunpun Punch-and-Judy丸。「それはお前だろ?」ってラッパーが使うようなはしたない言い回しで言ってしまった。この時だけは反省してすぐごめんなさいしたんだけどね。しばらくして機内食が届いた。私とジャスティンは遂に来たーやったー!って感じ。魚と、野菜とお肉を食べた。食べてたら横からジョロジョロ鳴ってたからなんだろー?って思って横見たらジャスティンが自分の水筒に機内の水を入れてた。ほんとありえなーい何してるのー?って言ったら、「エジプトって暑いし」だって。アイボンの時もそうだけどどんだけ水買いたくないのー?って言いたくなったよ。

33丸三角死角:2014/03/19(水) 00:57:39
ジャスティンは利き水が出来るらしいのね。アルカリ性か酸性か鉱水か何を当てるのかさっぱりなんだけど、そんな彼にとって水質はとっても重要な問題だったの。私には理解できないからジャスティンと私はまさに水と油ってやつだなぁー。まぁ私もコーラが出してる変な味のついた水くらいなら分かるんだけどなぁ!まずいもん。それからは、そうだなぁ、特に面白いことも無くなってきちゃったから、座席の前にある袋でコックさんみたいにして二人で写真とったり、私はヘッドホンして、その袋を膨らましてジャスティンの耳の横で破裂させたり、特に何もしてないかな。

34不思議な名無しさん:2014/03/19(水) 15:10:09
スレタイで作り話と言ってる時点でもうね


































がんばれ

35丸三角死角:2014/03/19(水) 15:16:59
さんきゅーがんばるよー

36丸三角死角:2014/03/19(水) 15:17:34
着陸する1時間くらい前かな?ほとんどの人が窓を閉めた暗い機内で、私は眠気に襲われたの。ちゃんと寝たのにすっごく眠たくて、私は気を失っちゃった。気がつくと真っ白な部屋で倒れてた。自分の腕を見ると、色白の肌が黒く見えた。それほど明るい部屋だったの。それから見渡してみると、なんと、目の前に女の子が寝そべってて、何かを描いていた。私はなんだか貧血の時みたいに気分が悪くて、もう最悪ーここどこーって感じだったんだけど暇だったからその子に話しかけてみることにしたの。「ねーこんなことろで何してるのー?」女の子はピクリともしなかった。私はその時思ったね、わーこれがガン無視ってやつかーって。

37丸三角死角:2014/03/19(水) 15:43:47
別に無視されるのはいいの。だって、横断歩道をビートルズみたく歩いても通行人は知らんぷりだし、誰からもビートルズみたいだねなんて言われたことないんだもん。だから慣れっこだった。でも、一つ気がかりだったのはその子が震えていたこと!寒いのかなー?私は近づいてもう一度話しかけてみよーっとって思って話しかけたの。「大丈夫ー?」って。そしたらその子、急にこっちを向いたの。私、わっ!って驚いたんだ。で、女の子はね、私に向かって「欲しい欲しい欲しい欲しい」って言ったの。すごく早口で。

38不思議な名無しさん:2014/03/19(水) 15:55:24
こわっ
やっと異世界に行ったのか?

39丸三角死角:2014/03/19(水) 18:23:50
怖かったなぁ。その子、6歳くらいかな?6歳11ヶ月かな?分かんない。髪は黒色で、エキゾチックな顔でとっても可愛かった。でも、何でか分からないけど頬骨が剥き出しになってた。私は必死に「何が欲しいの?なんでもあげるよ!」って言った。その子は小さく呟いた。何て言ったのかは定かじゃないんだけど私には「あなた」って聞こえた。ほんと怖くて、やめてーって心で祈ったの。そこで目が覚めた。実は私、飛行機の中にいたの。ジャスティンが顔を覗きこんで、ずっと私の名前を呼んでたのね。「カシカ、カシカ!」って。あっ、言い忘れてたかも知れないけど私の名前はマルサンカクシカクじゃなくってマルスリーカシカって読むんだよ、よく間違われるの。まぁその話は真横においておこう。それで、その私の名前を必死に叫ぶジャスティンの顔を見たら鼻の穴が広がってて笑っちゃったの。この鼻の穴、東京ドーム何個分なのか誰か測って教えてよーって感じ。あとで聞いたら私がうなされてたから心配して起こしたんだって。それに汗かいてたかたから勝手にふいたんだって。下世話に言う余計なお世話だよーって思ったね。一応御世話様でしたとは言っておいたんだけどね。まぁでもただの夢だったんだーよかったーって思ったよ。

40不思議な名無しさん:2014/03/19(水) 19:27:41
正直ワロタww

続けてくれw

41不思議な名無しさん:2014/03/19(水) 19:43:48
マルちゃん名前間違えて読んでたよゴメンね

42不思議な名無しさん:2014/03/19(水) 20:37:33
異世界キタワァ(n‘∀‘)η

43丸三角死角:2014/03/19(水) 23:23:29
>>41
許してあげるよー。

44丸三角死角:2014/03/19(水) 23:24:31
それはただの悪夢だった、女の子が描いてた絵がどこかで見たことある絵だったってことを除いてはね!そう、その絵っていうのが、博物館で見た絵とそっくりだったの!二人の女性が向き合ってて、片方の女性が手を伸ばしてる。でも何だか悲しげだった。二人の間には建物にも見える幾何学的なシンボルがあった。私は混乱したよ。えー何でだろー?って。このことをジャスティンに話したら「頬骨フェチか、趣味悪いな」とか訳わかんないこと言ってた。もうこの人には相談しないようにしようと思ったよ。まぁ、ただの夢だから気にしないようにしよう!って決めたの。そのあと、着陸するまでジャスティンはアルプスの水について語ってて、その水について「どうおもーう?」とか聞いてきたから、えーなにー話しかけないでーって思って、無視したの。

45丸三角死角:2014/03/19(水) 23:45:40
私&ジャスティンinエジプト!!この回は天使と悪魔が再びエジプトに舞い降りた時のお話だよー。もう二人してイェーイって感じ!飛行機から降りる前に、最初に空港から出た方がエジプトを占領する権利を得るのね!って言って競争する約束したの。私はズルが嫌いだから、正々堂々戦う気マンマンだったんだー。でもジャスティンは足が速いから、ハンデとしてジャスティンの荷物を怖そうな人の座席の下に隠しておいたの。結局私が勝って、エジプトは私のものになったの。それでジャスティンは数十分後に空港から出てきた、泣きながらね。ジャスティンは「負けたんが悔しいんじゃなくてズルしたのが許せないんだああああ」って。私はおもしろーいって大笑いしちゃったよー。空港の荷物を流すベルトコンベアでFull of laughter!!!って感じでFull of shitなジャスティンが流されていくのが安易に想像できたんだー。

46丸三角死角:2014/03/20(木) 01:15:39
初日は遊園地に行ったの。コーヒーカップに乗ったり、ジェットコースターに乗ったり、すっごく楽しかったんだー。ジャスティンは飛び回ってた。まるでフライングヒューマノイドだねって言ったら喜んでたの、ほんと変な人ーって感じ。その日は遊園地だけで一日が終わってしまった。ホテルでは前来た時と同じくフライングヒューマノイドと同室だった。私はいつも通りフライングヒューマノイドを三点ユニットバスの便器に座らせて見張りをさせて、シャワーを浴びるの。その日もそうだった。でもね、シャワーを浴びていると声がしたの!「欲しい...欲しい...」って。私は、あの夢の女の子だ、って思って震えた。それでカーテンをめくってジャスティンを呼んだのね。ジャスティン寝てた。こういう時の彼、本当に使えないの!もう開いた口が塞がらなかったよー。

47丸三角死角:2014/03/20(木) 01:37:27
それから一週間くらい、色んなところに行ったの。その中で、今でも一番思い出に残ってるのはやっぱしピラミッドを見に行った時のことかなぁ。ジャスティンが砂漠の真ん中で服を脱ぎ始めたの。私は「ねぇー何してるのー?」って聞いたのね。そしたらジャスティンは"This is Extreme Sunburn!!"って叫んだの、おっきな声で。私は「エ ク ス リ ー ム 日 焼 け!?」って感じで初めて彼の言葉に興味を示したの。だって絶対流行ると思う!だからツイッターで画像付きでツイートしたの。リツイートは2件だった。オーストラリアと岐阜からだった。

48丸三角死角:2014/03/20(木) 02:21:44
前回までのエクストリーム日焼け。ホテルに帰ったジャスティン。彼の肌は真っ赤である。まるで下水管にこびりついた垢のようだ。そして彼はまた、カシカにこびりつく垢でもあるのだ。そんな垢抜けない彼の炎症を収めるべく、カシカは彼に乳液を塗る。しかしこれは、ただ乳液を塗っているだけなのではない。エクストリーム乳液だ。カシカはホテルのロビーで彼の体に乳液を塗っているのだ。観衆から絶え間ない視線が注がれる。しかしこれもまた、彼にとっては快感なのであろう。彼のおじいさんがくれた初めての液体、それは乳液で彼は四歳だった。その感触は優しくクリーミーでこんな素晴らしい乳液もらえる彼は、きっと特別な存在なのだと感じた。将来は彼もおじいさん。孫にあげるのはもちろん乳液。なぜならその子もまた特別な存在だから。

49丸三角死角:2014/03/20(木) 03:26:59
実はこの間も私は苦しんでいたの。シャワーを浴びたあとの髪を乾かす時にドライヤーの音に混じって「欲しい...」声が聞こえたり、鏡に映る自分の顔が頬骨の剥き出た状態で見えたり、寝ている時も夢であの子が出てきたり。それにホテルにいる時だけじゃなくマクドナルドでバンズを中心に食べてる時も、あの子が私の脳に直接喋りかけてきた。ほんと大変だったなぁ。このことをジャスティンに言うと、君の美貌が羨ましいんじゃないかって。否定はしない。そうだねー!って言っておいたんだ。

50不思議な名無しさん:2014/03/20(木) 07:39:27
カシカのスペックプリーズ

51丸三角死角:2014/03/20(木) 15:24:00
>>50
スペックって見た目のこと?

52丸三角死角:2014/03/20(木) 15:24:47
で、ついに博物館に行く時がきたの。私は緊張の面持ちで博物館へ向かった。だって、あの現象がこれで収まるか悪化するか分からなかったから。それじゃあ、その日のコーデを紹介するよ!私は上は白のシャツに下は黒のショートスカート、靴は黒のブーティだった。そして片手には青のクラッチバッグ、もう片方にはホテルのバイキングで得たホットケーキを持ってた。ホットケーキで抜け感を表現してみたの!まっ、お腹がすくから持っていただけなんだけど、ジャスティンには抜け過ぎって言われちゃったよ。そんなジャスティンはというと、黒のTシャツに裁縫した方がいいよっていうくらいのダメージジーンズ、白のスニーカーっていういたってシンプルな格好だったの。お互いお揃いのレイバンのサングラスをかけて、片方ずつイヤホンをつけて歩いてた。その時聴いてたのは、確かBleeding RainbowのPink Ruffとか、Sleigh BellsのRiot Rhythmとかだったと思うよ。

53丸三角死角:2014/03/20(木) 15:52:52
それでRiotousな二人はついに変な塗り壁の博物館の前に立ったの!私が彼の手をそっと握った時、彼はこう言った。「心配するな」そんな彼の手には私が食べたホットケーキのカスがしっかりとついたの。私は言った。「幸せは分かち合うものだよね?」彼はそうだねって頷いた。でも本当は、ジャスティンが分かち合った幸せっていうのは接触で感じられる愛情のことじゃなくって、油のベタベタのことだったの。ジャスティン馬鹿だから気づいていなくって、多分手を握ったことを言ってるんだと思ってて「僕は幸せだよ」とか言ってて、全然気付いてないーとか思って笑いを堪えるのに必死だったよ。

54丸三角死角:2014/03/20(木) 16:43:02
入館する時、私はジャスティンのおかげですっかり綺麗になった右手で入場券を受け取ったの。でもジャスティンはベトベトな左手で受け取った。「吾輩はレフティーである、名前はジャスティン」って雰囲気を醸し出しながら。でもこの子猫は飼い殺されていることに気づいていないの。私にはそんな彼が可哀想に見えたから、言ってあげたんだよ「汚いから手洗ってきなよー」って。そしたら彼は「吾輩はこれで読心術を心得ている」って言って私の綺麗な右手を汚れた左手で握ってきたの。もう本当ベトベトで、ありなくて、私は「意味わかないし何やってるのー?」って感じ。その時点で彼の言ってることを理解するのはロゼッタストーンを解読するよりも難しかったんだ。でも彼は続けたの。「読心術だよ、僕には君のしていることが愛情表現の裏返しだって分かる、だからすごく幸せなんだ」否定はできなかった、確かにそうかもな〜って。

55丸三角死角:2014/03/20(木) 16:52:48
それからジャスティンは急に私の手をとって「こっち!」って言って走り出したの。私は「痛い痛い!」って叫んで、ブーティで挫きながら連れていかれた。その時やっと、ブライダルカーの空き缶の気持ちが分かったよ。空き缶も大変だな〜って感じ。で、博物館のある場所で止まって、息を切らしながら顔をあげると、そこにはなんと、前は盗難されたかもって思ってた絵があったの!ジャスティンが幸せを感じた時に勘が鋭くなることは皆も知ってるよね?だから簡単に見つけちゃったの!彼がゴールデンレトリーバーならすごく優秀だからまさにジャーキーあげてるところだったね!

56不思議な名無しさん:2014/03/20(木) 17:30:21
>>51
そうだよ
後年齢とか…教えたく無い事は言わなくていいよ

57丸三角死角:2014/03/20(木) 18:16:27
>>56
一応最初にかいたけど、ピチピチの大学生だよ。
見た目とかはジャスティンとの出会いの話の時に書くつもり!

58丸三角死角:2014/03/20(木) 18:54:58
ジャスティンの頭をよしよしって撫でたら彼、ハァハァってハスキングをし始めの。私も流石に引いたよー。それから「ボール投げてくれ、ご主人様!」って言ったから無視して絵を眺めた。やっぱり何だか懐かしいの。何て例えたらいいんだろう!なんか、小さい頃に使ってたブランケットの匂いを嗅ぐと心が温かくなる感じ!私、小声で「心がポカポカする」って呟いたの。そしたらジャスティンは「俺はシコシコする」って言った。私、いきなりのことで「!?」って感じで言葉にならなくって、慌てふためいたの。エジプトでこの人何するつもりなんだろうって思って目見開いて横見たら、何か噛んでた。そっちのシコシコするか!そっか!歯ごたえのする方か!いや、やっぱりそっちもこっちもないや!...私は自分を恥じたよ。それで、聞いたの。「何食べてるの?」って。そしたら彼は「わかんない」って言ったの。私ここでまた「!?」って感じで口の中の物を急いで吐かせたの。それで問い詰めたの!「これは何?」って。そしたら「さっき拾った」って言ったのね。もー私疲れちゃって、手に吐かせたものを彼の口に押し込んで絵に集中することにしたんだよ。

59丸三角死角:2014/03/20(木) 19:05:37
でもね、なんか遠くの方からずっと視線を感じるの。ジャスティンも気づいてた。だから私は横目で見てた。ジャスティンは視野が狭いから正面を向いて睨めつけてた。私はその時思ったね、あー、これがガン見ってやつかー!って。するとその人が私たちの方にゆっくり向かってくるの!二人してどうしよう、こわ〜い!って感じだよ。それで、私たちの正面で止まった。全身を黒い布で覆った、目の綺麗な女の人だったの。その人は「こんにちは」って言ってきた。若そうな声だったから、きっと20代前半だよ!だって20代後半にはない声の艶があったもん!

60丸三角死角:2014/03/20(木) 19:22:24
私は一瞬怪しげな顔をしてから、こんにちはって返事したの。ジャスティンはまだ睨み続けてる。そしてその女の人は言ったの。「この絵は特別よ」私はすぐに思ったのね。この人、この絵について何か知ってるかも!って。でも私基本疑り深い性格だし小さい頃から母親に知らない人の言うことは聞かないように言われてたし例えそれが優しそうな人でもダメって言われてたしその変はちゃんと理解して育ったいい子だったから、すぐには信用できなかった。でもその女の人の次の「ついてきたら秘密を教える」っていう釣り針にまんまと引っかかってしまったの、まるでブルーギルのように。

61丸三角死角:2014/03/20(木) 20:22:21
三人はある建物の前についたの。年季が入ってて一階しかない古ぼけた汚い建物だったんだ。素人目から見ても築1000年は経ってたよ。そして謎の女の人に導かれて、門をくぐったの。部屋の中ではいくつもの蝋燭が光を灯していて、電気はないのに暗くなかったの、まぁ変な黒色のカーテンみたいなので部屋を覆ってたから薄暗いくらいだったかな。で、女の人は律儀に紅茶まで出してくれたの。中東の味がしたよ。それからしばらくして、女の人が話した。
「女の人は私の名前はレイラシラフ。レイラが名前、シラフはお酒を飲んでいないってことよ。私は頭がおかしくてあなたたちをここに連れてきたんじゃない。ちゃんとした理由があるの。」
確かこのへんだったかな、ここでレイラがスカーフを脱いだの。そのレイラっていう人、すっごく綺麗だったの!いわゆる中東美人ってやつ !眉毛が真っ黒で、鼻筋が通ってて、頬が痩せてた。それで黒色の髪が青色の瞳をより一層際立たせるの!

62丸三角死角:2014/03/20(木) 20:36:03
レイラは立て続けに質問してきたの。「あの絵に興味があるみたいだけど?」とか「あの絵の良さがわかる?」とか。私はいっぱい質問されても一気に答えられないから、戸惑った。
「良さっていうかなんていうか...」
吹っ切れたようにレイラは言った。
「そう、じゃあ説明してあげる。絵には描いた者の魂が宿るっていうでしょ。でもあの絵はちょっと違うみたい。普通は人が絵を造るけど、これは絵が人を造っているの」
私は思ったよ。どういうことー?って。
「つまり、この絵はもともと人だったのよ。あなたへの想いが強かった故人。」
私は誰なんだろうって思ったんだけど、レイラがあまりにもペラペラ喋るから、とりあえず心にしまっておくことにしたの。

63丸三角死角:2014/03/20(木) 21:22:39
「何故あなたたちはあの場にいたの?」
私はすっかりこの人を信用していた。だから正直に話したの。
「数年前に見て、すごく不思議な絵だなって思って。帰ってからずっと、また見たくて。それに声が聞こえたし、呼ばれた気がしたの...」
レイラは二度頷いた。
「なるほどね、実はあなたと絵が最初に出会った時、心が繋がったの。だから安易にあなたの心に侵入することができた。声の正体はそれよ」
ここで私は聞いたの。「何でそんなこと分かるの?」って。そしたらレイラは笑顔を見せた。
「これでも私は占い師なのよ」
私はだからか〜!と思った。
「あの絵はあなたのことをずっと探していたの」とレイラが言った。
私は意味が分からなかった。だって私を探す必要が思い当たらなかったから。

64丸三角死角:2014/03/20(木) 21:38:42
あまりに理不尽だから、私怒ったの。もう激おこpunpun Punch-and-Judy丸。
「何故私のことを探すの?私が何か悪いことしたの!?確かに、スーパーマーケットで本読んでた時に立ち読みやめなさいって母親に怒られたから寝そべって読んだり、お箸やスプーンを使わずにご飯を食べてた時に摘み食いやめなさいって言われたから手を使わずに口だけで食べたり、悪いこといっぱいしたけどそれが原因なの?」
レイラは即答した。
「いいえ」
「じゃあ何で?...それに心に侵入できるなら簡単に私の居場所が分かるはずだよね?」
「ええ、居場所は分かる。でも絵に姿を変えてしまった今、直接会にいくことは不可能だった。」

65丸三角死角:2014/03/20(木) 21:51:47
レイラはさらに続けた。
「だから間接的に探しに行ったのよ。盗人に呪いをかけて、絵を盗ませ、人の手を渡り歩くことを決めた」
私は妙に納得したの。そして急に、今まで黙りこくっていたジャスティンが首をつっこんだ。
「そうですか、だからあの時は見つからなかったのか!」
中東人のレイラは中東の味がする紅茶を自分の中東にある家で、そっと口にした。
「そうね、博物館で窃盗されたといわれているものの中で、その物が望んで窃盗されることはそんなに珍しいことじゃないわ...でもそれじゃ、あなたを探し出すのはほぼ不可能、確率が低すぎる。絵も途中でそのことに気がついたのね。だから呪いを解いて自ら博物館に戻ってきたの」

66丸三角死角:2014/03/20(木) 22:00:45
そろそろ私は核心をつくことにしたの。大きな声で、はきはきと言った。
「ところであの絵の正体は一体誰なの!?」
レイラは三人の中心にあった机の上においてある本に右手を置き、目をつむった。そして言ったの。
「あなたの前世の赤ちゃんよ。精神がとても幼いように感じるわ、恐らくまだ胎児ね。恨んでるんじゃなくて、その子...あなたから産まれたくって仕方がなかったみたい」
へぇ、私の子供になりたいなんて見る目があるなぁ、と思って微笑んだ。でも同時に悲しみもこみ上げてきて、すぐに緩んだ顔の筋肉を引き締めたの。


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