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2022/10/30「最後のウィトゲンシュタイン」
1
:
おぐす
:2022/09/06(火) 13:31:02
日付を記さなかったので改めてスレッドを立てます。
日時 2022年10月30日(日)PM1:00〜5:00
場所 浪速区民第1会議室
内容 以下 最初のスレッドと同文です。
ウィトゲンシュタインは1949年11月に医師から前立腺の癌を告知されます。翌月にはウィーンに戻り
実家に滞在中、残っていた自らの手稿やノート類をすべて焼却しているので、それほど遠くない死期を
覚悟したと思われます。以後、死に至るまでの1年半を「確実性の問題」として論述されている考察に
費やしました。
人生の最後の限られた時間をウィトゲンシュタインがどのような哲学的問題と向き合っていたのか。
亡くなる数日前まで書かれたという「確実性の問題」の記述をたどりながら考えてみたいと思います。
2
:
ウラサキ
:2022/09/07(水) 10:31:27
おぐすさん、
既にご存じかも知れませんが、
ムーアの論文「外的世界の証明」の抄訳をUPしているサイトを見つけました。
もしよろしければ、御参考に。
ttps://yuiami.hatenablog.com/entry/20180611/1528710799(←頭にhを追加)
3
:
おぐす
:2022/09/07(水) 20:21:12
ウラサキさん、ありがとうございます。
ご指摘のサイトはムーアのテキストを渉猟している際に見たので承知しております。
ムーアが主張する要旨の伝わる部分だと思います。
ウィトゲンシュタインの評価は措いても、件んの言明が「確実性の問題」の考察の
契機であることは明らかなので、たとえ抄訳でも読んでおけてよかったです。
4
:
ウラサキ
:2022/10/26(水) 08:12:38
現在(全集版の邦訳が嵩張るので)英訳を通勤電車内で読んでいるのですが、
例によって、英文自体はそれほど難解ではないのですが、筆者の主旨が捕え辛く、
(更に本書では同じような主張の繰り返しにも辟易します)
最後まで読み通せるかどうか自信がありません(^^;)
おぐすさんが扱われるのは全体を通してなのでしょうか?
それとも特定の個所に絞って扱われる予定でしょうか?
予告頂ければ幸いです。
5
:
おぐす
:2022/10/26(水) 20:13:53
ウラサキさん
「確実性の問題」の邦訳版は全集だけなので、今回は直接お読みになる方も少ないと思っています。
ウィトゲンシュタインのテキストには往々に見られる形式ですが、ご指摘のように各節分ごとに読解を試みても
内容は自問自答の体裁が多く、必ずしも都度都度に筆者の確認が行われるわけでもなく、各設問の前後の関連も
必ずしも明確ではありません。ウラサキさんのご指摘のように主旨が捉えづらく、文章が平明にもかかわらず
読むに平易というものではありませんね。加えてテキストは遺稿を元に纏められたものなので、編集はもとより
作者自身の推敲や選択もなされていない草稿なので、同じテーマがいつも順接されて述べられていることもなく
異なるモチーフが生の状態でメモされていると考えた方がいいでしょう。
「確実性の問題」を全体を通して俯瞰的に語るということは困難でしょう。また特定の箇所だけを逐語的に解釈
しても、テキストの性質からあまり生産的だとも思われません。以上のことを踏まえて、当日は参加者の方々は
テキストの未読ということを前提にして、最後のウィトゲンシュタインがどのような課題に向き合っていたのか。
「確実性」をどのようなものとして捉え、何を考えようとしていたのか。思索の契機としてなぜムーアの論述を
選んだのかそのような場所から私の身の丈の設問を「確実性の問題」の幾つかの設文と絡ませながら提出しつつ、
皆さんの多様なご意見を伺うことができればと考えています。
参加者の皆さんはテキスト未読でかまいませんし、ウラサキさんのように英文テキストをお読みになっていても
結構です。私は発表者なので、身の丈で臨むといっても何の裏付けもないことばかりの内容では申し訳ないので、
邦訳のテキストに加えて、以下の論文、資料を参考文献として読んでいます。もちろん参加者はいつどのような
スタンスからでもご自由にご発言ください。
発表者の参照した文献
「ラスト・ライティングス」(ウィトゲンシュタイン)「ウィトゲンシュタイン」(マルコム)「外部世界はいかにして知られうるか」(ラッセル)「観念論の論駁」(ムーア)
「ラスト・ライティングス」以外のウィトゲンシュタインの著書は適宜参照。
6
:
おぐす
:2022/10/26(水) 20:28:56
ウラサキさんへ
参照文献としては上記のものに加えてムーアの「外的世界の証明」の抄訳(yuiamiさんのブログから)があります。
ご承知と存じますが、ラッセルの「外部世界はいかにして知られるか」は邦題が似ていますが別のテキストです。
7
:
ウラサキ
:2022/10/27(木) 06:03:30
おぐすさん、
告知有難うございます。
Moore: Proof of an External World は原文がウェブ上にありましたので読みました。
短い論文で、あまりに常識的(凡庸な)主張で、少々拍子抜けの印象です。
ウィトが反論したくなるのもむべなるかなと思いました。
発表楽しみにしております。
8
:
おぐす
:2022/10/27(木) 12:39:09
発表者の内容がほぼ与太話に終わっちゃう可能性もあるので、あらかじめご海容を願います。
参加者の方々の蘊蓄や造詣で補っていただければ幸甚です。
9
:
火雨
:2022/10/30(日) 12:11:23
あいにく今朝から発熱があり、とても参加したい内容だったのですが、今回はお休みさせてください。よろしくお願いします。
10
:
火雨
:2022/10/30(日) 12:20:44
>ウラサキさん
次回の予約の件は空室状況と私の予定の関係から2月に実施の方向だとありがたいです。
11
:
ウラサキ
:2022/10/30(日) 19:49:08
>火雨さん
御都合の良い日に、部屋を予約して下さい。
12
:
おぐす
:2022/11/01(火) 09:48:23
今回「確実性の問題」のモチーフを理解するためのおさらいとして「論考」と「探求」をもう一度読み返すことができたのは、個人的にはよかったかなという思いです。
ウィトゲンシュタインが何を確かめたいのか、何が言いたいのか、ということが、自分なりに、身の丈で、誤解かもしれないが、分かったような気分になっただけでもよい機会でした。
どうせ専門的な領域には届かないので、ウィトゲンシュタインは身の丈でもう少し読んでみようと思っています。
13
:
ウラサキ
:2022/11/01(火) 12:25:37
おぐすさん、
ウィトゲンシュタインは、読者が各自の読み方で楽しめるっていうところが人気の理由なのでしょうね。
一種の文学作品みたいなもので、どれが正解かってのは無いように思います。
今、オンラインで『論考』の読書会に参加していますが、邦訳は勿論のこと、英訳も翻訳者によって、解釈が分かれている所が多々あり、
少々呆れながらも、楽しんでおります。
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