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2022/6/12 ヘーゲル「法の哲学」と共同性の倫理

13おぐす:2022/05/07(土) 14:38:24
備忘録の体で「共同性」について以下、簡単に記しておきます。
「共同性」は社会学方面の論考ではふつうに馴染みのある用語。端的にいえば「共同性」とは或る共同体の構成員が何らかの価値を共有している関係のあり方。何らかの価値とは明確に言語化されていない「エートス」のような生活感情あるいは集合的無意識も含む。手元の社会学辞典(岩波版)によれば「共同性は社会学の最も中心的な焦点であり続けてきた」主題であり、デュルケムによれば共同体は「共同性の実現が期待される空間」としても言及されている。「共同性」に固有の意味内容はない。国家のような政治共同体はもちろん、現代では「キブツ」のような生活共同体、あるいは宗教的な共同体、芸術的な共同体、など多様な共同体が考えられるが、各々で共有される「共同性」は異なる。「共同性」の可能性はアーレントや見田宗介に代表される独自の考察もあるが、近年では「公共性」との関係も含めて、地域共同体の中で新たな「共同性」のあり方が考察、提言されている。


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