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スピノザ『エチカ』読書会

77ムラタ:2019/07/01(月) 22:29:54
おぐすさん

おぐすさんに指摘されるまで、僕はドストエフスキーをそんなふうにスピノザと結びつけて読んだことはありませんでしたが、思い返してみると、ドストエフスキーにも定型的なキリスト教を超えた、普遍的な宗教的感情が作品の中に表現されていたように思います。クリスチャンでもない日本人でもドストエフスキーを多数愛読するのは、そういったある特定の宗教を超えた普遍的感情が琴線に触れるというのが、その理由の一つなのかもしれません。
もっとも、僕はスピノザの文学的影響を学的に整理することには何の興味もなく、また力量として不可能でもあり、単純に読んで面白がっているだけですが。


蛇足ですが、去年の夏にラスコーリニコフが大地に接吻したサンクトペテルブルクのセンナヤ広場を訪れました。小説では感動的な場面として描かれていますが、実際目で見たそれは、どこにでもあるような平凡な駅前の広場という感じで、なんだか呆気なかったですが、それと同時に、この何の変哲もない平凡な広場があの偉大な作品につながっているということが、かえってどこか感動的でもありました。これは矛盾したことではないと思います。


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