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スピノザ『エチカ』読書会

363nobunag:2022/10/28(金) 02:09:56
久保共生様
>>360

すなわち、「生きているならば、幸福を感じることが出来る」という命題と、「生きているならば、(常に)幸福を感じる」という命題を混同していると思われます。
もし後者のような解釈をするのであれば、元の例文も「生きている限りにおいて(常に)幸福を感じる」としなければならないはずです。

>「生きている限りにおいて幸福と感じる事が出来る」という命題、即ち
「Aである限りにおいBである。」という命題が
A→Bとして示される、即ち前提①より
「生きている」という事が肯定されれば、必然的に「幸福である」という事も肯定される、即ち
生きている→幸福である
となるのは、「生きている限りにおいて(常に)幸福である。」という命題において可能です。
なぜなら前提①より
生きているという現象が肯定されれば、必然的に幸福であるという事も肯定されるからです。
(別の言い方をすると、幸福であるという意味は、生きているという主語の内に既に含まれている、と言ってもかまいません。)
しかし、「生きている限りにおいて幸福と感じる事が出来る」
即ち「Aである限りにおいてBである」という命題は
「Aである限りにおいて『常に』Bである。」とは言っていません。
従って、Aである限りにおいてBである。
という命題を
A→B
と誤った論理規則で表記してしまうのは
Aである限りにおいてBである。という命題を
Aである限りにおいて(常に)Bである。と過剰な読み込みをしてしまっているからだと推測されます。


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