したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

何度でもタイムリープ

15横山信幸:2016/11/19(土) 22:48:31
Pandoraさん、ありがとうございます。コメント本当にうれしく思います。

私が捉える「恋人K」が何を指すものなのかは、まったくおっしゃる通りに、「私たち次第」だと思います。
で、そうだとしたうえで、
①殺されたK、と、②これから私によって救い出されるK、とは何がちがうのだろうか、ということを考えてみます。
私がタイムリープ機によって救いにいくその時刻をt0とし、Kが殺される時刻をt1というとすると、①はt0からt1までの時間を私と共に過ごしたという経験があります。そして、それゆえ、①にはt0からt0の記憶がありますが、②にはその記憶がありません。
そこで、私が、すでに死んでしまった①のKだけをKだとし、②を救いにいっても仕方ないと考えるのであれば、それは、もしかすると、そのt0からt1を経験したという事実があるかないかの違いによるものかもしれません。

そこで、t0でKを救うときに、その記憶ごとt0のKに与えるとすることができれば、救う価値があるものになるかを考えてみます。Kは、t1で殺されるまでの経験を積みt1で殺された瞬間にその意識がt0へ飛んでいく、そして殺されるまでに記憶をもってt0
で目覚めた、ということになるような形でKを救いだすのです。それなら、私はKを救いだす価値をそこに見つけられるようになるかもしれません。しかし、そこまでしても、救われたKはしょせんコピーでしかなく、オリジナルが死んだ事実は消えないのだから、救いにいっても仕方ないと考えるかもしれません。
このときに、私がどう考えるかは、私がKなるものが何者であるかをどう捉えているとするか、その設定の仕方にかかっていると言えます。
ふつう、我々は恋人の同一性をどうやって確かめるかなんて、いちいち考えませんが、このような特殊な状態になれば、いちいちそれを自分で選んで取り決めないといけないことになるのだと思われます。
そして、この恣意的な、自分勝手に決めてしまえるような取り決めは、たまたま、日常では表面化していないから意識して問題化しなくてすんでるだけで、でも、実際には無意識のうちに自分で選んで自分で取り決めているはずだとも言えそうです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板